ところが、これまでのバイクはすべて中古車です。高価な車を新車で買って、安いバイクを中古で買うのは変なようですが、実はそれなりの理由があります。
車はどのように乗っても10年くらいはもつし、メーカー保証が長いです。リコールがあれば保証が切れた車でも無償で部品交換してくれます。たとえばシビックだと燃料ポンプでリコールがあり、これを交換済みの車両にはリアのウインドウに緑色の丸いシールを貼ってくれます。こうしたメーカーの保証を円滑に受けようと思えば、メーカー直系のデーラーで新車を購入すると連絡が確実です。
ところがバイクは新車で買おうが中古で買おうが、メーカーはそこまで面倒をみてくれません。いくら大切に乗っても5年か3-4万kmも乗れば、レストアしながら維持するようなことになります。
たとえば数十万円出して10年前の人気の旧車バイクを買ったとすれば、買った翌日からの修理代に、また数十万円かかるというものです。バイクの場合、フレームとその書類さえあれば、あとは部品供給の続く限りはお金次第で新車同様に乗ることも可能です。ただその金額というのは新車の車両価格をどんどん越えていきます。
このバイクの思い出は、学生時代の夏休みは「軽井沢プリンスホテル」でバイトしていたのですが、その時すかさず下仁田方面の林道を徘徊したことです。当時この方面の林道は砂利も大粒で、ところどころ4輪のタイヤがバーストするほどの鋭角の岩がごろごろあったのですが、このバイクはそこを低速トルクと大口径のフロントタイヤで快適に走り抜けました。あとはお馴染みの碓氷峠ですが、当時はレーサーレプリカ全盛期でNSR/KR/ガンマを上りを低速トルクだけで抜いて笑かしました。一度例外があって、4輪(ポルシェ)に上りで抜かれたことがありましたが、見ていた人によるとそれは73(ナナサン)のカレラという古くても有名な車種で、いたしかたないのだそうです。ちなみに碓氷峠の旧道の下りではスクーターに抜かれたこともありました。
その後に交換したのはタイヤとチェーンくらいで、2万km走った頃に受けた車検時には、特に必要でもないのに、ホーニングしてオーバーサイズピストンを入れました。このときの費用は、ホンダ杉並SFに車検代+10万円ちょっと払ったと思います。どこにボーリングに出したのかは知りませんが、期待以上に調子よく(キック一発で始動)なりました。
結局このバイクは散々遊んだあと次のバイクを買ったときをきっかけに人にあげてしまいました。
関連サイト: ホンダコレクション
このバイクでは最初で最後のツーリングでしたが、入社2年目のゴールデンウィークということで、たった5日間で四国を周る計画を立てました。実際はそんな短い期間で四国は周れないほど大きいということを当時は知らなかったので、かなり無謀な計画でした。結局四国は半分周っただけで帰ることになりましたが、それではちょっと悔しかったので、紀伊半島を周って帰ることにしました。ところが紀伊半島というのも実は大きくて、伊勢にたどり着いた時には夜の10時になっていました。とにかく入社2年目でしたので、翌朝9時に赤坂まで出社しなければなりません。けっこう焦りましたが、そこからどこをどうやって走ったかは記憶にありませんが、翌朝7時の目覚ましで喜多見のアパートでいつものように目覚めました。結局5日間で2千7百kmちょっとの距離を、高速と四国の山道という両極端な条件下で無事走れたというのは、このCBX550Fのバランスの良さによるもの以外のなにものでもありません。このとき はじめてのラブレター を土佐で貰いましたが、それだけ熱心に走りつづけても乗っている人間が疲れないように、大き目のカウルがついていたのだとおもいます。普段は邪魔なだけのカウルというかフェアリングですが。
CBX550Fが一般的に良いバイクであったとしても、その頃の興味は普通なところになく、その直後に知人のFZR400に第三京浜で置いてかれたことに腹を立て、パワーのある水冷の新しいバイクが欲しくなり、その購入のために、次の車検を受けずに手放してしまいました。今にして思えば実に残念。
関連サイト: ホンダコレクション with your CBX400/550
これはもう12年も乗ってしまいましたので、沖縄と離島を除く国内をすべて走りました。それだけ優れたバイクであるかといえば、そんなことはありません。実に手のかかった一台で、ノーマルですが購入価格の3倍かけて維持してきましたので、おかげで市販バイクの寿命には詳しくなりました。
など、ホンダと比較すると、ホンダが品質を提供するのに対して、カワサキは素材を提供しているようなものだとおもいます。
ですが、高回転に入ってもグイグイ車速を上げ、法定速度をずいぶん越えたあたりが一番安定するので、最初はたくさんのタブレター を貰いました。一見バンク角がが深そうに見えますが、サーキットでも起き上がりが重いので直線しか延びません。まぁ、直線では速いので一応購入の目的は果たせたとおもいます。
ダートも二度走りました。一度目は知床半島の知床大橋まで。ここでオンロードバイクを買って後悔した人は多いはずですが、ゆっくりなら行けるところまで行けますって。二度目は北九州の皿倉山に上りました。このときはさすがにエグゾーストパイプのガズケットを落としてしまい、残りのツーリングの間中、耕運機のような音を立てて走りました。
結局は、濃厚なラブレター を貰って心を入れ替えて以来は、ほとんどやせ我慢で乗っていただけですが。
だからといって、上記問題点以外は、たとえば今でも手を放して乗ってもまっすぐ走るので、車体が堅牢なことは確かです。オイルクーラもついてましたから、高速ばかり乗っていた割には長持ちしたほうだとも言えます。調子の良いときはほんと調子良かったですし、調子悪くてもまったく走れなくなるようなことはありませんでした。
これよりもっと悪いカムシャフトがかじってしまうGPZ900Rというのもありますが、そんなカワサキも一度手組みで整備したエンジンは別物のように仕上がりますから、長く乗れば二度楽しめていいでしょう。なにしろ整備した分だけ、確実に良くなるのでやり甲斐があります。カワサキすべてがこうではなく、例外的にZZR1100の類は、ホンダのようなエンジンの音がします。これには、ほんと驚きました。
そんなカワサキですが、そのユーザには、へんな特徴があります。ゴールデンウィークなどの雨の日に、日本の外れ(たとえば南九州)を走っているのはカワサキが多いです。ようするに、行ってくると決めた以上、本当に行ってきたという証拠になる記念写真を撮るためにだけ、雨の中をひたすら走るタイプが多いです。
関連サイト: GPZ400R World
一見250ccのレーサーレプリカと見間違えるほどコンパクトですが、実際走ると低回転から粘り、そしてあっさり1万回転まで回るので、やはり高性能なナナハンです。これで通勤してみましたが、渋滞路を走るには、ハンドルの切れ角がないのでちと辛い、今は寒いからいいようなもの、車に合わせて走っていると、あっというまにファンが回り出します。これじゃ夏は熱くて通勤できないでしょう。
買って一ヶ月経ったところで、やっとサスのセッティングが出ました。なんでまたそんなに掛かったかというと、この手のタイプは2名乗車を考えていないと言えるほどリアのスプリングが柔らかくて、特に良く伸びます。前に載っていたGPZ600Rがアンチダイブのついたタイプだったので余計にフロントが下がるのが気になります。いろいろ試したところ、結局このバイクは硬くても柔らかくても前後のバランスでそれなりに落ち着くのだということがわかり、フロントが底付きしない程度に一番柔らかくしてしばらく動きを見てから徐々にフロントから堅くしていき、それに合わせてフロントがとられないようにリアを堅くするという手順を踏みました。幸い新車ではないので、あたりの心配が要らないだけあって一度セッティングが出ると、けっこう今日日の寒暖の激しい中でもちょうどいい感じになりました。リアの伸びの押えが効いていると、アンチダイブなぞ要らんのだという結論に達しました。
次はエンジンなのですが、これはサービスマニュアルが手に入ってから、もうすこし暖かくなってからにしたいとおもいます。とりあえず今始動がいいのですが、同調がいまいちの気がします。一応しばらく止まっていたエンジンなので500kmでオイルを換えてみましたが、無駄でした。もう少しいろいろ(特に高速)走ってみないと良く分からんのと、車体が軽いのでトルクの出が良く分からない分、下手にいじると無駄なことをしてしまいそう。
年が明けて、サービスマニュアルが手に入ったので、詳細なところを見てみました。
名古屋の冬は寒くてバイクに乗れないため、市内の中古屋で車検込みの25万円で衝動買いしました。
これはポイント点火だったため、タイミングライトやポイントヤスリを買ってきて、自分で点火時期から調整しました。調整がうまくいくと元気に回るのでとても気に入りました。ポイント点火というのは、KAWASAKI Z400FXなんかもそうでしたね。あれと比べれば楽なもんです。
バイクと違い、気軽にスキーに行ったり、冬の北海道のスキー場めぐりができました。サスペンションがヘタってきたので、わざわざ杉並の「ホンダツインカム」まで行って(今は全国のプリモで無限を扱っている)、無限のストリートサスキットを組み込んで貰いました。これでかなりロールが押さえられるようになりました。
シビックを買ったので、しばらくして、このトゥディは人にあげてしまいました。
2000年に家族3人で東京ディズニーランドを往復したら、なんと25km/l(無給油で東京-名古屋を往復してしまった)も走ってしまいました。
首都高では、そこそこ渋滞していたし、東京とは名ばかりの千葉の埋め立て地まで出向いたのにもかかわらず、往復無給油というのはすばらしい。
車齢8年の車にしては、このときの道中も、エンジンだけは絶好調でした。
その頃までに換えたのは
レンタカーで150km走行を経験して、 一週間ほど選んだ(黄色です)あげく、新車を購入しました。
とにかく、内燃機関の玩具としては、一番完成度が高いんではないかな?キャンプ用品を満載して、リッターあたり、15kmは走ってしまうので。
カーナビ(テレビ、ステレオつき)やら、家族3人乗車やらで、個人的な趣味対象というよりも、生活の場そのもの(冷蔵庫もあるでよ)です。
これ一台だけが、オートマチックトランスミッションです。
後部座席でも音楽が聞けるようにと、PIONEER TS-F160を4つ取り付けました。
タイヤもハンドルも無いので、走りませんが、エンジンとオルタネータは車やバイクとかわりありません。
いわゆる安売りのポータブル発電機よりは、静かだし、流行のインバータではないので、重いですがノイズが少ないです。ノイズって、受信機にのるノイズの事だけれども、、
一応未使用の購入なので、かかりが良いし排気もクリーンなので、周囲に気兼ねなく使えます。どちらかというと、昔の4サイクル原付のアイドリング音に近いので、弾みのある音で和みます。
携行用の10Lタンクで24時間使えるくらい、けっこう燃費もいいみたい。
走行距離はありませんが、長く使いたいとおもう、お気に入りのエンジンです。