FT1000MPをしゃぶり尽くす by JH4RHF

おしらせ (2006/11/20)

IC756ProIIIの使用感が100% 満足というわけでもなく,WRTC2006の機材リストを見ているとまだまだMPがコンテストでは最善と言う気がして,とうとう2台目のMPを買ってしまいました.今回のは96年生で前の機械よりかなり古いようですが,中身は見る限り同じ物のようです.技術的にはだいたい話題が出尽くした感があるMPですが,これを機会にもう少しこのページを整備していく予定です.

 

おしらせ (2005/5/11)

他のページにも書きましたが、我が愛しきMPがGJ行きの飛行機の中で粉砕されてしまいました。修理の見積もりを取ったら部品代だけで1600EURとのことなので修理を断念、友人の石垣島のコンテストシャックでの部品取り基板としての余生を送ることになりました。

ということなのでもともと記事の追加の少なかったこのページですが、今後の追加はほぼ行われないと思います。

代替機として最近流行のIC7560PROIIIを購入することにしました。新しいタイプの無線機なので楽しみです。気が向けばProIIIのページを作るかもしれません。

はじめに

早いものでFT1000MPが発売されてから5年以上が経ちました。シリーズはMark V, Mark V Fieldと寿下無寿下無のような(???)発展をとげ、FT1000MPはコンテスト業界では標準機になってきました。

第一印象があまりぱっとしなかったので私は当初MPを買わなかったのですが、何か買いたい衝動に勝てず、2001年にMP(無印)を買ってしまいました。 インターネットでいろいろ調べてみると、改造情報が沢山流通していました。それ以来、DXにコンテストに使いやすい機械にするべく順次試しています。

ところが日本語のページでMPの改造情報、技術情報を掲載したWebがどうもなさそうです。という訳で自分で試した、集めた情報をここに順次まとめてみよう と思います。

FT1000MPのハードコアユーザーの参考に少しでもなれば幸いです。

 

お断り

ここでは 1)自分で試した情報, 2)友人知人から得た情報, 3)日本国外のWebサイトから集めてきた情報をまとめてあります。それぞれは出展を明らかにします。

また私が試した情報は2000年製造(製造番号 0H58***)のUK仕向けFT1000MP(無印:CEマークつき、技適番号なし)で確認したものです。他の時期に製造されたもの、他国仕向けのもの、Mark V, Mark V Fieldでの再現性は保証しません。

また改造情報については動作確認してあってもあなたの行う改造に対して動作を保証するものではありませんので念のため。改造は自己責任でお願いします。

 

尚、八重洲無線(バーテックススタンダード)やその社員、元社員の方々には過去色々とお世話になりましたが、このページは決して”太鼓もち” のためのページではありません。個人の独断と偏見で体験したまま感じたままを書いています。当然内容について八重洲無線(バーテックススタンダード) は関知してません。(多分)

 

目次 (予定: ぼちぼちやります)

 

ゼネカバ送信改造: メニューだけで

→よく知られていることですが、FASTとLOCKを押した状態で電源を入れるとシステムメニューが設定できる状態で立ち上がります。 通常と同じようにFASTとENTを押すとメニューモードに入るとシステムメニュー(Menu 9-*)が追加されています。Menu 9-9が仕向け先(送受信周波数設定)の設定です。これをGENにすればゼネカバ送受信可能になります。(私のは最初からそうなってました)

 

Inrad

   Front End Mod: 1st IFにアンプを入れて2nd IFアンプのゲインを下げヒスノイズを減少させる

>   Front End Modのおまけ:CWモードでのAFフィルタ改造

→それよりはInradのルーフィングフィルタを追加して2信号特性をよくしよう。  詳細はこちら の2005/1/15の記事参照

  

  AGC改造:Fast時の時定数を遅くする

  

  キークリック除去

 

 

IFフィルタ:Xtalかコリンズメカフィルか

 

NB改造: NB off時にゲートアンプをoffにしてIMD特性をよくする

   →W8JIのページに記述があります。

       MkVの改造方法が出ていますが、MP(無印)とMkVの回路を比較して みるととまったく同じでした。W8JIの方法がそのまま使えます。

 

Keyジャック改造: 後面パネルのジャックをストレートキー (コンピュータキーイング)専用にする

 

リモートキーパッドFH-1もどき: どうせだから内蔵メッセージキーヤーも使おう 

 

AFゲイン: Heilヘッドセットだと音量が足らないと感じる方に

 

バンド情報デコード:他社製自動切換のBPFやトランジスタアンプを繋ぐ方に

FT1000MPにIC2KLを繋ぐ

FT1000MPにJRL2000Fを繋ぐ (書きかけ)

 

 

ちょっといい話

   つまみを入れ替える: RFゲインと送信出力

 

 

FT1000MPの謎

  謎のスペース

   謎のジャック