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なんと、この箱とともに20年使用中(2013年現在)です。エッジも2回張り替えました!!
目次
  1. 東急ハンズで切ってもらった18mm厚のMDF
  2. ポートの作成
  3. 張り合わせる
  4. 補強を入れる
  5. 吸音材、ターミナルなど
  6. ユニットの配線
  7. 試聴

標準のバスレフの箱に入れる


 よくあるセンタースピーカのデザインではなく、FOSTEXのカタログにある標準エンクロージャにしました。理由は、このような高価なユニットを使った経験がなく、参考になる製作例も見当たらなかったからです。素性がわかればオリジナルのデザインも考えるのですが、なにせ高価(FF225Kの3.5倍)なユニットなので、無駄にはできません。
  1. 東急ハンズで切ってもらった18mm厚のMDF



    18mmだと、これまでの余材が使いまわせるので良いとおもったのだけれども、バッフルは21mmにすれば良かったと、ちと後悔。
    板材と加工費込みで、4千800円程度で収まり、加工精度も高い(1mm狂わない)ので「東急ハンズ」様様です。
  2. ポートの作成



    余材で8cm角のポートを、バッフルを合わせて12cm。f0のちょっと上の45Hzくらいか?
  3. 張り合わせる



    木ネジを使わず、木工ボンドのみで張り合わせる。
    加工精度が高いので、重石(自分で抑える、乗る)をかけながら微調整していくと、ぴたり収まる。
  4. 補強を入れる



    加工の余材を使って、バッフルを背板と繋いだり、レゾネータを入れたりする。
    かなり内容積が減って、重さが増した。ユニットだけでも6kg強あるので、15kgくらいになった。
  5. 吸音材、ターミナルなど



    レゾネータ等の構造物を作ったおかげで、吸音材の詰め込みは簡単。
    我ながら、うまくできたと思う。
  6. ユニットの配線



    ハンダ付けでなく、バネ式で繋ぐ。錆びなど先々不安。
    ユニットの背面はこれが見納め。めったに使えるユニットではないのでしのびない。
  7. 試聴



    このユニットは、スタジオモニターのような音がする。
    音楽的には、特性がとても広範囲にフラットなので、文句無しの筈であるが、もともとの録音が映画館のデッドな音響を前提としているので、我が家の今では、こもって聴こえるのだ。
    AVアンプはTHXのモードがあるので、それを入れると、こもりが消えて良くなるのだが、このTHXモードの時は、「深夜=ミッドナイト」モードが使えないので、平日夜中に映画を見るときには使えない。
    テレビの前に置くのにはカッコウが悪いが、さすがに一発のユニットなので、口元から声が出るような、すばらしい定位である。


ためしに普通のステレオに繋いだら、「こういうのもありましたね」という、聴きやすい、管球アンプのような柔らかい音がして驚いた。これを聞いて驚く人は多いとおもう。多くの人は、センターキャップにメタルを使ったフルレンジは、硬くて煩いものだと思っている筈である。わたしも一般にはそう考えているが、このF220Aは違った。これだけ違っても値段が高いから一般化するわけにもいかないのだが。
あえて欠点をあげれば、中低域がもたつく。これを好む向きもあるし、この厚みが好きな人も多いだろう。F120Aを組み立ててみないと即断しかねるが、このF220Aの後継機種である、F200Aは、この点が改善されて完璧なのかもしれない。宝くじでも当たったら(ユニットだけでも7-8万円なり、LE8T並)、ぜひ試してみたい。

F120Aはどうか?


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平成13年11月29日 に作ったきり、、