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「Ｃ」のインジゲータが「ぽつん」とひとつ点灯するのみ

「アカデミー賞外国映画部門」ほか、さまざまな賞をもらい、その音楽がテレビドラマなどの効果で使われることしばしばの、この映画、音声はモノラルである。
つまり、DVDだからといって、5.1ch＝６個の独立したアンプとスピーカを設置したところで、実際に音が出ているのは、センタースピーカ１個だけである。
だからといって、この映画の音声・音楽の評価が低いなどということは無い。
それどころか、この映画は音楽で評価されているので、十分に楽しもうと思えば、センタースピーカにこそ心血注ぐべきなのである。

何を間違えて、どう解決したのか？

「センタースピーカは、セリフのためにある」と考えたのが間違いで、「センタースピーカがすべて」だというのが正解。
メーカ製品を真似て、ツイータ２個、ウーファ２個で、セリフを押し出すのを作ったが、これだと、「ニューシネマパラダイス」を聴いたときに、音が雑（やまかしい）すぎる。
そこで、２２ｃｍフルレンジの、FOSTEX F220Aを一個使った、大きめのスピーカにした。
これ一個で、我が家の居間の場合、十分映画館（ウエスタンエレクトリック調？）の音に聴こえるのである。

「ニューシネマパラダイス」以外はどうなのか？

「センタースピーカは、セリフのためにある」と考えるのが正解。
メーカ製品を真似て作った、これのほうが、セリフが聞き取りやすい。

優先度をつけるならば？

「センター」「フロントエフェクト」「リアエフェクト」「ＬＥＦ」の順。
DVDでも新作（97年以降のハリウッド映画）を除けば、ドルビープロロジックが多い。VHSテープのソフトも捨てがたいし、ステレオ放送の映画もドルビープロロジックのものがある。
ドルビープロロジックは、ドルビーデジタルのように、リアの帯域が広くないが、あまり高い音や低い音は、２つの耳からは方位が定まらないので、リアに立派なスピーカを持ってきても、、、映画の本質にかかわる違いは見受けられない。
また、オーディオ用のスピーカをフロントエフェクトに使えば、低域は十分カバーされる。

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