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50BM8シングルアンプ(完成後編)


安全策としてケース上部につけていたラグ配線を、ケース下部に移して、トランスをまともなものに換えました。
これで、安心して音楽を聴くことができます。
小さいケースに押し込めたので、ハムが落としきれていませんが、
  1. テレビ用の偏向管一本から出ている音とは思えない
  2. コアボリュームのない出力トランスから出ているとは思えない
まともな音がするので、びっくりしました。

  1. <ラグ配線を下に移す>
  2. 50BM8
    配線としては、悪い見本かも知れませんが、何度もスパークを見るのは「たまらん」ので、思い切って長くしました。

  3. <鬼門だったB電源まわり>
  4. 50BM8
    上3つは使えなかったトランスです。右から、

    1. 容量は十分だったけれど1次/2次の絶縁がないため怖い
    2. 30mAくらいしか謔黷Hい(並四も無理)
      1-2球のラジオ向けだとおもいます。これは1次側が15分ほどで燃えました。ヒータの巻き線もあったので、非常にもったいないことをしました。
    3. 100V絶縁用のトランス
      50VAなので足りるかとおもいましたが、これも15分ほどで煙を吐きました。

    でした
    つまり、5球スーパー用のトランス(60mA程度)でも危ういということがわかりました。
    ちょっと考えると分かる(バレるともいう)んですが、この間、125V-270Vくらいのプレート電圧で音を聞いているのですが、適正は170Vあたりと見ました。たまげたのは125Vでもしっかりした音が出てました。
    ということは、6SN7あたりに無理やりトランスつけても、けっこう聴けるかも!

    50BM8
    1次側にヒューズを入れていたんですが、ヒータは100Vそのままを整流しているんで、そのチャージとあわせて、上記のB電源の電流選択の最中、これだけヒューズを飛ばしました。私が頭を使う代りを務めてもらったみたいで、申し訳ないです。

    50BM8
    推定で80mA前後流れるわけで、トランスの放熱用(普通でもトランスは100℃になるもの)の穴をケースに開けました。

  5. <出来上がり>
  6. 50BM8
    これで、緊張せずに聴ける状態になったので、あらためていろいろ聴いてみました。

    50BM8
    さすがに50Vのヒーターは、ぱっちりと明るくなりますね。パイロットランプなんか要らなかった

    50BM8
    照明の代りにもなりますね。




瘧1ハム音がありますが、3極/5極の複合管1本から出る音とは思えないくらい、しっかりしたまとまりのある音がします。
さすがに低域はさっぱりですが、高いほうは、すっと伸びていて、なかなか良いです。
EKジャパンのキットで、6BM8のTU-870というのが人気なので、「ほんまかいな」とおもい、それより安くあげるつもりで、50BM8を使ってみたのですが、本当に悪くない音が出てきました。
最初は、「パソコンのスピーカで使えりゃいい」くらいで始めたんですが、それにはちょっともったいないです。
こうやって)分でケースから作ってみると、EKジャパンのキットの
  1. 電源トランスを奢っていること
  2. 電源トランスの放熱を考えていること
  3. 2球の間を離していること

など、)分の8敗がすべてうまくまとめられていることがわかり、「キット買っときゃ良かった」とおもいました。
でも、臭かった(わかる?)苦労もあったし、廃材(中古のコンデンサ等)も利用できたし、廃材(トランス)も出たので、けっこう楽しめた2ヶ月でした。

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平成14年2月12日 de jp3exe ex je2egz, no limit.