近頃我が家で流行るもの (仮題)


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2007/9/13

無線関係とはあまり関係ないのですが、新規のハードウエア購入ということで。

納車は約1月前、今ではもう少し汚れております。

 

別にアウトドアが好きなわけでもないんですが、最近の流行に流されて4WDなんか買ってしまいました。

せっかくだから移動運用にでも行くかなーー

でももう肌寒い季節になってしまった。

 

さて当地では車の登録(ナンバープレート取得)は保険屋さんの仕事です。車屋さんに保険屋さんが常駐している場合には起こらないのですが、別々の場合には、保険屋さんが登録手続きをしてナンバープレートを配達してくれて、それを車屋さんに届けて取り付けてもらうため、こんなふうに

日本であまりお目にかかれない、単体のナンバープレートを目にすることがあるわけです。

このナンバープレートを1時間掛けて車屋まで電車で配達、取り付けてもらってめでたく車を受け取ることができたのでした。

 

2007/8/28

無線関係のブログを見ていて、JA3UB三好さんの訃報を目にしました。

一番最近三好さんにお会いしたのはVU7RGでした。以前に比べて明らかに患っておられる、やつれたご様子でした。準備や旅程の苦労を飄々とした調子でお話でしたが、そこまでたどり着くまでには想像に難いほどの苦難のあったことでしょう。

 

私は大阪に長い間(といっても13年ほど)暮らしていましたが、不思議なことに三好さんとの直接の関わりはありませんでした。勿論超有名人ですし、友人知人に三好さんと一緒にプロジェクトを進めている方も多くいたので、三好さんの話はいろんなところから聞いていました。その影響ですごく身近な存在のような気がしていましたが、大阪在住の間にお会いしたことはなかったように記憶しています。

三好さんが89年末にXV2Aで運用されたときにJH3DPB田中さんに参加を誘われました。結局諸般の都合でお断りしたのですが、あとから考えれば都合をつけて参加しておけばよかったのですが、三好さんとご一緒する機会を逃してしまいました。大阪在住の間はちょうど関西でのDXミーティングなどが下火になった頃でその後お目にかかる機会もありませんでした。

初めて実際にお目にかかったのは数年前、フリッドリッヒスハーフェンでした。JA3USA島本さんとともに大阪で開催するDXコンベンションの宣伝もかねて来欧されいているときでしが。初対面だったと思うのですが、長年存じ上げていることと、三好さんの気さくなお人柄で、ざっくばらんにずいぶんと楽しく話をさせていただきました。

 

VU7の際は行き帰りに滞在したCochinのホテルで何度かお食事をご一緒させていただきました。VU7で滞在した島も違いましたし、体調が優れないせいか公式行事にはあまり顔を出されませんでしたが、Cochinのホテルのロビーでうろちょろしていると、"飯でも一緒にくわへんか"と誘ってくださりご一緒する機会がありました。お人柄なのか、また仕事柄というのもあるかもしれませんが、軽やかな口調のお話はいつも楽しませていただきました。昔の裏話などずいぶんと考えさせられる話も伺いました。

体調のことも伺っていたのでいつかこのような日が来るとは理解していましたが、こんなに早くになるとは思いませんでした。

 

ご冥福をお祈りします。

 

下の写真はVU7へ行く船の食堂で。左お二人が三好御夫妻です。ちょっといたずらっ子のような表情をされている三好さんがかわいらしくも見えます。

 

2007/8/23

面白いものをMLでみました。

http://www.nitehawk.com/w3sz/mouse-ft1000.htm

MkVの中にねずみが住み着いて中の結線を切ってしまったそうです。

200W機のMkVは大きなヒートシンクを外に出すためにケースに切り欠きがあるのですがケースとヒートシンクの間がきっちり閉まってないためにその隙間からねずみが入り込んだそうです。ご使用の方はお気をつけください。

そういえば大昔、使っているTS-520の中にゴキブリが住み着いて、メーターのところ(だったかな?)から見えたときはぞっとしました。真空管の機械はファンのために隙間があり、またヒーターの熱のため暖かいのでいい住処になったようでした。

 

2007/7/29

WRTC2006のメーリングリストでは次回WRTCのルール素案が公開され議論となっています。

それによると

  • 次回WRTCは2009年ではなく2010年にロシアで開催。

4年毎ではオリンピックやワールドカップなど主要な世界大会とかち合う可能性があるため次回は3年後の2009年としてはどうかという議論がありましたが、主催者側の都合か結局4年後の開催になりました。

また各地域ごとの出場チーム数も公開、全部で50チーム、JAからは1チーム。VK/ZLから1チームに対して日本から1チームは少なすぎるような気もしますが、昨今のDXコンテストでのアクティビティ低下、またJAコンテスタの参加に対する関心の低さからすると1チームでもしょうがないかなという気がします。

チームの選考基準やルールについてはまだまだ確定していませんが、チームリーダーは応募する地域に国籍(正確にはpermanent address)があり、なおかつその地域でのコンテストの成績を選考のデータとして提出することになっており、国外からのみコンテスト参加している場合には応募できないことになりそうです。この点はまだまだ議論を呼びそうです。

 

2007/7/25

購入希望をこめて、IC7000のページK3のページを作りました。K3の方はまだカラですが、IC7000の方はML等から収集した情報が簡単に並べてあります。そのうちきちんと整備します。
IC7000の購入はかなり真剣に考えています。(だって706売ってしまったから) 前回ProIIIを買ったお店に値段を聞いたのですが、結構安くて飛びつきそうでした。どうやって運ぶかが問題だな。
K3の方は最初の出荷が終わって評判をみてから、或いはそれを受けた修正が終わってからにしようかなと思います。
仕方がないことですが、日本での価格設定はかなり高いですね。USAの値段だったらまあ買おうかなと思うところですが、日本の値段だと高級機の部類に近くかなり迷ってしまいます。

 

InradがIC756ProIIのルーフィングフィルタの販売を始めたそうです。またProIII向けももうすぐ始まるそうです。ただし表面実装の部品の除去、パターンのカット、シールドボックスの変更などとかなり大幅な改造になるようです。また基板上での改造になるためProIIとProIIIでは別の商品になるようです。値段は200USDほど。
これはかなり勇気が必要そうですね。もとには戻せなさそうだし、再現性も難しいでしょう。これするんだったらK3に完全乗り換えするかなあ。

 

2007/6/24

今月は前半分チェルノブイリに出張に行ってきました。ここに書くべきことでもないんですが、せっかくなので写真貼っておきます。

 

20年以上も前の話なので街はすっかり廃墟です。

 

 

2007/5/25

DXFC.org

DXCCも増えなくなってくると今度は自分がDXの側に廻りたくなるもの。いろんなところから海外運用するようになってくると今度は何カントリー行ったか数えてみたくなるもの。ということで誰でも同じことを考えるようです。私も実はまったくおんなじことを5年位前から考えていました。だめですね、だらだらしてたら。

このサイト、基本的にはDXCCカントリーのうち幾つ訪れたことがあるかを競うものです。サイトが新しくなってからは運用したカントリー数も入れられるようになりました。

DXFCのトップは176(W6ZH)100カントリー超えないとTop10 にも入れない熾烈な競争です。

DXFC-QRVの方はまだ始まって間もないため申告数が少なく、私でも8位入賞(!!?)

 

新しい携帯

新しい無線機(!)について。

恐らく5年位前に携帯を買ったことをここに書きました。それいらいずっとあの機種を使っていたのですが、最近ようやく新しいのを入手しました。といっても現在の勤務先に渡されたもの。私用でも使えるように番号が2つあります。

Nokia6233。この5年間で進歩したものです。

3バンドGSMなのでアメリカでも使えると思います。(前のは2バンドだったのでだめだった) WCDMAもつかえるので日本でも使えるかもしれません。(SonyのK800は使えたらしい)デジカメは2Mpix、動画も撮れる。MP3も勿論OK。Webアクセスも可能。

最近出張に行って便利だったのが、Thinkpadと赤外線でつながるのですが、Thinkpadから携帯をModemとしてインターネット接続が可能なことです。恐らく電話代はかかるでしょうが、POP3でメール落とすくらいだったらそれほど時間もかからないので便利です。インターネットはみなくていいけど、メールくらいはね。液晶もきれいだし、使わないけどFMラジオはついてるし、これで無料だもんねえ。因みにうちの職場ではつい最近この機種になったようで、以前から携帯を持っている同僚(上司?)からはうらやましがられています。

内臓のゲームにSudokuがあり暇つぶしにはもってこいです。

 

2007/5/20

IC7700

デイトンで発表されたそうで巷では話題沸騰です。IC7800からサブレシーバを抜いたような構成らしく予想価格$6kとのこと。サブレシーバやDual Watchが付いてないことに対する不満がかなりありそうです。60-70万円の無線機でスプリットでもう一方の周波数がぜんぜん聞こえないってえのもなあ。リーフレットによるとコンテスト用無線機を目指しているそうですが、この業界そんなにマーケットあったっけ? FTDX9000CONTESTの対抗機種との評価もあるようですが、あちらはアップグレード可能、どちらかというとカスタマイズのベース機種と私は考えています。IC7700はかなり微妙なマーケティングのような気がするのは私だけ?

 

VU7RGプレゼンテーション

19日(土曜日)はOEのハムフェア(?)がLaaというところであり、VU7RGのプレゼンテーションのためOE9AMJ Arnoと参加してきました。直前に適当に作ったパワーポイントファイルは後日どこかで閲覧可能にしたいと思います。

 

DL3MBG Chiristianも来ており、出来立てほやほやBS7Hの写真を紹介していました。これを見るためだけにも行った甲斐はあったかも。Webでも紹介されていますが、かなり厳しい環境での運用であったのが分かります。

写真はコンパクトカメラで撮ってもらったのですが会場が暗くて色調補正してもこの程度でした。

 

2007/5/10

PCについて

最近日に日にPC(昨年買ったThinkPad)が遅くなっていくような気がするので、動作状況を調べて手当てをしてみました。以下は備忘録。

 

- タスクマネージャでアイドル時(アプリケーションが走っていないとき)のプロセス数が約80、空き物理メモリーが512MB中80MB程度。これは何とかせねば。

- 購入時にNorton Anti Virusが入っていたのだがライセンス切れ、Nortonが異様に重いのが分かっていたのでAOLの無料のアンチウイルスに乗り換えた。コントロールパネルでNorton Anti Virusを削除したつもりだったが、関連のプロセスがまだ動いている模様。これらを削除することにする。

- ところがライセンスは切れたものの、Norton Firewallは使っているのでどのプロセスを殺すかという切り分けがちょっと微妙。

- ついでに不要なアプリケーションをオートスタートしないことにする。スタート→プログラム→スタートアップだけでは全部を網羅できないので微妙。オンラインソフトCCleanerを使用。Google関係の不要なソフト、AdobeのPhoto Albumあたりの自動起動を無効にする。

- コントロールパネル→サービスでNorton Anti Virus関係のサービスを無効にする。

- ついでにたまっていたTemporary Internet File(1万くらいあった)を削除。Tempディレクトリも掃除。

- 気が付いたらVirusソフト(AOLの方)のログが300MB 以上あったのでこっちも全て削除。

- Skypeも結構メモリを使っているのでとりあえず使わないときは終了。勿論、MSメッセンジャーははなっから自動起動停止。

- 普段使わない自動起動を停止したところで右下のアイコンの数がかなり減った。(Foldが必要なし) まだプロセスは70くらいあるけれど、アプリケーションが起動していない状況でExplorerの無駄遣いを含めて150MB 位はあいているのでとりあえずよしとする。ページスワップはかなり減った実感。使ってないものをがさがさ止めると200MB くらいは空く。

- ほんとはFirewallもノートンを止めるともう少し軽くなるんだろうけどなあ。これはそのうち。

 

5/11 追記

ノートンアンチウイルス関係のファイルのうちRtvscan.exeを止めるとAOLのウイルスシールドの動作が極めて遅くなることが判明。これはなぜなのか不思議。でもRtvscan.exeを動かしておかないと使い物にならないくらい遅くなる。このファイルはノートンのためのリアルタイムウイルススキャンのためのプロセスだが、ActiveVirus Shieldの方でも実はこっそり使っているのかな??

 

2007/5/5

QSLカードについて

DX運用のあと、QSLカードを何枚刷るかは結構悩ましい問題です。過不足ない枚数にしたいところですが何枚にすればいいのか推定が難しいところです。不足すると困るし、たくさん余っても置き場に困るし… 今までの経験を元にどのくらい刷ればいいか考えて見ます。

 

QSLの発行のスタイルで必要とする枚数が変わってきます。

請求のいかんにかかわらず全QSOに対してこっちから送る場合。この場合はQSO数+1-2割増程度で十分です。実際には印刷数の区切りがありますからそれに合わせて多いほうに丸めた枚数で十分でしょう。1枚のQSLに複数のQSOが印刷できる場合にはQSL印刷ソフト等であらかじめ必要な枚数を調べておくといいでしょう。運用によってQSO数と局数の割合がかなり変わってきます。1-2割の余裕は失敗したときのため、友人への名刺代わり、ダイレクトの2重請求などのためです。

まあこのスタイルの枚数推定はそれほど難しくはありません。

 

問題は請求があったときに返信する場合、どのくらい請求が来るかということです。これは不思議なことにどんな場合でも多くてほぼ半数です。これはBURO分も含めた数でどのくらい珍しいところからの運用でもです。最近の例だと、VU4での運用が約1年前、SASEの請求もほぼ落ち着き、JA,Wを含めてBUROでのQSLもかなり届くようになってきました。現在までにQSL発行済みがQSO数で1000ちょっと、総QSOが3000ですからBURO分がこれから届いても半分の1500までは行かないでしょう。VU4でもこの程度の請求率です。

その前の7P8も同様です。QSLの請求はBURO分も含めてほぼ終わった状態です。この場合はちょっと複雑なのでJA分だけ集計してみましたが、約300QSOに対して請求が150ほど、大体半分です。運用しているときには80なんかの運用がいろんなblogで話題になっていましたが、それらの著者でも請求されない方がかなり多いです。

従って印刷する枚数はQSO数の半分、あとは注文時の区切りの枚数に丸めれば1-2割の余裕はあると思います。そんなに大規模な運用でなければ1000枚印刷すれば十分足りると思います。

 

海外運用も数を重ねてくると余ったQSLの枚数がかなりの量になって保存に困ります。といって捨てるわけにも行かないわけで。慎重に計算してください。

因みにVU4の時は1000枚しか印刷していません。足りなくなったら他の余ったQSLを台紙に印刷するので請求はお早めに。VU4のは大体残らずに使い切りそうです。

 

移動用に持っていたIC706MkIIを昨年売っぱらってIC7000を買おうかなと考えていたわけですが、ElecraftからK3なる機械が発表されてかなり興味を惹かれています。

大きさ重さがほぼIC7000の倍、といっても4キロ弱で25cmx25cmx10cm、お手軽海外運用にも十分使えるわけで。受信段は8MHz→15kHz DSPの構成。この大きさでメインと同一のサブレシーバーが内臓可能だそうでProIIIからバンドスコープをはずしてサブレシーバーを入れたような構成になります。値段もIC7000の約倍、100W機で約2000ドル+サブレシーバーが400ドル程度って感じです。どっちにしてもIC7000をすぐに買うわけではないので(ヨーロッパの値段ではさすがに買えないので、日本かアメリカに行く機会があったらそのとき買おうかと思っていた)K3が発売されて評価が出るまで様子を見てみようと思います。

パネルのデザインはTS570みたいな感じですね。

 

2007/4/15

先ほど久々にVU7RGの公式Webを見に行ったらQSLのデザインが公開されていました。

http://www.dx-pedition.de/lakshadweep2007/qsl/qsltype.html

なかなか豪華な 3つ折、しかも両面カラー写真のQSLです。(詳細は上のWebでご覧ください)

ビューロ分も普通のカラー写真QSLです。表の写真は3つ折と同じ。

ところでVU7RGとVU7MYが同じQSLなのですが、データ欄にもコールサインをチェックする欄がないのですがいいのかな? データはタックシールに打ち出すんでしょうがちゃんと区別が付くようにしておかないとIOTA関係者には気の毒です。別々のカードにすればよかったのに。
それからデータ欄が小さいのが気になります。コンピュータ打ち出しでも4-5QSO分?の幅しかないように思われます。10-20QSOしているBig Gunがざらにいるのでデータ欄はもっと大きくてもよかったんじゃないかなあ。3つ折カード3-4枚封筒に入れたのでは郵送料が高くつきそう。

などと余計なお世話なことを思ったりしました。いつから発行が始まるんだろう?

 

2007/3/3

あっという間に2月も終わってしまいました。仕事とCQの原稿書きに追われていました。3/19発売のCQ誌4月号にVU7RGの詳細が掲載される予定です。

時期を逸してしまったので旧聞の感がありますが、ドネーションをしていただいた方に終了直後に送ったQSLのサンプルが届きましたので紹介しておきます。

当初の予定では現地から投函することになっていたと思うのですが、DX関係のMLの投稿からすると諸般の事情でインド本土(Kochi)に戻ってからとかフランクフルトから投函されたりもしているようです。恐らく数が多くて全て処理し切れなかったのだと思います。

Kochiに戻ってきたPA2RがQSL今から書かないといけないなどと言っていました。フランクフルトからの投函ということはインド滞在中にも片付かなくてDL4KQが自宅に戻ってからもQSLを書いていたということかも知れません。

 

とはいえ、受け取る側にとってはどちらがよかったのかはわかりません。フランクフルトからだと航空便で1-2週間もあれば届くはずですが、インドからだとそうは行きません。実は自分宛に現地(Agatti)で絵葉書を出したのですが手元に届くまでに1月かかりました。また帰りの飛行機での超過料金を避けるべく小包で送った荷物も1月かかってようやくウイーンの税関まで届きました。(まだ通関できてません)

 

2007/2/5

今回はmicroKeyerについて書きます。

今回も結論から先に書きますと、誰かがくれるのならともかく、自分で買っては使わないだろうなあというところ。このデバイス300ドル近くします。今までちまちまと自分なりに環境整備してきたので特に必要性を感じません。確かにすべての接続がUSB1つでできるメリットはありますが、USBに不足がなければ、また他の方法でCOMポートLPTポートが確保できれば必要性まではありません。一方でドライバがかなりでかく(約30MB)原因は不明ですが不安定なところがあります。こういった場合に1つずつがシンプルなほうが対策がとりやすいものです。

さて気が付いた点は

  • 1台のPCでドライバが古い(ver.1.9)と28WPM を超えたあたりからCWの符号が乱れる。v.4.0を入れたところ正常になった。他のPCではv.1.9でも正常に動作したものもある。

  • 突然CWキーイングをしなくなったことが何度か。ドライバを停止、再起動したら動いた。あるいはPCを再起動すれば動いた場合も。RFの回り込みではないかという説もあるが原因は不明。対策するにしても太い多芯ケーブルなので大変。

  • RTTYキーイングがとまったことも何度か。CWと同様立ち上げなおしで動き始める。(これはこれでいらいらしていやなんですが)

  • MMTTYでのFSKキーイングにはUSB-COMアダプタのための設定が必要。これがないと正常に動作しない。ってことはFSKに関しては台湾製USB-COMアダプタと同様の動作しかしてないってこと?

自分でちまちま整備できる人には1つずつ作っていったほうが楽しみがあっていいような気がするのですが… microKeyerにしてもソフトウエアがらみのトラブル等あるので接続即完璧動作ってわけにはいかなそうです。

 

2007/2/4

DXニュースを配信していると自称されているJA3某氏のページにVU7RGに関することが取り上げられており、ちょうど私が運用した160m分についても、(まあOPが誰だかわからなかったからでしょうが)いささか持ち上げすぎのような記述がされておりました。それに関してVU7側の事情を裏話的にメールでお送りしたところ、余計なお世話で結構ですみたいな返事が返ってきました。

まあ大人気ない対応だなあとは思ったのですが、せっかく書いた内輪話をそのまま捨ててしまうのも惜しいのでここに貼っておきます。

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1月22日の160mについて現地側の事情を補足させていただこうとメールしました。書かれているほどの深い思慮があったわけではなくたまたまうまくいっただけです。この日の160のOPは私でした。

160はもともとK4UEEとW8AEFが熱心だったので基本的に彼らに任せていました。JAとのQSOも頼んでおいたのですが、もともと彼らの眼中にはUSAしかなく、JAのQSO数はそれほど伸びていきませんでした。

160でのJAとのベストタイムは日本での日の出、20-21Z位だと思うのですが、その頃にはVU7にはヨーロッパががんがんに入感しており、また不思議なことにどのバンドでもJAはEUに比べてかなり信号が弱いためこの時間にEUを抑えてJAとQSOするのはかなり根気が要ります。
80mでの経験からするともう少し早い時間、日本での深夜以降であれば伝播はありそうです。ヨーロッパの日没以前の時間であれば多少信号が弱くてもJAを優先的にQSOできるのではないかと考えました。
ところが160の局は17mと共用で、早い時間15-18Z くらいまではまだ17mがヨーロッパ向けに開けており大抵こっちで数を稼いでいます。
運用最終局面に入りみんながそろそろ17mでのパイルに飽きてきた頃を見計らって早い時間から160のスケジュールを入れ、JA向けに出てみたところ思いのほか成功でこの日だけでJAと140QSOできています。
中国のジャミングの動向までは把握していませんでしたが(現地にはネット環境がないため)たまたまそれほど悪影響でなかったのが幸いしました。
多くの方々が楽しめたのであれば幸いです。

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ちなみにこの方とも1月22日に160mでQSOしています。

Agattiでは160mのJAとのQSOは209(Kadmatからは15ほど)そのうち130ほどが1月22日のものです。

 

2007/2/3

前回に引き続きWriteLogについて、今回はRTTYで使ったときの感想を書いてみます。

RTTYでの構成を改めて書いておくと、WriteLog-RTTYLight-MMTTY-microKeyerという流れになっています。(Writelog使ってない人には何のことかわからないですね)

RTTYLightはWritelog付属のRTTY用ターミナルソフトです。TNCなどを接続できるのですが、これにMMTTYを仮想的につないで使用します。MMTTYのFSKキーイングはUSB接続したmicroKeyerで行います。

 

まず致命的だったのはこの構成で何度かハングアップしたこと。NT系OSでは立ち上がりに数分程度かかることがあるのでこれはDXpeditionでは致命的です。つかっていたPCは下にも書いているThinkpadX60s、Centurion Duoの1.5GHzですからこれでCPUが力不足といわれたら泣けてきます。安定して動かないソフトは使えません。またCWの時に書いたF3キーの問題はRTTYでも発生します。

 

これは使い勝手かもしれませんが、ファンクションキーに割り当てるメッセージがCWとRTTYで共用なのはどうかと思います。CWとRTTYでは必然的に記憶させておきたいメッセージが違うのでモードごとに割り当てられるようにして欲しいものです。

またマニュアルには%E でRTTY時に送受信切り替えを行い、CW時には無視されると書いてありますが、実際にはCW時にARが送出されます。当初はRTTY時だけ送受信切り替えが%Eでできればメッセージを共用できるかと思ったのですが、そういうわけにはいきませんでした。

有料ソフトなのですからマニュアルどおりに動くように作って欲しいものです。

 

DXpeditionではコンテスト時とは違い、複雑な機能やネットワークは必要ありません。安定した動作がまず第一に求められます。そういう意味では、最近のWindowsログソフトは必要なく、CTとMMTTYで十分という気がします。CTは安定していますし、NT系OSでも(不思議なことに??)安定してLPTでCWが打てます。MMTTYはRTTY運用するためには(少なくともエンジン部分が)必需ですが、ログ機能も必要最低限の機能は充実しており、コンテストでなければこれで十分です。

 

2007/1/27

VU7から予定より2日早く本土に戻ったのですが、ウイーンに帰る飛行機の変更ができずムンバイで留まっています。

 

今日は今回使ったWriteLogについて気づいたことを書き並べてみます。最初に断っておきますが、私はWriteLogを使うのが初めてで、詳細の設定の方法について知らないことがたくさんあります。渡されたままの初期設定で使ってみての感想だと思ってください。したがって勘違いや設定できることをできないと思い込んでいる可能性がかなりあることをご承知ください。(それについてのご指摘は不要です。それは以下の理由によります)かなりの思い込みで間違えたことを書いている前提で読んでください。

 

それから最初に結論を書いておきます。私は当面、個人的にはWriteLogを使わないと思います。以下に指摘する点が現在使っているCTに比べ(有料であるにもかかわらず)劣っていると思っているからです。

 

今回はWriteLogをSSB, CW, RTTYで使いましたが最初にCWについて書きます。(SSBについてはコールを入力してログをつけただけなので特に指摘する点はありません)

 

まず致命的な不具合かそれに近いと思われる点

  • F3キーに”TUメッセージ”(TU VU7RG UPなど)を登録していたのですが、このメッセージの最初のところに相手のコールを入れるマクロ(%c)を入れていると(例えば”JH4RHF TU VU7RG UP”と再生されるはず)かなりの確立で相手のコールのところで処理がとまってしまう。これはCWでもRTTYでも発生する。(これはCPUパワーかメモリー不足による??)

  • 相手のコールサインを入力してリターンキーやInsキーを押すと相手のコール+5NN をキーイングします。CTでもWriteLogでもキーを押してからコールサインのCWをキーイングし終わるまでに(間に合えば)コールサインを修正するとそれがキーイングに反映されるのですが、この反映されるための”締め切り”がWritelogはかなり早い気がします。CTになれている私が修正が間に合わなくてへんてこなコールサインを返してしまったことがたくさんあります。

  • Writelogのスーパーパーシャルチェックはかなり気を利かせた検索をしてくれて、例えばJHRとJH4RHFでもJH3PRRでもJA1HRFでも候補に引っかかるのですが、?を入れるとそのときに入力しているコールと同じ長さの候補しか表示しない。JH?Rと入力するとJH4RHFもJH3PRRも候補にはならない。JA1?なんて入れると候補が出てこないわけです。ちょっとへんでしょ?

  • Writelogのウインドがアクティブでもコール入力欄がアクティブでない(他のところにカーソルがある)場合にはコールの入力ができない。基本的には入力するのはコール入力欄だけなので、例えばレートウインドにカーソルがあっても入力できて欲しい。

それから使い勝手。Writelogは基本的にリターンキーを押すだけでログ処理できるTRのようなI/FなわけですがこれがCTに慣れた私には最後までなじめませんでした。

Writelogではコールサイン欄が空白でリターンを押すとCQ,コールサインを入れてリターンを押すとコール+5NN、さらにスペースを押してリターンを押すとTU+ログという手順です。ところがコールがなかなかきちんと取れないとコールを修正してすぐTUを送りたかったり、TUを送る準備(すでにスペース記を押している)ができていても5NNを送りなおしたりすることがあるのですが、これが思うようにいきませんでした。スペースキーを押し忘れたこと多数。またCTではスペースキーを押すとレポート欄にカーソルが移動、もう一度押すとコール欄に戻るのですがWritelogでは戻らず、カントリ欄に移動します。(反対向きのカーソルキーで戻るのにかなりたってから気が付いた)この辺が不慣れな私には不満でした。テンキーつきのキーボードではCT同様にInsキーと+キーを使うことで回避することができましたがテンキーがないときにはかなりミスをしました。

 

それから最近のWindows向けのソフトなのに.iniファイルを編集しないといけないケースがかなりあるのはどうかと思います。例えばUSB-COMコンバータでCOM5 が存在するときにこれを使うためには.iniファイルを編集してCOM5を見に行くように設定しないといけません。最近のソフトなんですから自動検出して存在するCOMポートは使えるようにして欲しいと思います。

 

前回も書きましたがNT系OSでLPTがもうちょっと安定して使えるようにして欲しいです。

 

2007/1/26

VU7から帰ってきました。今インドです。

今回から数回にわたってVU7関係で見たものわかったことについて書き留めておきたいと思います。

 

このX60sもVU7に持っていって働いてもらいました。リグのそばに常駐、約1万局分のQSOをログしました。

 

今回はログをつけるのにWriteLog,リグとのインターフェースにmicroKeyerを使うことになっていました。手元にmicroKeyerがないので渡航前の準備としてWriteLogと通常のI/Fで動作するように設定しておきました。

 

インターフェースというと

  • CWキーイング

  • RTTYのFSKキーイング

  • 無線機の制御(周波数等の読み込み)

ということになります。

 

一番苦労したのがCWキーイングでした。以前にも書いたようにLPTポートでCWを打ちたかったものですから(そのためにドッキングステーション買ったので)あれこれ試してみたのですがうまくいきませんでした。NT系のOSではソフトが直接ハードをいじれないらしく、そのためには別のドライバが必要なのですが、それらがことごとくWriteLogではうまくいきませんでした。いろんなところにWriteLogでLPTポートでCWを打つ方法が書かれていますが、それらをすべて試してみてもどうもLPTポートをWriteLogが認識しないのです。時間がないのでこの方法はあきらめることにしました。

 

LPTでだめならCOMポートということになります。PCMCIAのCOMポートカード(2ポート)が手元にあるのでこれとUSB-COMアダプタを使って上の3つのI/Fをすべてまかなうことにしました。タイミング等が微妙なCWとFSKを安心なPCMCIAカードに任せ、つながっていれば動くはずの無線機の制御をUSBに任せることにしました。

 

COMポートでCWを打つI/Fの手持ちがなかったので急遽作り、動作確認。3機能とも問題なく動くことを確認しました。結果的にかさばるドッキングステーションを使うことなく、シンプルにまとめることができました。実際にはこれに外付けのキーボードが(PS2のものしか手元にないので)PS2-USBアダプタ経由でつながります。キーボード、マウスに関してはドッキングステーションにもPS2コネクタがないのでUSBにつなぐしか方法がありませう。

 

きれいにまとまるので今後はこのスタイルでいこうかと思います。2万円以上したドッキングステーション(しかも購入後1月くらいからキャンペーンで半額以下で売られている…)は結局使われないままお蔵入りしそうです。かといって内蔵用のドライブ(3万以上する)を買ってその用途に使うのも…手元にはUSB接続のDVD-RWあるし。

 

次回からはVU7で使ってみたWriteLogとmicroKeyerの印象について書き並べてみます。

 

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