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目次
  1. 予備知識
  2. IC-732+AH3
  3. IC-706+AH3
  4. IC-760Pro+IC-706+AH3

AH-3をIC-760Proで使う

AH-3はICOMのHFトランシーバのオートアンテナチューナのひとつである。このAH-3は少し前のICOMのトランシーバでしか使えないのであるが、これをかなり前のトランシーバであるIC-760Proで使うことを考えた。


  1. 予備知識
    1. オートアンテナの種別 オートアンテナチューナには、
      1. トランシーバ内蔵のもの (ファイナルの保護装置みたいなもの)
      2. ワイヤーアンテナの一部として動作するもの
      の2とおりがある。AH-3は後者のワイヤーアンテナの一部として動作する。
    2. ICOMのオートアンテナチューナ
      ワイヤーアンテナの一部として動作するものに
      1. AH-2 IC-760Proなどの古い機種でコントローラが外付けのもの
      2. AH-3 IC-732,IC-723,IC-706などのちょっと前の機種で、コントローラがトランシーバに入ったもの
      3. AH-4 AH-3に50Mhzを対応させたもの
      がある。
    3. 何が問題だったのか?
      IC-760Proに使えるAH-2は既に流通在庫も無くなっている。他に760Proで使えるオートアンテナ切り替機も在庫が無くなっている。
      このため、IC-760Proで、オールバンド出るのは辛い状況になっている。これまで、7,21,14Mhzに限って手動のアンテナ切り替スイッチでやってきたが、これだと、運用/メンテナンスともに辛いものがあった。
      他方、IC-706とAH-3があったが、これはこれでIC-706が小さいがゆえに、操作性が悪く辛いものがあった。
      そこで、IC-760ProのコントローラとしてIC-706が使えないか試してみた。

  2. 基本(IC-732+AH3)

  3. 普通の使われ方。これ一式で過不足なく1.9Mhzから出られる。アンテナ入力が2系統あるので、このままもう一セット普通のアンテナを足し、パネル上で切り替えられる。そのアンテナに対しては内蔵のオートアンテナチューナも有効である。近年のWPX,ALL-JAはこれ一台で出ている。うますぎてつまらない。

  4. 基本(IC-706+AH3)
  5. これも普通の使われ方。コンパクトさを追求しない場合、ちょっと操作しにくいので、あまり使っていない。
    なぜか1.9Mhzが駄目で、3.5Mhzから出られる。これはワイヤーの引き回しとかアースの関係からだとおもう。


  6. 応用(IC-760ProのコントローラとしてIC-706を使う)
  7. ようするに、IC706でチューニングを取った後、IC-760にアンテナの同軸を切り替えるだけのもの。
    つまり、別にIC760でなくても、どのトランシーバーでもいいのだが、それじゃオートというには手順が多すぎるので、 CI-V で2台を繋いで、IC-760の周波数をIC-706にコピーして運用する。たとえば、IC-760でバンドを切り替えたら、同軸をIC-706に切り替えてチューニングをとり、同軸をIC-760に戻すというように使う。
    CI-Vで繋がっていると2台の周波数を合わせる手間が省ける。この点だけが、サガ電子などで売られていたスマートチューナと異なる。


IC-760Proのユーザは是非お試し下さい。




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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz