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TU-873も、2台あればモノラルだ!



ステレオ・シングルアンプには、
  1. 出力が小さい
    300BやKT88などは十分な出力が得られる筈だが、以下のトランスの都合が難しい。
  2. チャンネルセパレーションが悪い
    B電源の平滑が共有されると、クロストークがばかにならない。
  3. 低音が出にくい
    出力トランスの一次側にコアの磁化の影響を防ぐためのギャップをもうける必要があり、このため一次側のインタクダンスが低くなり、低域がどうしても出にくくなる。反面、出力トランスでの波形合成や、その前の位相反転回路などが無いのだからリニアリティに利があり。
という欠点というか都合があります。
これを解決する(一側面的だが)には、同じステレオアンプをペア(モノラル2台)で用いるという方法があります。中域(=フルレンジ)は、モノラルアンプであるTU-898なので、これである程度のセパレーションが得られます。そこに例えば、右チャンネルのTU-873、左チャンネルのTU-873のペアを用いて、例えば本来の左チャンネルで高域を、右チャンネルで低域を駆動すれば、オールモノラル構成と同じです。
問題は、もう一台同じキットを組み立てるという試練に耐えなければいけません。

2台目なので、組み立ての効率を稼ぐところだけ、以下に列挙しました。

  1. ピンを立てる
  2. solder stick
    TU-898や、TU-874と違い、ホールより太目のピンを立てるため、上記のようにラジオペンチでしっかりつまんで、下のように、力づくで刺します。ひっくり返しても抜けないので、こっちのほうがハンダ付けは楽です。

    solder stick

  3. 5時間で、音が出た

  4. 基板で3時間、機構組み立てと、配線で2時間、小休止を含めて5時間で音が出ました。

    power trans




球の個体差、コンデンサー類のバーンインで、さすがに同じ型のアンプとはいえ、トランジスタのように音が揃うことはありません。
しかしながら、テスターで測る程度のことであれば、一ヶ月組み立て時期の違うこの2台のキットで、差異が認められないのは、さすがエレキットだとおもいます。

300Bが6本のマルチアンプへ

出力トランスの載せ換えへ



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平成14年2月20日 de jp3exe ex je2egz, only for life.。