デジタル出力をDPF-7002に入れて
聴いてみました。DP-7020は10年前の18bitDAC(音の傾向はフィリップスのDAC7などに似る。)で、だからといって悪いわけなく、勢いで購入したものの、置き場所に困ったので古い順に押し出されたのである。@際スタジオで現役で使っているのを見たことがあるくらいの優れものであるが、そのままの内蔵のDACから出てくる音色が私の好みでない。これをトランスポータとして、DPF-7002のDACを通すセパレート構成で聴くと、音色の傾向がDPF-7002に似る以上に、セパレーションが、かなり良くなり、定位が明確になりました。ここで気にとめておくことは、
「何を?」と聞かれないように、閧L内を明かすと、ひとつは、20bitデジタル録音を16bitにしたSONYのSBM(SuperBitMap)による「ワルターのブラームス交響曲1番」と、もうひとつは、マルチポイントのマイク�^による、ホールの伝播差(それぞれのマイクへの到達時間差)をデジタル補正したGramphonの「カラヤンのベートーベン交響曲5番、6番」です。
装置としてはとても面白いDPF-7002ですが、単体だとワルターの交響曲1番は、弦が走りすぎというか、打楽器が見え隠れするところがあります。同じマルチビットのDACであるTEACのVRDS-7は、その反対で打楽器による力強さがあります。
さて、DPF-7002の2台によるセパレート構成で聴くとどうかといえば、YAMAHAのCDX-993に似た管と弦のバランスと、同じくYAMAHAのCDX-993のサラウンドまがいの音の広がりを小ぶりにした感じになりました。ここで気にとめておくことは、