注意:ニコンのF100は、良く売れたフィルムカメラです
だからといって、あなたが持っているとは限りませんが
もし持っていたら、いろんな理由で現役です
単三電池で動くニコンのF100
ニコンのコンパクトデジタルカメラで、単三電池で動くのが、まだアマゾンで買えます。
その同時期開発の一眼レフフィルムカメラがF100で、実によく売れました。
カメラが使えなくなってしまう、一番のウィークポイントは露出計のカメラ専用電池の品切れです。
オリンパスのOM1の露出計の電池、一時まったく入手不能で、アダプタやら互換電池やらで凌いでいました。
その後の一眼レフでは、コンタックスなどCR2といったカメラ用電池とまでいわれたカメラ屋にしかおいてない一次電池を探す毎日でした。。
自動巻き上げだ、自動露出だ、オートフォーカスだと機能が追加されているうちに、そのカメラ専用一次電池を求める毎日でした。
そのうち、デジタルカメラになり、一次電池では駆動できなくて専用の二次電池を内蔵するようになりました。。
その中で四半世紀と長い間単三電池で動くニコンのコンパクトデジタルカメラが売られています。
その狭間でしたが、フィルムカメラの最後のベストセラー、F100は単三電池で動きます。
F100は、もう売ってるわけないですが、仕舞ってあれば使える可能性の高いフィルムカメラです。
用語:
- Dレンズ
ニコンのFマウントのレンズのうち、オートフォーカスをボディ側のモーターで駆動するもの。
- フィルム
昔は観光地の店先でも売られていたが、今は写真専門店の冷蔵庫に鎮座されていて600円から800円
- DX
遠距離無線でもAPS-Cでもない、フィルムのISO(ASA)感度をカメラで認識するためのカメラ、またはフィルム
- 現像
撮るとすぐ自分で薬にかけて処理していた白黒とは違い、カメラ専門店にクリーニングみたいに預けて一週間待つこと
- NIKON F100
ファインダー内の液晶表示がダメになっているが、ボディー上部の液晶が生きているため、ピント、露出ともに確認出来て撮影できてしまう状態。
自動でピントを合わせるときに、じ~こじ~こと豪快に音を立てるのは、レンズを駆動する機構がボディにあるからです。
ペンタプリズムですが、今のデジタル一眼のペンタミラーより暗いです。
- AF 28-70mmF3.4/5.6 D
F100の初期のセットレンズです。
状態は非常によいですが、元からたいした実力はありません。
これならAiニッコールの50mmF1.4のほうが奇麗にとれるとおもいますが、ズームにしては軽くてコンパクトです。
- 単三電池ケース(標準)
F100については、電池のレポートが多かったですが、中国製単三2次電池の性能があがってきたので、電池の心配はまったくありません。
もっともD3400、D750で氷点下20度の道東で使えていたので、単三のメリットは入手のしやすさだけです。
その後ニコンはデジタル一眼、ミラーレスへと進化を続けていますが、
このF100には、D500、D850の左上機能ダイヤル、丸ファインダー、グリップが備わっています。
唯一残念なのが、内蔵フラッシュのないことです。
↑仕舞ってあれば使える可能性の高い、電池の次の理由は縦膜機械シャッター(ギロチン)です。
これは、今のデジタルカメラでも最上位機種でしか備わっていないものが備わっていて、1/8000秒のシャッター、ストロボのシンクロスピードを稼いでいます。
フィルム時代の普及機は横幕布シャッターが多かったですが、手巻きに都合がよい機構ではあったけれど劣化しやすく高速化も無理で、なにしろスローシャッターで振動のぶれがひどかったです。
灰になるまで
Until it's reduced to ashes.
過去の遺産↓
Now JJ0WAJ
令和4年1月20日 に作ったきり、、