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FOSTEX FE83




FOSTEXの10cmフルレンジを4lの標準バスレフに収めたものですが、このように美しいものは、これまで見たことなく、まして私が作ったものではありません。
8cm、10cmフルレンジを作って今でも売っているいるのは、FOSTEXくらいで、後で書きますが、8cmにこだわる人は相当な人です。標準のバスレフだと、f0である100Hz以下をバスレフで持ち上げるのも無理です。標準のバスレフだと中高域のみのスピーカになります。その上、耐入力が数Wしかないので、これの場合、まさに鑑賞用の置物としてあるスピーカです。
旧ユニットの外観:FE-83,FE-103,6N-FE88ES
新ユニットの外観:FE-87E,FE-107E
ESコーンのFE-87Eを聴いてみました。

化粧合板にニスで仕上げています。合板のつきあわせなので、4角は45度にカットして張り合わせています。昔のヤマハの得意技です。凄い精度で貼り合わせています。

ユニットの配置があまりに良すぎるので、工芸だけの人が作ったのでは無いことがわかります。
釘、木ねじを使わない貼りあわせなので、ユニットを高級品に入れ替えることすら、ためらわれますが、塗りとユニットの色が合っているので、やはりこのまま飾っておくのが、私の限界というものです。

ユニットが見えたほうがいいのですが、きちんとサランネットが作ってあるので、メーカー製品かと見違えてしまいます。

上記FE103は、「こういうものが作れる限り日本の経済は成り立つ」という見本だとおもいます。
もう無いんですが(今購入できるユニットは、台湾製造で、立派なもの、ESも台湾で生産されてくると聞いています)、私なりに8cmに挑戦してみたいのが、「6N-FE88ES」のバックロードです。8cmだとロードをかけないと普通の低域は無理なんで、バックロード用に限定生産された「6N-FE88ES」のユニットを仕入れました。もちろん自分で切ることは出来ませんので、例によって板取図を東急ハンズに持ち込むつもりです。FOSTEXのマニュアルには珍しく、BH8というメーカー設計の板取図が添付されていました。(コイズミでキットも売られていた)あとは、猿のようにボンドで張り合わせるだけです。
約35年前に、PIONNERの12cmフルレンジのバックロードを、自分で板を切って作ったことがあります。若かったので、労力が余っていたのでしょう。そのときはラワンに木ねじ止めでしたが、握りの太いドライバー使っても、手にマメが出来たのを覚えています。今回は当然、木工ボンドだけで張り合わせる予定です。
なんで8cmに拘るかといえば、「小音量」のときのリニアリティです。流行のデジタル録音でダイナミックレンジが広いものは、多ユニットのものや、コーン紙の重いものはダメです。その点「6N-FE88ES」は、裸で聞いただけでも反応の良さに驚きます。

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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz, no limit.