まったくピタリ同じである必然性はないので、先の一台を見て、物理的な無理が出ない限り(蓋が閉まらないとか)目分量で加工していきます。
シャーシがアルミ1tと柔らかいので、2時間で開け終わりました。ここで楽(薄いアルミ)をした分だけ、シャーシが柔らかいということを忘れずに!裏蓋とボンネットをきちんと締めた状態で、はじめて満足に強度が出るケースだということを忘れてはいけません。シャーシだけの時は。両端を持って丁寧に動かさないと、張り詰めた配線が外れるか、機構を壊します。
トランスをつけると動かせなくなるので、この状態から一気に配線します。
アースのひとつめのポイントが上記の黄色い○です。ここは、トランスの0V、ヒータの片側、C電源整流コンデンサーのマイナス側、前段のアース母線を、支線を作らず最短距離で一点アースします。必然的にケースの中央になります。シャーシ側と、たまごラグに歯が食い込むように2枚の菊ワッシャを入れます。
ここは
これでヒータが点灯します。この状態で一日点灯させて置く人もいるそうです。
今回は、アンプの年齢を揃えるため、前に作ったアンプに新しい球を刺して、そこから抜いたのをこれに刺すので、かまわず続けました。
ここで通電すると、負荷がないので400V前後出ます。
ちなみに交流300V、直流700Vくらいでお亡くなりになるので要注意です。
近頃売っているトランスは高いタップしかなくて、選べないのは難点です。
ケースの淵ギリギリ(アース母線の下)のがC電源です。マイナスなので、アース母線側に電解コンデンサーのプラスが繋がります。
真中が6SL7のソケットです。SRPPは部品が少なくて、すっきりしています。
左と右がEL34のソケットです。固定バイアスの3極管接続なので、ほとんど部品がありません。
よくまぁ根気良く2台組み立てたものです。
モノラル構成だと、