21MHz逆Vアンテナ

Last Modified at

さて、交信するためにはアンテナが必要です。とりあえず、21MHzの逆Vアンテナを作ってみました。

約340cmのビニール線を2本用意して、その先を5D2Vの網線と芯線に直接ハンダ付けしました。本来は平衡不平衡変換(バラン)が必要ですが、省略しました。それで、逆の端をナイロンテープで引っ張って、庭の端の柵に結び付けるという、超簡易逆Vアンテナです。給電点は2階のベランダで地上高約4m、もっとも低いアンテナ端が地上高2mといったところでしょうか?

一応SWRを測定してみると、21.3MHz付近でもっとも整合が取れていて1.4くらい。下側のバンドエッジでは1.7くらいとあまりよくありません。周波数が高いところでマッチングがとれているので、少しビニール線が短かったのかも。しかしまあ、これくらいないなら送信機が壊れることはないでしょう。そのうち時間ができたら、1:1のバランでも作ってみるか……。

ところでTS-520Xにここで紹介したメモリーキーヤーをつないで見ましたが、送信しっぱなしになってしまいます。これは恐らくTS-520Xの最終段が真空管であり、マイナス・キーイングになっているためと考えられます。とりあえずキーヤーの出力のプラスマイナスを逆にしたら、正常に動作しました。このままでいいのかどうかよく分かりませんが、電池で使っている限りはおそらく問題ないでしょう。

あと、問題は、無線機の横にパソコンを置いているのですが、このパソコンをつけると激しいノイズが発生します。原因を調べたところ、モニターであることは分かりましたが、、対策は今のところペンディング。

その後アンテナを二階のグルニエの窓に引っ掛けるように場所を移しました。ここでの地上高は6m程度でしょうか? 少し聞こえが良くなったような気がします。SWRを調べてみると、21.0MHz付近で1.3、21.3MHz付近で1.5くらいと少しマッチングが下の周波数に寄りました。高くした所為でまわりの建物の影響が減ったのかもしれません。大地の影響が減ったのかもしれません。よくわかりません。今のところまだ聞いているだけですが、コンディションが良いと北海道や九州、四国・中国エリアはよく聞こえてきます。逆に近畿〜東海、関東周辺は全然ダメです。

そのうち時間を見つけてバランを作りたい(実はトロイダルコアは入手済み、エナメル線を巻くところまでは作業済み)のと、14MHzか7MHzの逆Vも作ってみたいですが、7MHzは場所的に難しいかもしれません。本当は屋根の上に張りたいんですが……

以下は自分のための記録。
周波数    λλ/4*0.95
7MHz42.86m10.18m
14MHz21.43m5.09m
21MHz14.29m3.39m

ところで梅雨のさなかの6月下旬、その日も雨でしたが、SWRを測ると、2程度と悪い数字になっていました。雨の所為で特性が劣化するとなると、ちょっと対策を考えねば……
HOME HOME BACK BACK
[email protected]