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メーカーによるスピーカユニットの修理には、新品交換になる場合と、エッジやコーンを張り替える場合がある。


FEのシリーズは、単価が安いのと、小さすぎるのとで、新品交換だと聞いていた。
これには、ちょっとした国産が台湾産になるという問題があるが、私自身は、国産も台湾産も音は違わないと考える。
しかしながら、今回リコーンに出すことにより、記念に持っていた国産のFE103、107が台湾産になってしまうと、国産だった頃の見本がなくなるので、少し残念に思っていた。
ところが、なぜかこのご時世に、FOSTEXは、103、107のリコーンをやってのけて下さった。これ(コーンやエッジを在庫として持っているとか、実際に作業できる技術者が居るということ)にはとても驚いたし、感激した。

  1. <梱包材が手作り>
  2. fe107 fe103
    修理品が宅配で届いたときから、「なんかちょっと違うな」と思いましたが、梱包を開けてからびっくり、梱包がすべてダンボールからの切り出しで作った、100%手作り!まぁ、これくらいできなきゃ、10cmのユニットなんか、張り替えられないってか?まさに技のご披露。この梱包は記念にとって置こう、、

  3. <張り変わっている!>
  4. fe107 fe103
    表から見ると、新品か?と思うが、裏から見ると、たしかに私が送ったユニットであることがわかる。うーん、すごい再現性だ!

量産出来ても、直すとなると大変(手順も違うし、設備も違う)だとおもうのだが、こうやって直されてしまうと、「何でもできる」のだということを、見せ付けられた気がする。
ユニットで個体差が見受けられるほどの、工芸品に近いユニットなのだが、実際修理から帰ってきたものを、ストックしていた新品と聞き比べても違わない。
修理に出した時は、エッジが切れて、あるいは弱くなって、コーンに撚れが出ていたので、妙にキンキンした音だったのが、フラットなやさしい音に戻っている。
直してしまったのだなぁ、、とつくづく感激した。
これが、どんなすごい技なのか、FE103、FE107を見たことが無い人には、わからないだろうけれど、もし秋葉原に行く機会があったら、「コイズミ」とか「日野」とか覗いて、FE83を一個(2千円)記念に買って帰り、机の飾りにしてもらいたい、、ほどの、是非こういうことにまったく興味の無い他人にもご理解いただきたい「ずごいこと」なのである。
FOSTEXみたいなメーカーの存在を知ってしまうと、JBLやBOSEには「一円」も払いたくなくなる、、から、1万3千円でi815のマザーボードが買える産業構造が成り立つのである。
残る心配は、「米」と「ガソリン」が、いつまで輸入できるか?くらいなものだ、、

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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz only for life.