ボンネットが無いので、トランスの部分に、本等をあてがい、2A3の頭が当たらないように、ひっくり返します。
元の配線は、なんでもかんでも「ひとつ」に束ねたもの。これは、わかりにくいです。
交流の線は「より」付け直すことにより、見分けがつくようにします。「より」によって、ノイズが増えることを防ぐ目的もありますが、交流と、信号線を分離するための目印の意味があります。その意味で配線しなおしたのが、上の写真です。
プレート電流計がついているので、それを目安に、2A3を一本抜いて、残りの2A3一本の根元にあるボリュームを回します。電源投入後数分は変動があるので、安定してから、おおむね70mAに合わせます。
先ほど抜いた2A3を刺して、その反対側を一本抜いて、刺した2A3一本の根元にあるボリュームを回します。先ほどと同じように、おおむね70mAに合わせます。
両方の2A3(全部)刺して、トータルが120mA前後になれば、完了です。高すぎたり、低すぎたりしたら、また最初からやり直します。