NFBのシールド配線は注意する必要があります。
とくに、今回(=その時点だけ、特に)KT-88が一本しか無いので、片方音が出たり/出なかったりが、ここらへんの単純配線で間違わないように、何度も見直しました。
見てのとおり39,800円のキットにもかかわらず、Rトランスです。
交流点灯なので、ヒータの配線の撚りと、シールド線の引き回しに注意します。
正面から見たところ。手前の一本のヒータが点灯していないのです。
後ろから見たところ
目の前で真空が抜けて、ヒータが「シュバシュバッ」という音を立てて、白い光を放って上からメルトダウンしました。これを一部始終見たのは始めててした。
すぐに大須の「海外通商」へKT88を買いに走りました。
ペアで、中国管(曙光電子?SUNTEC等)が1万2千円、ロシア管(ソブテック)が1万9千円と、秋葉原や通信販売から比べると高めです。
6CA7/EL34や、6LGCも考えましたが、SUNTECのKT88ペアにしました。
ちなみに、曙光電子?とおもわれるエレキット付属のものと同一の管もありましたが、ペアで売られていたので、一本換えるというのは止めました。
エレキットで補修パーツにしているのは、一本ですが7千円と、今となっては高いです。
家に帰りついて、差し替えたときには夕方になりましたが、おかげで良い雰囲気で音が出始めました。
8時間くらい、いろいろなCDで鳴らしっぱなしにしてから聞いてみて、あらためてKT88の人気というのがわかりました。ジャズ向きです。
300Bのようにポールチェンバースのベースまでは聴けませんが、肝心のコルトレーンのサックスは、「こういう音だ」というブルノートの録音そのままにこのKT88は聴かせます。