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EL34三極接続パラ・シングル(評価・調整)



まだ10時間くらいしか通電していませんが、だいぶ落ち着いてきました。

JJ EL34
最初は流れやすいんでバイアスを-27Vにして一時間通電後に測定したのが、回路図の値です。これを10日くらいで調整していきます。

  1. 球のバラツキは小さかった
  2. JJ EL34
    カソードの計測用抵抗は一本づつ入っているのですが、だいたい8本とも50mA-60mA流れて、抵抗の誤差(10%誤差以上のカーボンばかり、1、2%誤差の金皮は一本も使っていない)を含めて見ると、マッチドペアではないけれど、どれも揃っていました。

    JJ EL34
    温まってくると、やはり少しづつ流れなくなってくる(カーソードに入れたのが1ΩなのでmVがそのままmAです)ので、そのまま入れっぱなしで様子を見ました。

    JJ EL34
    一日経つと10パーセントくらい落ちてきます。ソケット周りはチンチンですし、数本触れる程度の熱さをもつ抵抗(R20,R23、手持ちが無かったんで、)もありました。20W100kのセメント抵抗(R23)を大須クニ産業で確保して連続通電OKになりました。


JJ EL34
まだバーンインの最中ですが、音は、特に硬いとか歪んだところがなく、スッキリ、かつ押しのある傾向です。もっとも、パラレルで稼いだ利得を、そっくりNFBにまわしているので、当然と言えます。
ちなみに、無帰還だと、ぼよんぼよんのコモッた音で、歪っぽいです。2A3のように裸でも聞けるのとは、ずいぶん違います。
あとは、最初から予測できたのですが、6SN7のヒータのかさ上げ(嵩上げ)のため、アースに落ちていないので、ハムは、わかる人(アンプばかり作っている人)には「はっきり」聴こえます。私は2A3の交流点灯も気にならないタイプなので、このまま(0.7mV=ごく低い)ですが、ダメな人は6SL7を12AX7あたりに置き換えるといいとおもいます。
ヒータ電圧のカサ上げをハム対策に使うこともあるそうですが、それば50Vくらいが適正で、今回のは、B電源を分圧してその倍上げているので、逆にそこらが出所になっているようです。
試しにカサ上げ上げを外すと、ハムは減少しますが、しばらく経って、忘れた頃に「カサコソ、プチッ」といったノイズが出始めました。WかつGTBの6SL7だと出にくいようです。
傍熱球のハムに限れば、B電源の整流コンデンサー、出力管のカソード、電源トランスのヒータ巻線の片側をシャーシに落とさず、まとめて電源トランスの二次の0V端子に配線する(電圧増幅管のカソード以前で一箇所シャーシに落とす)と、まず60Hz/50Hzが聞こえるようなことは無いはずです。

JJ EL34
あらためてアースラインを引きなおして、「ハム皆無」にしたのが以下の写真です。細かいところは、もう一台作る時に説明を入れます。

JJ EL34
なにはともあれ、もう一台作らないと、ステレオで聴けません、、


もう一台作ってステレオに!

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平成14年3月24日 de jp3exe ex je2egz, only for life.。