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目次
  1. 正相の表のユニット
  2. 中のユニットを取り付ける前
  3. 中のユニットは逆相に
  4. 日の目を見ない中のユニット
  5. 裏の板を締める
  6. ツイータを足す

プッシュプル・デュアル

ウーファ2個を背中合わせに




「低域は重要だ」とおもうので、この際、これまでになく(バックロード、バスレフなど)徹底した機構を使って、究極の結論を引き出すことを考えつきました。というのも、安く16Ω4本の20cmウーファがみつかった(だけ)からですが。

バーチカルツインとは違う



ウーファを2個というと、今ならバーチカルツインなど、トールボーイの箱に、縦に2個ウーファがつくのが普通。しかし、今回作ったのは、そうではなく、表の1個の裏(箱の中)に、背中合わせの同一ユニットを入れて、逆相で接続したもの。表のユニットが、コーン紙を前に出そうというときには、中のユニットが後ろにコーン紙を押して、その空気圧で、前のユニットが前に出すのを手伝うというもの。背中合わせの同一ユニットというのがポイント。磁気のキャンセルなど、低歪化を手伝う面もある。製品では、デンオンのSC-E727Rがある。バーチカルツインのように、全体の効率は上がらないが、リニアリティは、他の方法など比較にならないほど向上する(はず)。個人で20cmのユニット使って作った人は、世の中広しといえども、まだ数えるほどしかいないはず。

  1. 正相の表のユニット



    まずは表のユニットを取り付ける。これは普通の光景。
  2. 中のユニットを取り付ける前



    前のユニットのマグネットの後ろに、中のユニットのバッフルがある。と書くと簡単だが、そのように加工するのに手が傷とマメだらけになった。
  3. 中のユニットは逆相に



    逆相といっても、たかがプラスとマイナスを反対に配線するだけなのだが、これが本当にコーン紙の動きに合うか、念のため、乾電池でコーン紙の動きを確認したくなるのが人情。

    ほれ、このとおりの配線になっているじゃないかと念を押す。
  4. 日の目を見ない中のユニット



    中のユニットを取り付けたところ。このユニットは、これ以降、明るい世界とは隔離されて、ただひたすら表のユニットの補助として働く役目を務める。
  5. 裏の板を締める



    中のユニットの保守用に、背面の板は固定せず、隙間テープを使って木ネジ止めにした。
  6. ツイータを足す



    ウーファだけでも(基音だけ)リアリティがあるので聴けるが、はやりツイータが欲しいところ。NS-500についていたベリリウム(毒性があるので廃番)のツイータを入れて、2.2μF,4.4μF,6.8μFと、カットオフを変えて入れてみたけれど、どれも合わず。

プッシュプル・デュアル(一般名称か?)は、2個使っても効率が上がるわけではないので、PAとかのプロユースもなく、ユニット2個分お金払っても1個しか見えていないので、コンスーマにも向かないけれど、リニアリティは確実に向上した。
というのも、そもそもこの16Ω20cmウーファ自体、単品ではぱっとしないPAのユニットである。丈夫さがとりえの、音楽鑑賞向きではないウーファなのにもかかわらず、2個背中合わせに箱に入れただけで、アルティックの大口径みたいに、ウーファだけでも楽器が鳴っている感じになった。
凝った機構とは裏腹の、素直な音の出方がするので、2ウェィに使うハードドームツイータとは合わない。とはいえ持ち合わせが無いから困った。

さらに改修が続く、、

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平成13年11月30日 de jp3exe ex je2egz, no limit.