-2005年以前の無線はこちら
2005年、それはアマチュア無線の衰退と、鍋底のサンスポット活動という年にあたり、低軌道衛星でもなければ、繋がる相手がいない状況。低軌道でも衛星は、ISSを含めて多数飛んでおり、どれも活況です。
アンテナも低軌道衛星ならGPで十分、むこう5年は、おとなしく遊ぶのが無難でしょう。日中の7Mhz以外、だれも出ていないのですから、、
以下、間違って目に入ったら、こすらずに流水で15分以上洗ってから、医師等に相談してください。
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屋根裏にアンテナ群を設置し、小屋裏物置をシャックに使っています。 |
はじめはAH-3から
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よくある、屋根裏物置が我が家にはあります。引っ越しの時につめこんだ荷物の整理が進むにつれ、そこにスペースが出来、何かに使えるのではと思うようになりました。 物置ですが、なぜかそこにはちゃんとコンセントが引いてありました。単なる遊び心からだったとおもいますが、物置ながら、床はちゃんとしたフローリングで、換気穴が四方向にあります。 物置なので、使っていないIC-706MKIIGとAH-3が引っ越しのダンボールにほうり込んであるのを見つけることもあります。そのダンボールを開けた後は、体が自然に屋根裏に出て、はいずり廻って1.9Mhz-28Mhzまで送受信できるように一時間ほどでなりました。 冬の夕方だったので、3.5Mhzの国内QSOしか入感がありませんでした。 |
GP(X-5000)を建てる
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AH-3で知った屋根裏移動の良い点、「寝間着を着たまま雨でもアンテナが直せる」をフルに活用して、今度は、2m430のグランドプレーンを建てました。朝飯前です。 昼になったので、430.160を聞いてみたら、なんと1エリアの話しているのが聞こえるではありませんか、、 |
八木、ローテータ、プリアンプ
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GPで知った屋根裏移動の良い点、「雪の日もアンテナが直せる」をフルに活用して、今度は、2mと430の2列を建てました。クリスマスイブ、58年ぶりの大雪の日でした。 八木2列といっても、DIAMONDの一番小さいやつですから、帰宅時に無線機屋に寄って地下鉄で持ち帰りましたが、無線を知る人、知らない人にも、かなり異様な「おやぢ」に見えたとおもいます。 |
21Mhzダイポール
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AH-3の屋根裏移動でも、10年頑張れば10mでDXCC200は可能とおもわれます。しかしながら、今は太陽黒点活動が鍋底の2005年です。21Mhzは、ちゃんとダイポールを張りました。SWRもCWに使われるあたりで1.5以下と上出来でした |
4エレ6mH9CV
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屋根裏は、なにかが宿る場所と聞いたことがあります。 4エレである必要はないですが、6mの八木を建てて威光を持たせてみました。 |
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FT-847とは |
706MKIIGが2台とおもえばいいかも
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IC-706は、3世代使い続けたため、個人的には、もっとも使いやすく、良く聞こえ、良く飛ぶベストリグだとおもいます。これをFT-847と比較した場合、706は430の出力が弱いというか音声が乗りにくいのと、2バンド同時送受信ができないのが847に劣るというものです。 つまり、706MKIIGが2台あって、430側のALCを上げて専用にすれば良いのです。 FT-847の欠点は、アンテナチューナのインタフェースとCATのインタフェースが共用のため、アンテナチューナ使用時にはCATが使えないこと、こういったややこしい仕様が隠されているため、使い続ければ使い続けるほど、706のほうが使いやすく思えることです。 FT-874の良い点は、HF、特にハイバンドの受信が、高級HF機なみに良いことです。たぶん、DSPのノイズリダクション、フィルターを、ちゃんと使えるようにしているうちにそうなったのではないでしょうか?アナログ機で同じ事を昔言われていたIC-760Proユーザであった私からみても、この値段でこれだけ聞こえれば、それだけ(ハイバンド)でも役に立つときがあるので、一台もつべきです、、というか、買っちゃいました。まだ海外なら買えるので、買っておくべきです。小さいのでサブ機にうってつけです。V/UのFMに出るのには、使いにくいので絶対に勧められません。 |
2mと430では直下プリは、あったほうが良い
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IC-706MKIIGが、2mと430で、まったく直下プリアンプを必要としない(TR-851,751と同じ)ことに対して、FT-847は、内蔵のプリアンプを切ったとき、直下のプリアンプの効果がはっきり出るタイプです。706はAFの出力が大きいこと、初段にたぶん携帯とかのモノシリックICとか使っていそうなリニアリティがあり、旧来のFET(Gas、HEMT)を初段に使った847の内蔵プリとでは、AGCの動作を含めて使用条件が以下のように異なります。 IC-706MKIIGは、移動、モービル、などでケーブル長10m以下のアンテナ直下で使われる場合に、その高い感度が生かされる。内蔵プリアンプのボタンは、常に緑色。聞き取りにくいときは、AFボリュームを上げるか外部スピーカ、ヘッドフォンを使う。人間の耳が悪くなりそう、、だけど、我慢をしてしばらく聞いていると、なぜか了解できる。 FT-847は、普通の一軒家で、タワーのアンテナから30mくらいケーブルを引っ張ってきて、内蔵のプリアンプを切ってアンテンの直下プリを入れたときに聞きやすいゲインになるように内蔵スピーカを含めてバランスが絶妙にとられている。いまどき無いタイプです。AFの出力は、値段の割りに悪いアンプみたいだけど。 今は、アンテン、エリートの、いづれもHEMTの直下プリが手に入らなくなっているので、FT-847が、2m430に対して内蔵プリを入れたのは、単体での聞こえが突出して良くなるので、好感をもつ人が多いでしょう。しかしながら、P3などの楕円軌道衛星をやるようになったら、この内蔵プリ入れた状態で2波同時送受信を行うとどうなるか、、も考えてみて、直下プリを干渉しない位置にとりつけておくべきです。この点は、同じ衛星用途で売られているIC-910のほうが、純正の直下プリが良くできています。910でHFにアップリンクはできませんが、、、UO、RSが落ちた今は、これ(910)でいいのかな。 とにかく、直下プリのスタンバイ端子を70cm/2m/6m/HFそれぞれに出している点で、FT-847の特徴がうかがい知れるのではないでしょうか? |