50MHzツエップアンテナ

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50MHzのアンテナを作ろうと思って、ツエップアンテナに挑戦しました。例によって「手作りアンテナ入門」に載っているアンテナです。

とりあえず本の通りに作りましたが、SWRは5以上と全くダメです。理由はよくわかりません。なにか根本的な間違いをおかしているのでしょうか?それともSWR特性が急峻なんでしょうか?ディップメーターでもつかって共振周波数を調べてみないと分かりそうもありません。
この写真はユニバーサル基板に銅線巻きコイルと同軸ケーブルによるインピーダンス変換部部分です。下の写真はその拡大です。
その後、悩んだ挙句、コンデンサーの代わりの同軸ケーブル(指定では115mm)を思い切ってちょん切ってみると、SWRが劇的に下がりました。この同軸ケーブルの調整は物凄くシビアです。結局10mmほど切ったところで、50.0MHzあたりでSWRが2程度になりました。SWR特性は次のとおり。
青がマッチング用の同軸ケーブルを切ったときの特性、緑がその後エレメントを3cmほど切った特性、赤がベランダに垂直に上げたあと(給電点の高さは4m)の特性です。赤の特性からすると、共振点がまだ若干低いようですが、これをマッチング用の同軸ケーブルで調整するのか、エレメント長さで調整するのか難しいところです。とりあえず周波数の低い方でSWRが2以下に収まっているのでこのままでよいかとも思ったのですが、もうちょっとと思ってあと3mmくらい切ったのが紫です。少し切りすぎたようで50MHzの高いほうでマッチングがとれています。

ところで、2階の屋根の上に給電点がある7/21MHzのミスマッチのダイポールの方がこの50MHzのツエップアンテナよりもよく聞こえます。このアンテナでS=1の信号が7/21MHzダイポール(給電点約9m)ではS=2〜3程度です。アンテナをもう少し高く上げたいところです。

(01-09-23加筆)

2001年の春頃に、この給電部分をペットボトルに入れて、チョットだけ高くしました。大体給電点の地上高が6mくらいでしょうか。これでエレメントの先端がようやく屋根と同じ位の高さでしょうか? このアンテナで2001年の春は台湾や香港、中国、夏には北海道や九州、沖縄などと交信できました。


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