支援スタッフとして参加された山根 正紀さん

 1日目(8月23日木曜日) 記念艦三笠の見学・自治活動センターでの電鈴(ベル)工作

 

1日目の今日は、参加児童生徒は、小学4年生から中学1年生まで17人でした。

 午前中は記念艦三笠の見学で、三笠保存会の方から三笠の活躍に関するお話を聞き、その後説明を受けながら艦内を見学しました。そして最後に、普段は入室を許されていない無線電信室に特別に入らせていただき、36式無線電信機を間近で見学させていただきました。

 午後は本町地域自治活動センターに移動し、電鈴(ベル)工作の指導補助を行いました。
コイル巻きに意外と時間がかかってしまい、15時の終了予定を16時まで延長したのですが、完成までは至りませんでした。ただ参加児童生徒は、飽きる事も無く、楽しく工作している様子でした。特に半田付けは男女問わず人気があり、なかなかうまくいかなくても真剣に取り組んでいました。
 私が横に付いていながら、1人の児童が半田ごてのヒーター部を持ってしまい、軽い火傷をさせてしまいました…。ただ火傷をした後も半田ごてを握り、工作を続けて
いましたので、少しホッとしました。

 私も小学生の頃、父に見てもらいながら半田付けをしていて、同じ経験をした事があります…(^_^;)。父は「そんなとこ持つさかいや。」と言って見ていたのを思い出しました。
  筆記具と違って、グリップ部からこての先端部が長いため、ついついヒーター部を持ちたくなるんですよね…。

 最後に会場の片付けと清掃を行い、17時頃に解散となりました。太田さんは足りない部品を仕入れに、秋葉原へ向かわれました。

 17人でも結構大変でしたので、定員の40人が集まっていたら、今回の支援者数では
対応しきれなかったのではないかと思いました。

 明日は、YRPアマチュア無線クラブとしては本番ですね。少しでも無線への興味が増し、感動して帰ってくれると嬉しいですね。


 2日目(8月24日金曜日) YRPドコモR&D研究所・YRP早稲田大学・YRPアマチュア無線クラブ

 

お疲れ様でした。
  昨日より参加児童生徒は増え、小学3年生から中学1年生まで23人でしたね。

 今日は見学ばかりで、子供たちは飽きてしまうんじゃないかとも思っていましたが、いずれの見学も実際に物に触れて体験する事ができ、楽しんでくれていたように思っています。
  YRPアマチュア無線クラブでの実験も、蛍光灯やキーに触れる事ができたのが良かったのではないでしょうか?

 昨日のベルの工作が、神奈川新聞で結構大きく取り上げられていましたね。記事中に「アマチュア無線クラブ」の文字はありませんでしたが…。
 

今日は予定より早く14:00頃に理科教室が終わったため、YRP1番館の固定局より、関西から応援に駆けつけれくださった足立さんがYRP設立10周年の記念局(8J10YRP)の運用をされました。コンディションは不安定でしたが、7MHz帯SSBで160局と交信されました。 途中、足立さんに電話がかかってきたため、その間オペレータチェンジし、私が1局だけ交信しました。
これで、理科教室開催記念の運用もできましたね。

明日、明後日は、ゲルマラジオ工作の製作指導補助に行ってきます。

 

 3日目(8月25日土曜日) ゲルマラジオ工作 久里浜公民館

 

理科教室 久里浜の3日目、ゲルマラジオ工作の製作指導補助に行って来ました。参加児童生徒数は12人で、今日は保護者も一緒でした。

 まずは1日目に完成しなかった電鈴(ベル)製作の続きから始めました。
残りは配線を半田付けするだけでしたので、1時間もかからず全員の電鈴が完成しました。
子供たちは電鈴よりも、半田を溶かして机に落とすと半球状になる事の方に興味深々でした…(^_^;)。

 10分弱の休憩の後、ゲルマラジオの工作に入りました。
  午前中はベース(木の板)に木ネジで前面パネルを取り付け、そのパネルにアンテナとグランドを接続する端子を取り付けたところでお昼となりました。
  

 午後からはアンテナとなるコイル巻きから始まり、各パーツをネジで取り付け、最後に半田付けを行いました。
ここまで来ると、飽きてしまう子供も居て、保護者が頑張って工作されていたりもしました。保護者の方々も、半田付けにはてこずっておられましたので、見て回りながら私が半田付けした物もありました。
それでも自分で作ったラジオから音が聞こえると、喜んでくれていました。
 

 私が行った作業としては部品の配布、外の花壇から工作で使った3階の部屋までグランド線の設置、各作業の補助、動作不良ラジオの点検・修理、などなど多岐に渡りました。
  ただ残念ながら2人の子供のラジオは音が出ず、太田さんの持ち帰りとなりました。音が出なかった子供は、すごくガッカリしていましたので、動作不良の原因を突き止められなかったのがとても申し訳なかったです。

 今日は昨日とは逆に予定の15:00には終わらず、16:00頃まで作業をしました。後片付けと清掃、机配置の復元は、保護者の方々も手伝ってくださり、早く終わりました。
 

  「来年もまた来る。」 と言って帰って行く子供が何人も居ましたので嬉しかったですね。

 その後、太田さん、本日の支援者の2人(電気通信大学の中嶋教授、産業クラスタの田渕さん)、教育委員会の方々と私で、今日の反省も含めた雑談をして、17:00過ぎに
解散となりました。


 3日目(8月26日 日曜日) ゲルマラジオ工作 北下浦公民館

 

今回の行事最後、理科教室 北下浦の3日目、ゲルマラジオ工作の製作指導補助に行って来ました。
参加児童生徒数は6人でした。

 まずは昨日同様に、1日目に完成しなかった電鈴(ベル)製作の続きから始めました。人数も少なかったので、すぐに全員の電鈴が完成しました。

 そして、ゲルマラジオの工作に入りました。
  人数が少なかった事や、私たち指導する側も経験を生かせましたので、午前中で配線の半田付けだけを残す状態にまで作業を進める事ができました。


  北下浦公民館は、久里浜公民館よりも東京から遠く、AMラジオ放送の電波が弱くなるため、昼休み中に川を挟んで反対側にある北下浦地域自治活動センターまでアンテナを張りました。
  午後からは配線を済ませ、最後にゲルマニウムダイオードを付けて14:00頃には全員完成しました。そして試聴をしたところ、全員のラジオから修理する必要も無く音が出ましたので、ホッとしました。
  その後、電鈴から自分の名前をモールスで送信し、それを受信体験する事もできました。

 今日は15:30頃には終わり、後片付けと掃除をし、16:00頃に解散となりました。
 

  「来年もまた来る。」と言って帰って行く子供が、今日も居ました

  これで全ての日程が終了しました。


 私にとっても、とても楽しく貴重な体験となりました。
またこのような自分のスキルを生かせるお手伝いがあれば、やりたいと思います。

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