燃え尽きるまで!
K6-233で世間なみに追いついたと思っていたら、たった1年でカタログ落ちしたスペックになってしまった。
メモリも高くなったし、ATのケースしかない私としては、もはやまるごと買いかえるしかないと思い始めたところ、、
中古のCPU集めてクロックアップを図りました。
何が問題か?
- ATのマザーボードは、無くなりつつある。
電気をくわないだけで存在価値のある486のATならいざしらず、最近のソフトを走らそうとおもうと、ATのマザーボードは役不足で、先が無い。ATのマザーボードを捨てるときは、ケース、キーボード、72ピンのSIMM/EDOも同じ運命にある。
- ソケット7のCPUは無くなりつつある。
233MhzまでのCPUを想定したソケット7のCPU(周辺が66Mhz)は、化石のようなスペックになりつつある。今は周辺(メモリ)が100Mhz以上で動くようになってきた。こうなると、486DX4のコアの周波数で周辺が動くという、たいへんな進歩である。
とはいえ、お金が無いので、メモリも買わず、ケースも買わず、今のマザーボードでなんとかならないかを考えた。
- クロックアップ
ただクロックアップしてもしれているので、今のマザーボードで動く、ひとクラス上の中古のCPUを仕入れ(もらったのではない)てきた。
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現CPU(現動作コア周波数) |
新CPU(予定コア周波数) |
AOpen AP58 |
K6 233(233Mhz) |
K6-2 350 (380Mhz) |
ASUS SP97V |
K6 233(233Mhz) |
K6-2 266 (300Mhz) |
Tekram P5T30-B4 |
P55C 166(166Mhz) |
P55C 233 (260Mhz) |
AP58は、割と新しいので、2.2Vと83Mhzまで設定のあるSiSのセットである。BIOSを書きかえることで、K6-2が正式にサポートされる。
SP97VとP5T30-B4は、K6-2なんてなかった頃のTXのセットで、しかも2.2VをサポートするのはSP97Vのみ。P5T30-B4はバージョン違いでぎりぎりP55Cのみである。どーりで安かったわけだ、、
どっちかというと、SP97VにK6-2を載せるのがバクチに近い。P55Cに関しては、Intelは意外にクロックアップに耐えるというのを486時代に経験していた。
AP58は、もっと良いK6-Xが載りそうなものだが、それらのCPUはまだ中古でも高いので諦めた。
- 結果その1(GXのMIDI専用機)
(旧)AOpen AP58+K6 233(66*3.5)+FP(60ns)
Win98 SE |
K6 233 |
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|
|
総合 |
7333 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
14728 |
18103 |
|
8714 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
2D |
5233 |
3712 |
2356 |
22 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
ATA 33 |
9614 |
5051 |
|
|
(新)AOpen AP58+K6-2 350(75*5の375Mhz)+FP(60ns)
Win98 SE |
K6-2 350(375Mhz動作) |
|
|
|
総合 |
9923 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
23766 |
29392 |
|
14699 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
2D |
5237 |
3937 |
2313 |
22 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
ATA 33 |
9587 |
5134 |
|
|
- 結果その2(事務、プログラミング用)
(旧)ASUS SP97V+K6 233+EDO(60ns)
NT4.0 |
K6 233 |
|
|
|
総合 |
7730 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
16253 |
20682 |
|
14061 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
2D |
7481 |
2404 |
616 |
40 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
ATA 33 |
6683 |
7687 |
|
|
(新)ASUS SP97V+K6-2 266(75*4の300MHz)+EDO(60ns)
NT4.0 |
K6-2 266(300Mhz動作) |
|
|
|
総合 |
9346 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
20739 |
26581 |
|
18024 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
2D |
7760 |
2896 |
719 |
40 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
ATA 33 |
7924 |
8113 |
|
|
- 結果その3(ゲーム専用)
(旧)Tekram P5T30B4+P55C 166+FP(60ns)
Win95 |
P55C 166 |
|
|
|
総合 |
6075 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
9712 |
10318 |
|
9821 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
3D |
11303 |
5672 |
4903 |
29 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
SCSI2 |
3429 |
3238 |
|
|
(新)Tekram P5T30B4+P55C 233(75*3.5の266Mhz動作)+FP(60ns)
Win95 |
P55C 233(266Mhz動作) |
|
|
|
総合 |
7752 |
|
|
|
CPU |
浮動小数点 |
整数演算 |
|
メモリ |
|
15290 |
16165 |
|
15413 |
ビデオ |
矩形 |
円 |
テキスト |
スクロール |
3D |
11374 |
6497 |
5841 |
29 |
ディスク |
READ(KB/S) |
WRITE(KB/S) |
CASH(KB/S) |
|
SCSI2 |
3422 |
2297 |
|
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それぞれ、後1年は使おうかなーという改善が安価に行えたので、良しとしましょう。
不思議なのは、266MhzのIntelMMXだけど、K6-233とあまりかわらない。昔のことなのでもうどうでもいいが、、
もっとも、電気をくわないMMX166(P55C)は捨てがたいし、ゲームとかでAMDに不信を抱いたときのリファレンスとして残しておきたい。
これからずっと先のことを考えると、いま486で終夜運転して4年近くなる2台のUNIXの代替CPUが心配である。
能力はほどほどあれば良く、消費電力の少ないものが望まれる。
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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz