6mAM送信機の製作

 ラジオの製作2月号に載っている50MHz40mWAM送信機の製作過程を紹介します。このクラスの送信機であれば初心者でも作る事が出来、さらに実際の運用でも「40mWでも驚くほど良く飛ぶ」ことを実感できるものと思います。
 



 どんな送信機を作るのか?
ラジオの製作2月号を購読した方ならご存知ですね。今回はJA1BHG/岩上OMの設計された送信機を組み立てます。
 回路は簡単ですが、立派なアマチュア無線用の送信機です。

  1. 部品集め

     地方では、パーツショップを捜すのも一苦労です。「トランジスタ技術」や「ラジオの製作」の通販を利用するのも一つの方法です。幸い私は秋葉原に行ったときに買ってきましたが、部品の値段は通販と変わらないので、秋葉の町を探し回るよりも効率的に買い物が出来るのではないでしょうか。
     パソコン関係は、秋葉原マップという素晴らしい情報源がありますが、自作の部品情報は、一部有名店のみしか知られておらず、情報不足だなあと思うのは私一人ではないと思うのですが…

秋葉原で購入した部品

 CR類は、東京科学無線、トロイダルコアは、T−ZONEパーツショップ(秋月の近く)で袋入りを購入しました。クリスタルがなかなか見つからず、ラジオセンター2階の菊池無線で¥1kで購入しました。
 合計 ¥2.6k(トランジスタ、ICを除く)の出費です。 ¥2k以内に押さえようと思ったのですが、準備不足と時間不足でかなり足が出ました。

 さて、部品が揃ったので、次はいよいよ製作に入ります。最近製作の時間が取れないので取り掛かるのはいつになる事やら...

トランジスタとICは手持ちの部品を使いました。
2SC1815Y 2ヶ(写真では3ヶになってます)
LM386 1ヶ使います。
いずれも汎用品ですので安く買えます。
2SC1815が10円 LM386が100円くらいです。

ラジオの製作では、穴空き基板を使っていますが、FCZ基板が手元にあったので、今回はFCZ基板で組み立てる事にしました。
 これは、好みの問題ですのでどちらを使っても良いでしょう。私は、部品をパターン面(銅箔がある側)に付けるのが好き(回路も追いやすい)なこともありFCZ基板を使いました。


 FCZ基板は、3列のものが、¥620で売られていますが、この回路の規模であれば1列で十分です。

・コイル巻き

 トロイダルコアにコイルを巻く作業からスタートしました。
 コイルは、
L1 T-37#10 に1次側 15回 2次側 4回巻き
L2 T-37#10に9回巻き
L3 空芯 0.5mmφ 8回巻き

出来栄えは写真のようになりました。

 

その2(製作編)へ続く