Firenze

ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロに代表されるイタリアルネッサン芸術の誕生の地として
フィレンツェはイタリア美術史に残る町です。町には有名なウフィッツイ美術館、大聖堂、
パラティーナ美術館、アカデミア美術館などの見所が各所にあります。ここも一日や二日で全部
見ることはとても無理な芸術の町です。
私が行ったときはあいにく曇り空でしたが多くの観光客で町は賑わっていました。

   
  ミケランジェロ広場から見たフィレンツェ市街の展望・左からヴェッキオ宮殿のタワー、大聖堂、サンタクローチェ教会
         
   
 アカデミア美術館
ミケランジェロ作ダヴィデ像
  サン・ジョバンニ洗礼堂東扉    扉左側中央のパネル

ミケランジェロの彫刻を見ると、大きな大理石の塊からどのようにしてこのように美しい像が
彫りだせるのだろうかと感嘆するのみです。ヴァチカンのピエタもそうですが、大理石の色と
質感をそのまま残してまるで魂があるのではと思わせるような彫刻です。ダヴィデ像は高さ
が5mもあるそうですがまるで大きさを感じさせないほどです。

     
  ヴェッキオ宮殿   シニョーリア広場に面したロッジャ  
         
   
大聖堂正面扉   大聖堂のクーポラ周囲は展望台   クーポラの内部美しい装飾

フィレンツエのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はフィレンツェの象徴で、緑と薄紅色の
大理石を使っていて大変華やかな外観です。日本ではこのように華やかな色彩の建築を見る
ことはないでしょう。高さが100mもあるそうで、近くからではその全景を写すことができません。

 
フィレンツェへのバス車窓から城壁の町オルヴィエート   バス車窓からトスカーナ地方の丘陵地帯

私はローマからバスでフィレンツェへ向かいました。日本語、ロシア語と英語のガイドが添乗
しているツァーバスで日本人は8人ほどでした。ロシアからの観光客が約20名で賑やかなツァー
でした。その車窓から見たイタリア中部、トスカーナ州の風景です。ヨーロッパで良く見る糸杉
と丘陵の連なるきれいな風景でした。ローマからフィレンツェまで約250kmの途中、小高い丘の
上にある城壁の町オルヴィエートや葡萄畑を見ながら約3時間のバスの旅でした。

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