ヘアピンマッチ/キャパシタンスマッチの計算
ヘアピンマッチ/キャパシタンスマッチ の回路
ヘアピンマッチ/キャパシタンスマッチの調整例 と 定数早見表
(1) アンテナアナライザ等で、アンテナの定数(アンテナ抵抗、リアクタンス)を測定し、例えばアンテナ抵抗Rが35Ωであれば、ヘアピンマッチを使う場合、アンテナの容量性リアクタンスが23Ωになるように調整する。キャパシタンスマッチを使う場合、アンテナの誘導性リアクタンスが23Ωになるように調整する。

(2)ヘアピンマッチを使う場合、誘導性リアクタンスが76Ωのヘアピン等を取り付ける。キャパシタンスマッチを使う場合、容量性リアクタンスが76Ωのコンデンサを取り付ける。

(3)それぞれの周波数における必要なインダクタンス(uH)とキャパシタンス(pF)は表の通り。

* 下表右の周波数欄の左側の値はヘアピンマッチの場合の外付けインダクタンス値(uH)を示しています。右側は、キャパシタンスマッチの場合のコンデンサの値(pF)を示しています。 例 13.1/584 は、13.1uH / 584pF を示しています。
アンテナ抵抗
R(Ω)
アンテナのリアクタンス
X(Ω)
外付け(マッチング用)リアクタンス
Xo(Ω)
周波数(MHz)
1.817MHz 3.520MHz 10.125MHz
45 15 150 13.1/584 6.8/301 2.4/105
40 20 100 8.8/876 4.5/452 1.6/157
35 23 76 6.7/1147 3.5/592 1.2/206
30 25 61 5.4/1430 2.8/738 1.0/257
25 25 50 4.4/1752 2.3/904 0.8/314
20 25 41 3.6/2146 1.8/1108 0.6/385
15 23 33 2.9/2676 1.5/1381 0.5/480
10 20 25 2.2/3504 1.1/1809 0.4/629
5 15 17 1.5/5256 0.8/2713 0.3/943
ヘアピンマッチ/キャパシタンスマッチ計算機
* Excelによる計算機はここからダウンロード(こちらの方が有用かも知れません。)
入力 結果
アンテナ抵抗 R = (Ω) アンテナX = (Ω)
使用周波数 = (MHz) 外付けXo = (Ω)
  L = (uH) C = (pF)
計算実行  計算結果クリア 
謝辞
 計算機作成にはJA1HWO菊池氏のページこのソースリストを参考にさせていただいています。このソースリストによって目的の動作を簡単に実現しています。