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#219 プリントバラン

 アンテナが平衡型なのに送信機の出力が不平衡型の場合、その整合を図るためにバランを使用します。
  
 このプリントバランは #198の1200MHz版で、基板として #181の1200MHzプリンテナの基板を流用しました。技術的な詳しい説明は<#198>を 御覧になってください。 なお、#181プリンテナの基板では、200Ωの出力用のポートが用意されていますが、アンテナのインピーダンスが 200Ω以外のときは、第 3図に示すように、このポートの部分をカッターナイフか彫刻刀等を使って削り取ってください。

            
実 験 例

 プリントバランの使用例としてMHNスペッシャルヘンテナのラジエタに付いて実験例を紹介します。
 第 4図はMHNスペッシャルヘンテナのラジエタ部分です。このエレメントは2/3λヘンテナのループ長をそのままにして、幅を若干広くした物です。(その分 長さが短くなっています。)
 ラジエタのインピーダンスは2/3λヘンテナより高くなっていますから、50Ωの同軸ケーブルから直に給電する事はできません。
 ここで、プリントバランの登場です。作業は次の通りです。

 ■ #219プリントバランに給電用の同軸ケーブルをつなぎます。
 ■ #219プリントバランの 折り返し中央付近にMHNスペッシャルヘンテナの給電部を半田付けします。
 ■ SWR計を使ってアンテナのSWRを測定します。
 ■ SWRが1.0に近ければそれでよいのですが、SWRが大きい場合は、アンテナの取り付け位置をいろいろと変更して見てSWRの値が一番下がるとこ ろに固定して下さい。
 以上でアンテナの調整は終了です。
 このほかのアンテナに付いても、これと同じような操作でインピーダンスを合わせる事ができます。
 基板を#181から流用していますから、先端の方に不要な部分を生じるかも知れません。 その場合は、不要な先端部を切り落としてください。(ディレク タの保持に使うこともできます)