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アンテナが平衡型なのに送信機の出力が不平衡型の場合、その整合を図るためにバランを使用します。
このプリントバランは #198の1200MHz版で、基板として #181の1200MHzプリンテナの基板を流用しました。技術的な詳しい説明は<#198>を
御覧になってください。 なお、#181プリンテナの基板では、200Ωの出力用のポートが用意されていますが、アンテナのインピーダンスが
200Ω以外のときは、第 3図に示すように、このポートの部分をカッターナイフか彫刻刀等を使って削り取ってください。
プリントバランの使用例としてMHNスペッシャルヘンテナのラジエタに付いて実験例を紹介します。
第
4図はMHNスペッシャルヘンテナのラジエタ部分です。このエレメントは2/3λヘンテナのループ長をそのままにして、幅を若干広くした物です。(その分
長さが短くなっています。)
ラジエタのインピーダンスは2/3λヘンテナより高くなっていますから、50Ωの同軸ケーブルから直に給電する事はできません。
ここで、プリントバランの登場です。作業は次の通りです。
■ #219プリントバランに給電用の同軸ケーブルをつなぎます。
■ #219プリントバランの 折り返し中央付近にMHNスペッシャルヘンテナの給電部を半田付けします。
■ SWR計を使ってアンテナのSWRを測定します。
■ SWRが1.0に近ければそれでよいのですが、SWRが大きい場合は、アンテナの取り付け位置をいろいろと変更して見てSWRの値が一番下がるとこ
ろに固定して下さい。
以上でアンテナの調整は終了です。
このほかのアンテナに付いても、これと同じような操作でインピーダンスを合わせる事ができます。
基板を#181から流用していますから、先端の方に不要な部分を生じるかも知れません。 その場合は、不要な先端部を切り落としてください。(ディレク
タの保持に使うこともできます)