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このキットは手軽に光ファイバー通信を経験していただくために用意したものです。
FCZ 光ファイバーコネクタ このコネクタは第138-1図のように、プラグとレセプタクルからなっています。 形状的には基本的に
RCAコネクタと同じ物です。
プラグは光ファイバーをエポキシ接着剤で簡単に固定する事ができます。
レセプタクルは 5mmの先端部の平らな LED、フォトトランジスタを収納することができます。
光学素子 スタンレー社の LED、EBR5507Sとフォトトランジスタ PD-401を使用します。
この二つの素子は、外見上非常に似ていますから見分け難いですが、ルーペを使って正面から見ると第138-2図のような違いが見られます。リード線にペ
イントマーカー等で印を付けておくと判別がしやすくなります。
遮光顔料 光学素子(特にフォトトランジスタ)の背面から光が入りますと、光信号の
S/Nが悪くなりますので、光学素子をレセプタクルに固定する時、エポキシ接着剤に混合して遮光をはかる顔料です。
研磨ペーパ #400(荒)、#800(中)、#1500(細)
3種類の研磨ペーパです。ともに耐水性を持っています。 光ファイバー (キットには入っていません)三菱レイヨン(株)発売の光ファイバー
SH4001、SH4002をご使用ください。(EH系にも使えます)
エポキシ接着剤 (キットには入っていません)アラルダイト、セメダインスーパー、スーパーボンド等、 2液混合型接着剤を使用したください。
(1)光ファイバーの先端部 5mm位の被服を取り去ります。
(2)エポキシ接着剤をよく混合して、光ファイバーの先端部に付けます。
(3)プラグに光ファイバーをゆっくり捩じりながら差し込みます。
(4)光ファイバーをプラグの先端まで押し込んでエポキシ接着剤の硬化を待ちます。
(5)プラグの先端から飛び出した光ファイバーを切断します。
(6)光ファイバーの先端部を#400,#800,#1500の順で研磨ペーパに少量の水を付けて研磨します。 この時、光ファイバーの先端が丸くなら
ないように注意してください。
(1)エポキシ接着剤と遮光顔料を良く混合してください。混合する大体の量は第138-3図に示す程
度です。
(2)レセプタクルに LEDもしくはフォトトランジスタを装填して、その背後に(1)で混合したエポキシ接着剤を流して固定させます。
(1)フォトトランジスタが金属ケースに収納されている物の中にはコレクタが金属ケースに結ばれてい
るものがあります。この種の物を
FCZ光ファイバーコネクタに装着しますとコレクタ電圧を接地してしまう事になりますからご注意ください。
(2)プラグをレセプタクルに装填する時は、プラグの先端が光学素子に接触するまで押し込んでください。
接触したらそれ以上無理に押し込まないでください。