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#038 バリアブルフルスケールメータ
テスタ−が2つ要る?

 寺子屋シリーズキット#038 バリアブルフルスケールメータの回路は実に簡単で、ラジケータに 250kΩのC型カーブのボリュームをシリーズにつなげただけの物です。 QRPPの送信機の実験をやっていて、電圧計としてのテスターと、RFプローブ のメータ部としてのテスターをその都度その都度チップを交換して使うのが面倒になりますが、そんなときバリアブルフルスケールメータがあると便利です。。  回路は第1図に示すように簡単なものです。




回路は簡単

 入力端子は3.5φの2Pイヤホンジャックを使いました。 ここにRFプローブまたはテスターリード をつなぎます。 感度切り替え用としてスイッチを1つ設けました
 スイッチを下側に倒しておけば只のラジケータで、RFプローブのメータとして使うことができます。 感度はいつも一定ですから、発振の強さがどうである かという様な比較にも使えます。
 スイッチを上側に倒せばラジケータの感度を自由に変えることができます。 スイッチを下側にしていてスケールオーバーしたときに使うことができます。
 第2図に実体配線図を示します。




 ボリュームは250kΩのC型カーブの物を使用していますが、パーツを自分で調達するときはC型カーブのボリュームは手に入りにくいですからB型のカー ブのものを使用してください。

使い方

 このボリュームの入ったラジケータは単に感度を調整できるというだけのものではありません。 テス ターリードを取り付け、電源電圧を測り、その値をフルスケールにセットするによって常に電源電圧を100%とする電圧のチェックができるのです。電源電圧 が3Vとか9Vというとき実に便利です。 これがバリアブルフルスケールメータの名前の由来です。
 今回はこの回路をタカチのSW-75Bというケースにいれて非常にスマートな物に仕上がりました。プラスチックのケースですから加工も簡単です。
 RFプローブ専用としても実に便利な道具になりますから皆さんもぜひ一つお作りになるといいと思います。
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