アマチュア無線とモールス通信2

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モールスの受信練習のプログラムとしてPEDというものがあります。これはpile-upの中での通信を模擬するもので、HSTというモールス早聴きコンテストでも使われているそうです。
このPEDは実際の交信のように、雑音に埋もれた複数局からの呼び出しに対して次々に交信を成立させていき、時間終了後に交信を終了した局から点数を決める、というものです。なおこのプログラムはDOS用ですが私の場合Windows98SEのDOS窓でも正常に動作しました。ただしサウンドカードの設定を変えてしまう所為か、終了後音の再生レベルが下がってしまいますが。

いろいろホームページを検索しましたが、このPEDの利用方法を説明するページは全然ありませんでした。というわけで忘備を兼ねて簡単に説明をしておきます。

ダウンロードしたファイルを解凍して、PED.EXEを最初に起動すると、自分のコールサインとゾーンナンバーを入力します。その後、読みこむファイル(デフォルトはSAMPLE.PED)を選択した後、上のような画面になります。

デフォルトのスピードは40WPM(つまり200字/分)と異常に高速なので私はとても聞き取れませんでした。これはAlt+F9、Alt+F10でそれぞれ減速、加速可能です(ただし最低速度は20WPM)。またctrl+NでノイズのON/OFFができます。またCTRL-Uで手崩れのON/OFFです。同時に呼んでくる局の数は設定可能です。最初はPileup trainerモードにして、ノイズなし、手崩れOFFで同時に1局しか呼んで来ない設定にして練習しました。

Demonstrationにしてしばらく聴いていると分かってきますが、呼んできた相手に対してRSTナンバーを交換すれば交信成立となります。交信が終了すればキーボードからコールサインを入力することでlogに付けてゆきます(コールサインの入力は交信成立前から可能)。送信信号はプリンターポートに電鍵を接続することで送出できますが、キーボードからも次の信号が自動で出せます。通常はこれで十分(電鍵はいらない)です。
	F1               :send CQ message
	F2               :send exchange message
	F3               :send confirm message
	F4               :send my call
	F5               :send his call
	F6               :send cl?
	F7               :send ?
まだまだいろいろ使い方はあるのでしょうが、今のところ私が把握しているのは以上。耳は相当鍛えられそうです。
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