テレビの音が悪い
テレビを買い換えたけれど、、
正月休みに、4年前に買った32インチの液晶テレビの音が悪かったので、AVアンプをつなぎました。
これで音は改善されたのですが、部屋の割りに画面が小さかったので、決算期にテレビを買い換えました。
ところが、買い換えたテレビは、もっと音が悪かったのでAVアンプ必須になりました。
- 梅田のヨドバシカメラに3日通った
梅田のヨドバシカメラには、ソニーの80インチ4k2kの最新から、LG、三菱などの大型も置いてあって、品揃えでは一番でしたので、いろいろ見て回りました。
液晶なら、東芝、ソニーのハイエンド機種は、他と比べて頭一つ綺麗で応答も速く動画で破綻することはないので、文句のつけようがないですが、高め。ただし、そのぶん電気も使うし、家に帰ってから綺麗な分に対する満足度がいつまでもつか、、
- 伊丹のヤマダ電機で価格ドットコムより安く購入
テニスの帰り道に、ふとヤマダ電機に寄ったところ、えらく安い値札のついた40インチ液晶(LC40H7)が置いてありました。3D、裏録、YouTube、光音声出力が無いですが、もともとレコーダ(ディーガ)のモニタとしてしか使わないので、使わない機能が無い分だけ電気代が節約できるとおもい、店員さんに声をかけたところ、さらに値引いてくれました。
持ち帰ってびっくりしたのですが、5年前に実家でシャープの40インチを買ってフィットで持ち帰ったときは、縦にぎりぎり入ったのですが、この40インチは、楽々入ってしまいました。つまり、設置も軽くて小さく楽でしたが、元の32インチテレビと外寸が変わらないので、大きなテレビに買い換えた気分は味わえませんでした。
さっそくつけて見たところ、電子機器すべてに言えることですが、 最初に出てくる音は非常に悪いです。ヘッドホン端子に効率の良いスピーカ(アンプなし:パッシブ)を繋ぐと良さそう。VAパネルのため横から見ると、元の32インチよりも見えにくいし、、置いてみると50インチがベストだったかもしれないけれど、やはり電気は節約すべき。
元のテレビ(1366×768)よりも、たった4年でここまで?という高精細(1920×1080)、高コントラスト(LEDバックライト)さはありますが、なんか疲れるので、すぐ「映画」モード+エコモードにしました。そのエコモードは、電源を切ると戻ってしまうので、明るさを下げて、「映画」モードで「映像」をちょっと下げて、「黒レベル」をちょっと上げて、低音を強調して落ち着きました。調整項目が多いので、自分の好みに落ち着きます。動画も満足のいくレベルで追従しているけれど、どうしても色の種類が平面的という印象です。
- 100インチプロジェクタと見比べた
ちょうど、地上波で「トランスフォーマー」をやっていたので、新しいテレビと、100インチプロジェクターを見比べてみました。
プロジェクター(EH-TW400)は、ハイビジョンではない0.59型ワイド(1280X800)で、1080iから720pにダウンスケールされているわけですが、なぜか断然プロジェクターのほうが動きに強く色の出が良く見えました。わからんもんだ、、、加齢フィルターの影響か?
おしん:2号機
居間の新しいテレビの音響システムの名前を「おしん:2号機」とつけました。
アンプは映画で払い下げ になったPioneerのVSA-D6TXです。ディーガ(ブルーレイレコーダ)の光音声デジタルを入力とするので、AACがエンコードできれば良し。パワーは有り余っています。
スピーカーは、
- フロント:FOSTEX FF225KW
そもそもFFのシリーズに、この20cmのラインナップはなく、このWKで初めて登場しました。FX200と同じ取り付け穴ですが、こっちのほうがコーン紙の口径は大きいです(記憶ではFX200は16cmであった)。
フルレンジにしては、でかすぎ。必ずツイータが欲しくなるので、ウーファとしての位置づけとおもわれます。ラックの土台になってもらわないといけないので、これにしました。
ニュースなどの「C」「L」の音源の時は、150Hz以下のウーファになっています。
- センター:FOSTEX FF105WK
テレビの真ん中から声が出て欲しいので、直列に2個つないで4Ωです。
FFのシリーズに限らずFOSTEXの10cmとしては、箱を選ばないという点で、BC-10に匹敵する出来だとおもいます。しかも安い。
これまでのFOSTEXの小口径が、すべてバックロードなどのロードがかかった状態(ホーンのドライバみたい)で使われることを想定していたのに対し、これはバスレフでバランスよく鳴ってくれます。
ハードドームであるけれど、高音が煩くないです。しかも安いです(また書いている)。
バックロードのFE-108∑と聞き比べてみましたが、低音は、ばさっと切れて「ない」けれども、声はFEのシリーズに似て前に立つ感じで、FF165WK、FF225WKと比べても、これが一番自然です。コンパクトな分、シリコンオーディオのモニター用なら枕元にも置けてベストだとおもいます。
これだけだと低音が無いので、100Hz以下をFF225WKに割り当てています。
- リア:FOSTEX FF165WK
これが一番まともなバランスのユニットです。普通に自然ですので、あえて言えば、あたりまえすぎ。これを、他にも全部使いたいのだけれども、置き場所が、、、
鳴っていればよしのサラウンドにしては、良すぎるスピーカですが、FF225WKと取り替えるだけの土台の大きさがありません。残念です。
- ウーファ:なし
放送にLFEが乗ってくることは、まずありません。フロントがFF225WKのため、ウーファは要らないです。
そこを積極的に、100Hzをクロスオーバーにした2Wayマルチアンプになっています(all right reserved JP3EXE)。80,100,150Hzでウーファのかわりを大きいスピーカに回すのはVSA-D6TXの機能ですが、今のアンプでもできると思うので、試されてはどうでしょうか?
です。
FOSTEXのFFのシリーズは、右上がりの特性から「ハードドーム=うるさい」のイメージでしたが、このWKは、非常にバランスが良いですし、耐入力が上がったため、こうした用途に向いています。ブラウン管でなくなったため、防磁である必要がなくなりました。
中国製ですが、108Superと同じエージングの要らない、かつ均質なユニットでした。劣化もなさそう(2020年にレポート予定)。FOSTEXについては、FT96Hは中国製になってから艶の出てきましたから、古い製品でも中国製に変わったら(製造場所が変わるついでに工法が変わった)再評価すべきです。
「おしん」の名前は、ツメ付ナットを使って「辛抱強く」取り付けたことに由来します。市販の(しかも安い)箱ですが、ターミナルを交換して太いケーブルも使えるようにしてあります。加工が面倒ですが、根気よく作業すると長い目で見て楽(接触不良、がたつきが起き難い)です。
FOSTEXの全シリーズについてはこちら
中学のときにPioneerのPE101をバックロードに取り付けて以来35年経ちます。
こうした(糸のこぎり、ドリル、半田付け)作業も、今回が最後になるとおもいます。
最後に、どんな箱でも適宜に鳴る安いユニットにめぐり合えて、幸運でした。