7.5 Puffin Valley鉄道


実はシドニーに移動する前日、僕はというと1日仕事があったので、その間オカミサンと子供たちは、パフィンビリー鉄道というのに乗った。そこへは取引先の人間が一日つき合ってくれて、車でパフィンバレー鉄道の始発駅へ、そして車で先回りし終点で迎えてくれた。
 その後動物園に連れていってもらったりとお互い言葉が分からなかったけど、それなりに楽しんだようだ。
  その部分をオカミサンに書いてもらおうとしたんだが、どうも文章にするのが苦手で、左の写真だけで勘弁してください。

7.6 これからシドニーへ

 8月22日金曜日、今日はまだ午前中は仕事があるが、それも終えて午後から明日の帰国のためシドニーに移動する。朝家族と共に取引先の会社に行く。10時頃までおり、それからメルボルンにいる間使っていて、Klausの借りたTarago(トヨタエスティマ)をそのまま空港まで乗って行った。途中、借りっぱなしでは気が引けるので、ガソリンを入れた。メルボルンも何回も来ているので、そこそこ土地勘はある。地図はなくても大丈夫だ。といっても空港までの道だけだが。それでも途中ダウンタウンを抜けるので、ちょっと寄り道をしてFlinders St.駅の前を通った。何度もメルボルンには来ているが、ここの前を通るのは初めてである。車からは降りずに写真だけ撮った。

 それとここにはおもしろい交通ルールがある。メルボルンには今でも路面電車が市内の交通手段として使われている。そしてこの路面電車の通っている道の交差点では、右折車は左側で待機しなくてはならないのだ。(オーストラリアは日本と同じ左側通行だから、道をまたいで曲がるときは右折になる)だから、右折しようとする車は左側車線を走り、交差点にさしかかったら、右にウィンカーを出して交差点の左側で待機するのだ。 最初はちょっととまどったが、交差点中央で待っていると、路面電車が来たときやり過ごせないので、なるほどと納得。世界中でもここだけじゃないだろうか。
 さて、空港には11時半頃到着する。レンタカーをAvisの駐車場に返す。通常は車を返したら支払いをしなければならないが、請求書は取引先にするよう依頼し、それで終わり。何とも簡単なものだ。
 シドニーまでは国内線に乗るわけだが、ここでメルボルン空港の説明をしようと思う。というのも、ぼくもいろんなところへ旅をしていろんな空港を利用したが、この空港が一番使いやすいと感じているからだ。
 まず第一に、国際線と国内線が一つのターミナルに集約していること。飛行機の発着便数にもよるが、国内線から国際線、またはその逆の乗り継ぎを考えると、一つのターミナルにある方がいいに決まっている。国内線と国際線のターミナル間をバスまたは他の手段で移動するということはそれだけ時間がかかるのだ。一つのビルの中なら、カートを押しながら移動すればいいのだからはるかに楽だ。
 第二に、ターミナル中央は国際線、左はアンセット右はカンタスと航空会社のカウンターがはっきり分かれていること。そしてチェックインを済ますとそこからすぐに搭乗ゲートへ移動できる。最短距離で飛行機に乗れるわけだ。ちょうど国際線カウンターを中心に放射状に配置されているのだ。
 そして第三に(これが決定的に日本と違うのだが)、国内線の搭乗ゲートまで誰でもボディチェックを受ければ行くことができるのだ。つまり、ゲートのところまで出迎えに行くことができるのだ。やはりそれだけ飛行機に乗ることは日常茶飯事になっているからだろう。考えてみると、メルボルン-シドニー間は、日本でいえば東京大阪間かそれくらいの距離でしかないのに、新幹線のような高速鉄道がないものだから、どうしても飛行機に乗らざるをえない。それに、便数もカンタスだけでも30分に一本出ているから、アンセットと合わせると、少なくとも一時間あたり4本以上出ているのではないか。それだけあれば日帰りの出張には十分だ。  さて、僕らを乗せたカンタスQF432は12:30にメルボルンを出発し14:00シドニーに到着した。そしてタクシーでホテルに向かい14:30チェックイン。オーストラリア最後の夜は、ここホテルハイアットリージェンシーキングスクロスである。

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