4.6 サンシャインプラザショッピングセンター

 8月12日火曜日。今日はKlausの家を出発して次の目的地Noosaに行くことになっている。 KlausとCarmenは僕らに、いたいだけいてもいいといってくれたけど、日本人の気持ちとして、そうそう世話になってばかりいられないし、世話になればどうしても気を遣って気疲れしてしまう。僕自身や子供たちはお気楽に考えているが、特にオカミサンはそうはいかない。
 自由気ままな旅だし、ここらで違うところへ行ってもいいかなと思い、ひとまずはKlausの家を離れることにした。 NoosaはKlausの家から北へ50kmくらいのところだから、さほどの距離ではない、そこで今日はNoosaに行く前に、サンシャインプラザショッピングセンターへショッピングに行くことにした。この地方では最大級を誇るショッピングモールとのことで、スーパーが3つデパートがひとつ、それに大小の個人店がたくさんある。
 午前11時、荷物を全部車に載せて、出発だ。Carmenもフィットネスクラブへ行くというので、ショッピングセンターまで先導してもらうことにした。途中でガソリンスタンドに寄りガソリンを補給する。オーストラリアに来てから初めてのガソリン補給だ。実は僕自身、オーストラリアでガソリンを入れるのは初めての体験である。日本とは違い、ここではセルフサービスでガソリン入れるのが普通だ。セルフのスタンドは以前アメリカで経験しているので、勝手は分かっているが、ここで少し解説しておく。
 まずスタンドに入ると、目的のガソリンを入れる場所に車を止め、自分でノズルを差し込みガソリンを入れる。ガソリンの種類が違うと、ノズルの大きさが違うので、間違いだとすぐ分かる。ガソリンが満タンになると自動的にストップするので、ノズルを元に戻す。するとそこのポンプの番号が書いてあるので、レジに行き番号を告げればいくらか分かるので、そこでお金を払う。
 思ったより簡単で、日本でもこうなればいいのにと思うのだが、規制が厳しくまだ無理らしい。窓拭きなどしてくれないが、その分ガソリンは安い。ガソリン代AUD$31.80払う。50リッター入れたので、1リッターあたり約64セントだ。当たり前だが、日本に比べてかなり安い。
 ガソリンスタンドを出て、裏道を行くとそこはショッピングセンターだ。Carmenも同じ駐車場に停め、フィットネスクラブへ行く。僕らはショッピングセンターだ。しっかり礼をいい、別れた。
 サンシャインプラザショッピングセンターには結局3時半までいた。入ったのが11時半頃だったので、4時間はいたことになる。一回りするのにそれだけかかったということは、その大きさが想像できるだろう。
 ここではお土産用のチョコレートを大量に買った。Carmenのお勧めの店で、免税店で買うチョコレートよりも安いからだ。こういう家族で出かける旅では、友達やオカミサンの実家へのお土産は欠かせない。ましてや家で買っているハムスターをオカミサンの実家に預けてきたので、一番たくさん買わなければならない。
 車で往復できる旅なら、少々帰りの荷物が増えてもどうにかなるが、飛行機の旅となると、すべてスーツケースに入れなければならない。ここのチョコレート屋さんで買った量は、すでにスーツケースの許容量をはるかに超えて、小型のブリーフケースくらいはある。レンタカーを借りているうちはいいが、来週からのメルボルン行きではどうしよう。
 他の土産としては、子供たちの帽子を買った。ショッピングセンターの中ほどにある、建物の外の、アンティークな店が並んでいるところに在ったアクセサリ屋さんといった感じの店で買った。ちょっと変わった帽子で、文章では表現しにくいが、まあ、ピエロがかぶるような帽子だと思ってくれればよい。いろいろへんてこりんな飾りが施してある。これを一つならAUD$15.-で、二つならAUD$20.-だという。子供が二人だから、結局二人分買った。この帽子は、ちょっと普段にはかぶれないが、スキーに行ったときには、結構目立っていいだろう。帽子の生地も、綿入れみたいな感じで、暖かそうだ。
 オカミサンも自分への土産を何にしようかと、いろいろ物色しているがこれといった物が無い。この迷いは、旅の最後まで続くのであった。 他に土産というよりも、実用的な物で、子供たちのピアノの発表会用のよそ行き用の靴も買った。

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