W1FH, Mr. Charles Mellen

W1FHは2006年1月21日、91才で亡くなられました。

ARRL Web 2月2日発行によると 「伝説的なDXサーが亡くなった」と報じています。
この記事によると、1990年代から体調を崩して、次第にDXが出来なくなってきたそうです。
W1FHは1994年のDXCC Hall of Fameにも選ばれていた素晴らしいDXサーで、1930年*
最初のライセンスを得て、DXCCレースではW6AMと覇を競っていました。

私にとっても、忘れられない偉大なDXサーの一人で、駆け出しの頃から尊敬と憧れの
DXサーでした。当時のQSTのDXCCランキングでは常に世界のトップでした。
私が、1964年7月から連載させて貰った電波科学誌「トップDXサーの生活と意見」で最初に
取り上げたのがW1FHでした。
ご冥福をお祈りします。

第2次大戦が終わりDXCCが再開されたとき戦後に最初のDXCCを受賞したOMです。
その後も長い間世界のトップの座を守っていました。
彼は1929年にライセンスを取り、(*QST記事と私の資料と違いますので、QSTが正確かも
しれません)以後DXに専念していました。
QRZ.comによると彼は1914年生まれですから15才の時にライセンスを得たのですね。
今年は丁度90才になるはずで、最近の消息は判りませんがお元気でしょうか。
仕事が自家営業の酒の醸造業だったのでDXがでればいつでもパイルに参加出来たそうです。
いつでも無線ができる環境がDXCCレースのトップを維持出来た理由かもしれません。

 

   
  このQSLは1953年の時のものです。当時の私にとっては
貴重なW1のカードでした。
 
       
   
  1964年頃のW1FHのシャック、コリンズとラックマウントの
送信機(4-400A PP)は当時のトップDXサーの典型
  彼のアンテナとタワー

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