| W4BPD, Gus M. Browning の手記 ・ DXpedition物語 （その14） アマチュア目次へ戻る | ||
| 第 8 章 (1) マウントアトスからのDXingは無し 前の頁へ | ||
前の章で、私はギリシャのアテネでSV1ABジョージ、彼の素晴らしい奥さん、とてもかわいい当時２才 の小さなお嬢さんのところに滞在していました。 私は、ジョージの給油所で、アテネで見る沢山のスクーターにガソリンを売っているのを良く見ていまし た。それらの殆どの人が１か２クオートのガソリンを買って、そして、彼らの殆どがほんの少しの潤滑油を 買い、ジョージはそれを混ぜてタンクに入れました。毎日立ち寄るそれらのスクーターの数に、あなたは驚 いたでしょう。勿論、ときには自動車も立ち寄りました。しかし、私にとって、モタースクーターの全体の 量から見て、彼がもっと多くを売ったように思えました、なぜなら、そこにあった自動車よりもっと多くの スクーターがあったので。ジョージは非常に良く働く人で、給油所にいるときはいつも忙しかったです。 私たちは、マウントアトスへの旅の可能性について話しました。SV1AE、ソクラテスもまたそこへの旅に 関心を持っていました、彼ら二人、そして沢山のほかのハムがトライしました、しかし、誰にも、トライし 続けた誰にも、決して許可は下りませんでした。 最初の、第１の問題はギリシャ政府の許可を得ることです。それから、次の問題、マウントアトスの教会 の高僧からの許可を得ることです。どちらかからの許可を得ることは、今日まで、絶対に不可能だと思えま す。そのうちに、この場所から運用されるだろうと、私は確信しています。それを上手くやるには、チャー チル、ルーズベルト、あるいはゴールドウォーターの力が必要かも知れませんが、私は、何らかの方法でそ れがなされると思います。 ローマの、マルタ騎士団の状況も同じです。これもまた、沢山の人によって試みられました、そして、今 までのところ、DXの世界の処女地を開くべき正しい鍵を得るための正しい人をまだ待っていることを私は 知っています。これらの２つのスポットから運用する仲間になるために、私は何でもするでしょう。 W1FHが交信するのに、世界中でまだ残っている唯一の２つのスポット。（私は、PY2CKもそれを必要と すると予想します）もし私がそこに行って、何か特別な理由で、“W1FHとPY2CKを聞くことができなか った！“としても、それ程不思議ではないでしょう。ハ、ハ、ハ！ さて、そのような馬鹿げたことは十分です、話に戻りましょう！ アテネを出発したとき、私はジョージと長い間知り合っていたように思いました。彼は非常に誠実な友人 です。勿論、再び、私は彼とソクラテスを尋ねて、二人をもっと良く知りたいと思います。 ベイルート、レバノンへの旅には事件はありませんでした。ミラノのI1ABによって私の無線機をナイロ ビに発送していたので、そこでは税関のトラブルは全くありません。 ベイルートの空港で、私はRundy、OD5CTとFred、OD5AFに会いました。Rundyは、空調のある非 常にエレガントなアパートへ連れていってくれました、そして、彼のFridgeを紹介してくれました、そし てコークも！Rundyの奥さんはノースカロライナ出身で、私がそこにいる間、私は非常に素晴らしい南部料 理を食べました。私は、OD5CTを何回も運用しました。私は、DXの感じをつかみました！Wの局はヨー ロッパでのようには強くはありませんでした。 ・ハムに理想的な場所、ベイルート 殆どのW/K局は、私が家でヨーロッパの局を聞くように、聞こえました。私は沢山の時間をRundyと彼 の旅行について話すのに費やしました。私は、彼が訪ねたスポットに、私が行くかも知れないところの直接 の情報を得ようとしました。Rundyは本当に彼のやり方を、知っていました、そして、彼と話すのが勉強で した。 私は、ベイルートのダウンタウンの彼の事務所の窓際に座って、何時間も景色を眺めていました。そこに はすごいドライバーがいました。誰も、彼らが行きたいどの方向へでもドライブし、そして好きなだけ早く 行くように、見えました。私は、トルコ帽に山羊ひげの一人の老人が道路を横切ろうと試みているのをおよ そ30分間見ていました。時々、彼は道を3/4くらい渡り、そこにそれらのクレイジーなタクシーが彼にど んどん迫り、そして彼は、おびえたウサギのように、道を逃げ戻りました。私は、彼が道を渡ったのを決し て見ませんでした、そして、彼が道の反対側に渡ろうとして、まだそこにいるだろうと今でも私は想像しま す。 さて、路面電車の乗客について話しましょう。あなたはベイルートでそれを見るべきです。路面電車は決 して誰のためにも止まらないように見えます、そして路面電車が走っている間に、人々は飛び乗り、飛び降 ります。私は、彼らが窓の外にぶら下がっているのを見ました、そして、ステップはいつも限界まで一杯で した。まるで、揺さぶっても、もう一人のための余地があるようには見えませんでしたが、しかし、彼らは 誰かのコートの裾を握って、ステップで、どうにか、足一つ分のスペースを見つけるでしょう。私は、その ような乗客の誰かが、その路面電車に乗り、料金を払ったかどうかとしばしば思います。 ベイルートには、人々のひどい混合があります、アラブ、酋長の子孫、通りを歩くラクダ、家に居るよう な服装の沢山の人々。私が一度も見たことがない種類の、あらゆる形と種類の車があります。ベイルートに は、変わった店とバザールがあります・あなたが払いたいどんな値段でも、あなたが欲しいすべての物を買 うことが間違いなくできるところ。しかし、それは、長い時間、あなたが値段について交渉するのが重要で す、あるいは、結局、あなたが払うべきよりもっと多くを支払うでしょう。 私は、人口のおよそ3/4がアラブ系で残りは西洋系だと思います。あなたが払いたいどの様な値段のホテ ルもあります。ベイルート、一種の自由港で、アデン以外、その地方の他のどの場所より、妥当に沢山の物 があります。 無線について、ベイルートは私にとって非常に良いスポットに思えます。アフリカのすべてが南です。一 日中、楽にQSOするのに、ヨーロッパはそれ程遠くありません、中東は隣です。アジア本土はそれ程遠く ありません。勿論、kWとビームのW/K局はとは簡単に交信できます。私は、「交信が困難」なところは太 平洋の島々だと思います。しかし、結局、OD5はアマチュアの観点からはOD5は良い場所に位置している ように思えます。 Rundyは、ベイルートに住むのは非常に高くつくと私に言いました。 |
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| 注 JA1DM ：マウントアトスとマルタ騎士団は既にこの頃(1962年)から話題になっていたのですね。マウントアトスが運 用されたのは1972年、マルタ騎士団がDXCCに認められたのが1982年ですから、運用許可を得るまでに は大変な時間がかかったことが判ります。 クオート1/4ガロン=0.87リットル 米ガロン3.7853 |
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| 033M063006 2006.7.4 | ||
| 第８章 (2) ペントハウスと召使い | ||
特に、もしあなたが米国製品を買いたいならこれは本当です。もしあなたが素晴らしい商人ならベ イルートでお金を増やすのは簡単だと私は思います。そこの誰も私にとって、かなり繁栄しているよ うに見えました、そして商売は私が訪ねたどこでもミツバチの巣箱に似ていました。バザールの商売 でさえ、一日中そして夜まで、気が狂ったように大忙しでした。娯楽について、すべて行きました！ と私は言われました。 私がそこに居たのは９月の下旬で、天候はそれ程悪くはありませんでした。少し暖かかったのです が悪くはありませんでした。Rundyと一緒に、そこに４，５日いた後、私はエジプトのカイロに出発 しました。便は、およそ10時頃に、カイロ空港に着きました。エジプトの上を飛んでいるとき、あ なたの下は砂漠だと判るでしょう。目の届く限り、地平線から地平線まで、一つのものすごい量の黄 ばんでいる砂です。飛行機が着陸して、ドアを開けると、暑い空気で、あなたはエジプトにいると判 ったでしょう。カイロの空港は、砂漠にあります、そして周囲のすべての方向が砂です。 私と一緒にRundyもカイロに行き、仕事で数日滞在しました。本当にものすごく高い値段の、ナ イルヒルトンに私は一緒に滞在するのだと彼は主張しました。そこのすべての場所は空調されていて、 そしてホテルの中にいる限り、暑さに関して全く苦労しませんでした。 私たちはそこのあるエジプトのカフェに出かけて、私がこれまでに経験した中ではもっとも変な料 理を食べました。 そして、ある夜、ナイトクラブの一つに行きました。それはみものでした！アラブミュージック、 歌、そして本物のベリーダンス。レギュラーのショーが終わった後に起きたことについて、“すべて” をあなたにお話しできないのは残念です。しかし、それは完全に“下品”なことでした。 およそ３日ほど後に、Rundyはベイルートに戻らねばなりませんでした。彼が出発したあと、私は Mahumd-SU1MSがアラビア後で書いたメモの友人を捜す時だと決めました。私にはナイルヒルトン の値段は負担できませんでした。私は、Mahmudが書いた番号に電話をしました。すぐに、Mahmud の友人、Mohammed Atefが私に会いにホテルに来ました。彼はお抱え運転手が運転する赤いコンバ ーチブルのシボレー、屋根が下げてある、を持っていました。 彼は、私が彼と一緒に来て、彼の家に泊まるように、強く言いました。（それは、私がずっと初めか ら望んでいたことでした！）Mohammedは素晴らしいアパートを持っていました。私は６階か７階 建てだと思います。ビルの最上階に３部屋のある“ペントハウス”がありました。彼は、私を連れて いき、“ガス、あなたがカイロにいる限り、ここがあなたの部屋です”。と言いました。寝室の窓の外 には、私は遠くに、三つのすべてのギザのピラミッドを見ることができました。私は自分に言いまし た“ここがそうだ”。 彼は私に、もし何か必要なら、私のベッドの頭のところにある、その小さな飾り房を引きなさいと 言いました。彼は、横になって、疲れをとるように私に言って、出かけました。彼が出発してすぐに、 私はその飾り房を試そうと決めました。私はそれを引きました、そしてしばらくすると、若い召使い が現れて言いました“はいご主人さま”私は“冷たいコカコーラを持ってきなさい”と言いました。 彼はお辞儀をして出ていきました、そしておよそ５分後に、素晴らしい冷たいコークを持って戻りま した。さて、これが“暮らし”です。 ・ ピラミッドを訪ねる 12:30頃、同じ召使いが昼食を持ってきました。この少年は、およそ12才で、彼が農家の家族の一 員の子供であることを知りました。昼食後、午後3:00頃、私は再び飾り房を試そうと決めました。召 使いが来たとき“はいご主人さま”、私は、冷たいペプシコーラを持ってくるように、言いました。す ぐに、それが手元にありました！ガス、この果報者、このすべてのサービス、そして沢山の冷たい飲 み物、プライベートの３ルーム、そして、私のために車が置いてありました。 その夜、夕食後、（肉はいつも羊か山羊でした！）豚肉、ハ、ハ、ハ！私は再び、飾り紐を引き、“は い、ご主人さま”と言われたとき、チョコレートミルクセーキを持ってくるように言いました。（私は、 得られるものすべてを見つけたかったのです。）およそ５分後に、召使いはチョコレートミルクセーキ を持って戻って来ました、それは、暖かい見るの入った大きなグラス、（私はそれが山羊のミルクだと 思いました）それにバニラエッセンスの風味が添えられたものでした。さあ、それらはもう要らない！ と私に言いました。その時から、私はコークに執着しました！ カイロを歩いている間、私は、ベールを被った沢山の婦人を見ました、そして、彼女らの写真を撮 ろうとはしないように、さもないと、カメラを壊されるかも知れないと、私は注意されました、そし て、多分私自身でさえ！ 私は、カイロで沢山の大きなモスクに行きました。訪ねた一つは私は非常に印象的でした。人々は、 全員が東、メッカの方を向いて、祈りのカーペットの上で祈っているのを見ます。これは毎日５回行 われます。彼らは、早朝、再び午前10時頃、それから昼頃、午後３時頃、そして再び午後６時頃に 祈ります。これらのモスクは近代的になっています。トップリーダーが、彼の悲しげな単調な語調で 一緒に祈るように、人々に呼びかける場所、それらすべてに大音量のPAがあるようです。私には、 とても悲しげに響きました。カイロ中で、毎日５回、これを聞きます。 最初の朝、私は階段をおりて、運転手にピラミッドに行きたいと言いました。私たちは出かけまし た。ギザのピラミッドはおよそ15マイル離れ、しかし、全部良い道路です。（それらは、いつも映画 で見る、三つの大きなピラミッドです。）あなたが、初めて、その基礎に着いたとき、そのとてつもな い大きさに感動します。それから、その作られた大きな石をあなたは見て、それらは数千年前に作ら れたと思うとき、近代的な機械もなしで、どの様にして作られたかとあなたは本当に考えると思いま す。すべての工事は、簡単な道具で行われました。それはとても不可能に見えますが、しかし、それ はそこにあります。私は、すぐそばに有るスフィンクスにも行きました。それもまた、東、メッカを 向いていました！ 私は、Mohammedと、下の彼のアパートで何回か一緒に食事をしました。彼は、彼の母、家族と 一緒に住んでいました。しかし、不思議なことが一つありました。そこでは、全く女性を見ませんで した。知っているように、彼らは、男性と切り離されています。あなたが誰かの家に行ったとき、あ なたは、彼らの父と兄弟の他には、彼らの奥さん、あるいは彼らの姉妹に会うのを期待しないと言う 事実にすぐ慣れます。これは彼らの生き方です。
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| 034M070506 2006.7.8 |
