Norcal マニュピレーター


完成したNorcalのマニュピレーターキット

38スペシャルなどで有名な北カリフォルニアのNorCalQRPクラブが供給するエレキーのマニュピレーターのキットを作りました。

これは1997年に同クラブが行ったパドルのデザインコンテストで優勝したK8FFのデザインを同クラブがキット配布していたもので、私のシャックに唯一あったバイブロプレックスのパドルを置き換えることにより、完全自作のシャックになることから入手してみました。

キットの入手

NorCalのウエブサイトからオーダー方法を調べて、チェック(アメリカでは個人が定常的に小切手を使っている)を送りました。日本から個人輸入されているのに比べてえらく簡単です。

さて、2週間ほどして緩衝材つき封筒に入ったキットが送られてきました。中身を開けてみると未加工の鉄のベースと、粗削りな黄銅のパーツが入っており余程想像力がたくましくないとパドルと思えないような部品が送られてきました。

今考えるとPIXIE2といいこのキットといい、受け取ったときの驚きと作って使ったときの感動のギャップはわざと演出されているかのようです。

キットの製作

電子工作のキットと違い、これは機械加工なので私の場合はまず、ベースの部分をいかに磨き上げるか?だけに注力しました。

私は工具はまったく持っていないので、頼れるのは紙やすりのみ。まずは100番をひたすらかけることにしました。バイブロを愛用している私にはクロームメッキの美しいベースと今磨いている鉄の固まりとのギャップですぐにめげそうになりました。

こんな時、同じパドルを作っていたJE2CDCさんからの掲示板での書き込みが励みになります。そんな折り、CDCさんのホームページには完成されたパドルの姿が...

これに後押しされる形で、ごしごし、ごしごし少しずつ削りました。ちょうど800番の紙やすりをはじめた頃、実は一度めげてメタリックシルバーのスプレーを塗ってみたのですが、塗装の強度が弱く一部がぺりぺりとはがれてしまったので塗装をはがして磨き切ってしまい、現在は鉄のベースそのままにしてあります。恒久対策は現在検討中ですが、磨き切った鉄は結構美しいものです。これを見なかったら2ヶ月もやすりはかけられなかったでしょう。

全部を組み上げてみると、小型でなかなかのものです。打った感触はベンチャーのパドルを少し安っぽくした感触がしました。私のバイブロプレックスは銀接点は独特のねちっこさがあり、接触したときの感じがソフトです。これからじっくり改造していきたいと思います。


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