DXpeditionのすすめ ケース (last update 2007/3/10)

 

運搬用のケースをどうするかも、チェックインバゲッジの重量制限に関わってきます。機材運搬用のケースはそれ自身もそれなりの重量があるため、総重量のことが問題になる場合には身の回りのものを収納するスーツケースに無線関係の機材も入れる必要があります。

次の写真は私がAndamanに行った際の荷物です。

超過料金がかからないよう、チェックインはスーツケース1つとアンテナ用のグラスファイバーロッド、機内持ち込みが"ピギーケース"。スーツケースは20kgのチェックイン許可に対し、まあ普通なら見逃してもらえる25kgに抑えてあります。ピギーの方は厳しいところでは問題になりそうですが12kgくらいあります。
スーツケースには無線機(IC706mkII)、ピギーにはリニア(IC2KL+軽量電源)、勿論スーツケースにはヘッドセット、工具、アンテナ関係資材他身の回りのものも入っています。1人であまり問題が起こらないように穏便に1kWの設備を持っていこうと思うとこのような組み合わせがいいのではないかと思います。

超過料金の心配がなく(或いはもう諦めていて)無線機を専用のケースで運搬できるのであれば以下を参考にしてください。

ペリカンケース
無線関係でも、仕事の機材の運搬の経験でも、今現在最も信頼しているのがペリカンケースです。頑丈さは少々の手荒な扱いからも機材を守ってくれます。IC706のような小型機なら電源アンテナチューナとともに1500、IC756Proあたりだと電源とともに1550、FT1000MPであれば1650あたりがちょうどよい大きさです。
ただ、プラスチックの外見の印象以上に重量があるので注意が必要です。例えば1550だとケースだけで約5kgあり、756Proと電源を入れると17kgにもなります。このくらいの重さになるとキャスタが欲しいところ。1510だとキャスタが付いて機内持ち込み最大の大きさになるので便利です。
 

ゼロハリバートン 
"ゼロハリ"も強固な機材運搬用ケースのイメージがありますが個人的にはお勧めできません。
アルミ製で結構重量があるにもかかわらず、薄いために重量物を入れた場合には十分な強度を保っていません。大きな機材の専用ケースとしては不適な気がします。私はFT1000MPをゼロハリに入れてチェックインして行きの飛行機で破損したことがあります。アルミのヘアライン仕上げはかっこいいので比較的軽い機材やスーツケースとしてはいいでしょう。(すぐに傷だらけになりますけど) ただかっこいい分値段も"かっこいい"です。荷物の中でスーツケースが一番高いということになりがちかも。

 

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