Super LOG Ver 6.34

Copyright (C) 1992-2001 by JG7AMD's Factory

Yoshi-hiro SHOJI

E-mail:[email protected]

QSLマネージャリスト

Copyright (C) 1994-2001 by K Data Optimize & Supply


 

保証の範囲

・このプログラム、およびマニュアルは、予告なく変更する場合があります。

・このプログラム、QSLマネージャリストの使用によって発生した損害等につ

いて、当方はいかなる補償もいたしません。

※このマニュアルに掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標

または登録商標です。


目次

1.はじめに

1.1 紹介

1.2 サポート、アップデートについて

1.3 このマニュアルの使い方

1.4 用語の説明

1.5 プログラムの内容

2.クイックスタート

2.1 ハードウェアのインストール

2.2 ソフトウェアのインストール

2.3 ログ入力例

2.4 ログ検索例

3.プログラムの開始

3.1 SuperLOG (SLOG) の実行

3.2 SLOGユーティリティプログラムの実行

4.SuperLOG (SLOG)の使い方

4.1 画面別操作法

ログファイル選択画面

ログ入力画面

ログ修正画面

ログ検索画面

CWキーイング画面

条件設定画面

QSLマネージャ画面

4.2 ファンクションキー

4.3 機能別操作法

ファイル選択 (Choose File...)

コールサイン検索(Search...)

ログ入力 (Logging...)

オプション (Options...)

日付、時間の変更 (Change Date & Time)

日付検索 (Jump Date)

条件検索 (Set Filter)

QSLカード送り済マークセット(Set QSL Send flag)

データベースの再編成 (Pack and reindex)

注釈データの一覧表示 (Remarks)

DOSコマンドの実行 (Dos shell)

印刷 (Reports...)

ログ帳の印刷 (LOG style... (PRN))

ログ帳のファイル出力 (LOG style... (FILE) For file convert)

ラベルへの印刷 (Label style... (PRN))

ラベルのデータをファイル出力(Label style... (FILE))

バンド別ファーストQSOの印刷 (1st QSO list print...)

テキストファイル変換(Convert...)

CT Ver.8,9 からSLOGへ追加 (Append from CT8,9 (.RES))

CT からSLOGへ追加 (Append from CT (.ALL))

Booster AROS 3からSLOGへ追加(Append from BA3 )

Quick LOGからSLOGへ追加 (Append from QLog (.DBF))

榛名 から SLOG へ追加 (Append from Haruna (.TXT))

N6TR-Log から SLOG へ追加 (Append from TR(HF) (.DAT))

ZLOG から SLOG へ追加 (Append from ZLOG (.TXT))

一般ファイルからSLOGへ追加 (Append from TEXT (.TXT))

ADIFフォーマットからSLOGへ追加 (Append from ADIF (.ADI))

SLOGからCT Ver.8,9へ変換 (Convert to CT8,9 (.RES))

SLOGからDxbase Ver.2へ変換 (Convert to Dxbase (.SDF))

SLOGからN6TR-Log へ変換 (Convert to TR(HF) (.DAT))

SLOGからCT IARU用 へ変換 (Convert to CT(IARU)(.LOG))

SLOGから一般ファイルへ変換 (Convert to TEXT (.TXT))

SLOG からADIFフォーマットへ変換 (Convert to ADIF (.ADI))

ファイル選択 (Choose File...)

終了 (Quit)

5.ユーティリティプログラムの使い方

データベースの再編成(Pack and reindex...)

データベースの複写 (Copy...)

データベースの連結 (Append...)

注釈データの連結 (Append Remark File...)

DX(海外)局のみ複写 (Copy without JA station...)

JA(国内)局のみ複写 (Copy only JA station...)

6.環境設定 (SLOG6.CFG)

7.SuperLOG Tips

8.付録

8.1 CWキーヤーの回路図

8.2 SuperLOG テキストフォーマット

8.3 SLOG.CW フォーマット


1.はじめに

1.1 紹介

 今まで蓄積されたデータを、いかに楽にコンピュータに入力することが

できるか?

 ログの検索は快適か?

 基本的にペディションには紙ログ(いわゆる普通のログ帳)しか持って

行かない私の大きな悩みでした。膨大な量のQSLカードがくるに従い、ロ

グチェックが大変になった私は、余計なものはいらないから、とにかく入

力を楽に!!!検索を簡単に!!!と開発に踏み切りました。

 グラフィックを使っていないので、見た目はさびしいですが、その分ス

ピード、汎用性は高くなっています。

 「紙ログからマシンログ(コンピュータログ)に切り替えたいが、過去

のデータの入力が大変で」と考えているOM諸氏の悩みもこれで解決できる

ことを祈ります。

 

1.2 サポート、アップデートについて

 E-mailにて行います。

 質問、要望などは E-mail:[email protected]までお送りください。

 できるだけ早い回答を心がけていますが、1週間程の余裕をみてください。

 

1.3 このマニュアルの使い方

 2章.クイックスタートは、SLOGのインストールと、基本的な使い方を説明しま

  す。

 3章.プログラムの開始は、各プログラムの実行法を説明します。

 4章.SuperLOG(SLOG)の使い方は、数多くの機能を持つSLOGを機能別に説明しま

  す。

 5章.ユーティリティープログラムの使い方は、データベースファイルの連結、

  分割を行う方法について説明します。

 6章.環境設定は、各ファンクションキーの設定や、バッチモードとリアルタイ

  ムモードの切り替えを行う方法を説明します。

 7章.ヒントは、QSOの入力を楽に素早く行うためのヒントなどを説明します。

 8章.CWキーヤー回路図は、COMポートを利用したキーヤーの回路を説明しま

  す。

 

1.4 用語の説明

○文字入力状態

 画面にカーソルが現われている状態をいいます。

○項目選択状態

 画面にカーソルがなく、画面の一部がハイライト表示(目立って明るいとこ

 ろ)されている状態をいいます。

○ブロックカーソル

 項目選択状態のハイライト表示されている部分のこと。

○項目(Date)

 日付 (日/月/年 の順番です)を入力します。

 ・存在しない日付は入力できません。(悪い例;31/02/94)

○項目(Time)

 時間 (時分 で24時制です)を入力します。

 ・存在しない時間は入力できません。(悪い例;2511)

○項目(Callsign)

 相手のコールサインを入力します。

 ・11文字まで入力できます。

○項目(His)

 相手のシグナルレポートを入力します。

 ・3文字まで入力できます。

○項目(My)

 自分のシグナルレポートを入力します。

 ・3文字まで入力できます。

○項目(Band)

 バンド(MHz)を入力します。

 ・小数点こみで6文字まで入力できます。(良い例;14.195)

○項目(Mode)

 モードを入力します。

 ・(SSB、CW、FM、RTTY、PSK)以外は入りません。

○項目(QSL)

 QSLカードの送受状況を入力します。

 ・2文字まで入力できます。

○項目(Note)

 短いコメントを入れることができます。

 ・11文字まで入力できます。移動した時の"/"付きコールを記録する時など

  に利用します。

 ・コンテスト名や、相手の情報、例えばJCCナンバーやIOTAナンバーなどを

  記録することもできます。

○項目(Status)

 コールサイン検索をしたときだけ表示されます。

 ・Deletedと表示されているQSOは、日付検索、条件検索では表示されなくな

  ります。コールサイン検索では表示できます。このQSOは、データベース

  の再編成(Pack and reindex)を行うと完全にデータベースから消去され

  ます。

○項目(Remarks)

 好きなコメントを入力します。

 ログ入力画面でのみ表示されます。

 ・Noteとの違いは、Callsign別に管理されていることです。例えば、初めて

  JG7AMD とQSOをした時際、JCC#0501とRemarksに書いたとします。その後、

  JG7AMD とのログ入力をおこなうと、自動的に Remarksに JCC#0501 と出て

  きます。毎回同じコメントを書くことなく、その Callsign のデータを知

  ることができます。

○リグ

Ver 6.29 以降で、リグのバンド、モードデータを読み込めるようになりました。

現在は、YAESU FT-1000MP Mark-Vのみ対応しています。

1.5 プログラムの内容

このプログラム本体であるSLOGxxx.EXEは、自己解凍型のプログラムです。

解凍後のプログラムについて説明します。なお、xxxにはバージョン番号が

入ります。

○ SS.EXE

 SLOGプログラム本体です。

○ SSU.EXE

 SLOGユーティリティプログラム本体です。

○ SLOG6.CFG

 SLOG環境ファイルです。エディタで修正します。

○ SLOG.CW

 CWキーイングをする際のメッセージファイルです。エディタで修正します。

○ LOGS\QSL.DBF

 QSLマネージャ情報、ユーザ情報が入っているデータベースファイルです。

○ LOGS\CALLS.DBF

 ログデータベース名を管理するデータベースファイルです。

○ LOGS\SAMPLE.DBF

 サンプルのデータベースファイルです。


2.クイックスタート

 

2.1 ハードウェアのインストール

 まずはじめに、ハードウェアが以下の条件にあっているか確認してください。

○コンピュータ

 IBM/PC互換機で動作します。AT、XTは問いません。Jー3100、HP-200LX、

 TERA DRIVEなどの機種でも大丈夫です。

 データの登録はハードディスクが一杯になるまで可能ですので、大量のデー

 タを入力する方は大きいほうが良いでしょう。

 SLOGはDOSの英語モードでのみ動作します。DOS/Vの日本語モードで使って

 いる方は、英語モードに切り替えて使ってください。

 シリアルポートが最低ひとつ空いていないと、CWキーヤーが接続できませ

 ん。また、キーヤーはWindowsのDOSプロンプトでは動作しません。

○拡張メモリ

 EMS、XMSメモリに対応しています。SLOGは自動的に使用可能なメモリを、

 全てSLOG用に割り当てようとします。

 WindowsのDOSプロンプトでも動作しますが、Windowsが全てのXMSメモリを

 管理しているため、SLOGはXMSメモリを使えません。

○モニタ

 モニタはカラー、モノクロを問わず動作します。環境設定で色を切り替える

 ことができます。

○プリンタ

 プリンタはあれば便利ですが、なくともプログラム自体は動作します。

 IBM/PCで使うことのできるプリンタであれば、ほとんど使用可能です。

 動作確認のとれているプリンタとして、EPSON RP80F/TIIK、EPSON MJ800C、

 CANON BJ-10Lite、CANON Laser shotがあります。(ESC/Pモードでテスト

 しました)

 なお、SLOGで使用している印刷特殊コードは、縮小、拡大のみです。

 

2.2 ソフトウェアのインストール

ハードウェアが問題なければ、以下の手順でインストールを行ってください。

(1) SLOGxxx.EXEを入手します。

(2) もし必要なら、SLOGをインストールするディレクトリを作成します。

  MD C:\SLOG<ENTER>

 この例は、ディレクトリ名SLOGをCドライブに作成します。ディレクトリ

 名は何でもかまいません。

(3) 作成したディレクトリに移動します。

 CD \SLOG

(4) 先に入手したファイルをコピーします。

  COPY A:*.*<ENTER>

 この例はFDにて入手した場合です。

(5) SLOGxxx.EXEを実行します。

  SLOGxxx<ENTER>

 自動的にファイルを展開します。

以上で、ソフトウェアのインストールは終了です。

 

2.3 ログ入力例

ログの入力例を説明します。

(1) SLOGを立ち上げます。(必ず英語モードにしてください。)

 CHEV US<ENTER> (英語モードになっていれば不要)

 SS<ENTER>

(2) ログファイルを選択します。

 (カーソルキーで上下に移動し、<ENTER>で決定)

Choose File.

┌──────────┐

JG7AMD 12101

SAMPLE 101 │←

Add database

Delete database

Rename database

└──────────┘

  この例ではSAMPLEを選択しています。

(3) ログ入力を選択します。

1. Search...

2. Logging... ←

3. Options...

4. Reports...

5. Convert...

6. Change Log file...

7. Quit

(4) 相手のコールサインを入力します。

Logging call-sign : P29JA

(5) データを入力します。

(6) データ入力後は<ESC>を押下することで、前の画面に戻ります。

 

2.4 ログ検索例

ログ入力例で入力したデータを、コールサインで検索します。

(1) ログ検索を選択します。

1. Search... ←

2. Logging...

3. Options...

4. Reports...

5. Convert...

6. Change Log file...

7. Quit

(2) 検索するコールサインを入力します。

Search call-sign : P29JA

(3) 検索結果が表示されます。

(4) データ参照後は<ESC>を押下することで、前の画面に戻ります。


3.プログラムの開始

 

 プログラムは全て英語モードで動作します。間違って日本語モードで実行

した場合は、画面が何も変わらないので、迷わず<ESC>を連打してください。

英語モードへの切り替えかたは、パソコンに添付のマニュアルを参照してく

ださい。

3.1 SuperLOG (SLOG) の実行

 SS<ENTER>

 実行に成功するとタイトル画面が表示されます。

終了するときは必ずメインメニューから終了させてください。

 

3.2 SLOGユーティリティプログラムの実行

 SSU<ENTER>

 実行に成功するとユーティリティプログラムのメニュー画面が表示されます。


4.SuperLOG(SLOG)の使い方

 

4.1 画面別操作法

SLOGの基本的な操作を画面別に説明します。

○ログファイル選択画面

 ログファイルを選択します。

Choose File.

┌──────────┐

│JG7AMD 12101│

│SAMPLE 101│

│Add database │

│Delete database │

│Rename database │

└──────────┘

<↑↓> ブロックカーソルを上下に移動します。

<ENTER> 選択を決定します。

[データベースファイル名] 11文字以内のデータベースファイル名です。

[Add datadase] データベースファイルを登録します。

[Delete database] データベースファイルを削除します。

[Rename database] データベースファイルの名前を変更します。

 但し、削除といっても、実際にファイルが削除されるわけでなく、

 ログファイル選択画面から削除されるという意味です。実際のファ

 イル削除は、DOSのコマンドで行います。

 

 

○メニュー画面

 機能を選択します。

1. Search...

2. Logging...

3. Options...

4. Reports...

5. Convert...

6. Change Log file...

7. Quit

 

<↑↓> ブロックカーソルを上下に移動します。

<ENTER> 選択を決定します。

<数字> ブロックカーソルの移動、選択を決定を同時に行います。

 

○ログ入力画面

 ログのデータを入力します。この画面が表示された時点で、QSOはデータ

 ベースに登録されます。

┌──────────────────────────────────┐

│ Date Time Callsign His My Band Mode Qsl Note │

│30/06/97 1234 P29JA/P 599 599 14.195 RTTY SR OC-025 │

│ Remarks │

│Name:Yoshi QTH:Manus Is. │

└──────────────────────────────────┘

<ENTER>

 項目の入力を確定します。項目の内容が正しく、かつ全桁に入力があれ

ば、このキーを押したのと同じとみなします。

<ESC>

 項目選択状態で押すと、前の画面に戻ります。<ENTER>または、全桁

入力による確定前であれば入力を取り消すことができます。但し、QSO自

体を取り消すことはできません。

<TAB>、<↓>

 項目の移動です。1回押すごとに以下の順番でブロックカーソルが移動

します。

 Date→Time→Callsign→His→Mys→Band→Mode→Qsl→Note→Remarks

<TAB>+<SHIFT>、<↑>

 項目の移動です。<TAB>を押したときの反対の順に動きます。

<←>、<→>

 項目内でのカーソルの移動を行います。

[Remarks]

"VIA:"に続けてコールサインを書くことで、QSLマネージャリストに

登録されていないコールも検索できます。

例:既に登録されているコールサインとQSLマネージャアドレスとして、

 A35MW→VK2BEX:Atsu Asahina,Box....があります。

 新たに5W1MWとQSOしたところ、QSLカードはVK2BEX宛とのインフォメー

ションがあったとします。QSLマネージャリストの更新後であっても、こ

の場合"VIA:VK2BEX"と書くことで検索は行えます。

[Recent input QSOs]

最近入力されたQSOデータを表示しています。

表示データ数は、環境設定ファイルで変更できます。

○ログ修正画面

 ログのデータを修正します。この画面では、データを表形式で修正できま

す。但し、画面に表示する上で、キーとなっている項目は修正できません。

キーについては個々の参照してください。

Date Time Call-sign His My Band Mode Qsl Note

─────┬──┬─────┬──┬──┬───┬──┬─┬────

30/06/97│0001│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-O25

30/06/97│0900│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-009

01/07/97│1234│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-034

<数字>、<アルファベット>

 項目選択状態から文字入力状態へと変わります。但し、キーとなって

 いる項目では、文字入力状態に変わりません。

<ENTER>

 文字入力状態で押すと項目の入力を確定します。項目の内容が正しく、

 かつ全桁に入力があれば、このキーを押したのと同じとみなします。

 その後、ブロックカーソルが下に移動します。

 項目選択状態で押すと、その行のコールサインで検索されたログ検索

 画面に進みます。

 但し、His、My、Bandの項目ではブロックカーソルが下に移動します。

 これは、まとめて修正する際に、テンキーのみで行うためです。

<ESC>

 文字入力状態で押すと、入力を取り消すことができます。

 項目選択状態で押すと、コールサインの入力に戻ります。

<↑>、<↓>、<←>、<→>、<Home>、<End>

 項目の移動です。

<PageUp>、<PageDown>

 ページ単位で項目の移動を行います。<Ctrl>と共に押したときは、

 データベースの先頭、最後まで移動します。

 

○ログ検索画面

 ログのデータを修正検索します。ログ修正画面との違いは、データを削除、

復活できる。ファンクションキーが使える。画面に表示されている全ての項目

が修正できることです。見た目の違いは、Statusがあることと、2重線で囲ま

れていることです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

┃ Date Time Callsign His My Band Mode Qsl Note ┃

┠────┬──┬────┬──┬──┬───┬──┬─┬───┬──┨

┃30/06/97│0001│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-O25│Dele┃

┃30/06/97│0900│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-009│ ┃

┃01/07/97│1234│P29JA/P │599 │599 │14.195│RTTY│SR│OC-034│ ┃

┗━━━━┷━━┷━━━━┷━━┷━━┷━━━┷━━┷━┷━━━┷━━┛

<数字>、<アルファベット>

 項目選択状態から文字入力状態へと変わります。

<ENTER>

 文字入力状態で押すと項目の入力を確定します。項目の内容が正しく、

 かつ全桁に入力があれば、このキーを押したのと同じとみなします。

 その後、ブロックカーソルが下に移動します。

 項目選択状態で押すと、その行のコールサインで検索されたログ検索

 画面に進みます。但し、His、Mys、Bandの項目ではブロックカーソルが

 下に移動します。これは、まとめて修正する際に、テンキーのみで行う

 ためです。

<ESC>

 文字入力状態で押すと、入力を取り消すことができます。

 項目選択状態で押すと、前の画面に戻ります。

<Insert>

 ブロックカーソルのある行のコールサインでログ入力画面へと移ります。

 バンド、モードだけ変えて、続けてQSOした時などに便利です。

<Delete>

 ブロックカーソルのある行のQSOを削除または復活します。Statusに

 Deletedと表示されているならば、そのQSOは削除済みです。

<↑>、<↓>、<←>、<→>

 項目の移動です。

<PageUp>、<PageDown>

 ページ単位で項目の移動を行います。<Ctrl>と共に押したときは、

 データベースの先頭、最後まで移動します。

 

○CWキーイング画面

 キーボードからCWキーイングを行います。

 Logging Call-sign : が表示されている画面に表示されます。

┌──────┐ ┌──────┐

│Logging MODE│ │Keying MODE│

│Speed : 50 │ │Speed : 50 │

└──────┘ └──────┘

<Alt>+<K>

 Logging MDOE と Keying MODE の切り替えを行います。

<数字>、<アルファベット>

 Logging MODE では普通のコールサイン入力です。

 Keying MODE ではCWキーイングを行います。

<ENTER>

 Logging MODE のみ有効で、コールサインの入力確定です。

<ESC>

 Logging MODE で押すと、メニュー画面に戻ります。

 Keying MODE で押すと、Logging MODE になります。

 ファンクションキーによるメッセージ送信中に押すと、送信を中断しま

 す。

<PageUp>、<PageDown>

 Keying MODE でのみ有効で、キーイングの速度を変更します。

<F1>〜<F10>

 メッセージファイルSLOG.CWに記述されたメッセージを送信します。

 両方のモードで有効です。

 

○条件設定画面

 表示、印刷などを行う際の条件を設定します。複数指定した場合、AND条件

 として扱います。この設定は設定直後の表示、印刷でのみ有効です。

┌────────── Set Filter ────────────┐

│ Date Callsign Band Mode Note │

│ / / to / / ___________ ____ ____ ___________ │

│ │

│ Qsl (not Send yet, & Received) ? _ │

│ │

│ Order by 1.Date 2.Callsign ? _ │

└─────────────────────────────┘

<ENTER>

 項目の入力を確定します。一番最後の項目で押すことで、条件設定を

 実行します。

<ESC>

 条件設定を中止し、前の画面に戻ります。

<TAB>、<↓>

 項目の移動です。1回押すごとに以下の順番でブロックカーソルが移動

 します。

 Date(開始)→Date(終了)→Callsign→Band→Mode→Note→Qsl→Order by

<TAB>+<SHIFT>、<↑>

 項目の移動です。<TAB>を押したときの反対の順に動きます。

<←>、<→>

 項目内でのカーソルの移動を行います。

[Date]

 左の欄は、開始日の設定です。右の欄は、終了日の設定です。

 例:94年2月1日以降のQSOを表示させる場合

01/02/94 to / /

 94年10月12日以前のQSOを表示させる場合

/ / to 12/10/94

94年3月10日から94年5月31日までのQSOを表示させる場合

10/03/94 to 31/05/94

[Callsign]

 完全に一致するコールサインのみ対象となります。

 前方一致で条件を設定するには、コールサインのあとに"*"を付加しま

 す。

 例:JA8で始まるコールサインのみの条件設定

"JA8*"

[Band]

 バンド帯を指定します。例えば、21.260と入れても、21MHz帯と指定し

 たとみなします。

 3.5MHzと3.8MHzは同一のバンド帯とみなします。

 28MHzと29MHzは同一のバンド帯とみなします。

[Mode]

 完全に一致するデータのみ対象となります。

[Note]

 完全に一致するデータのみ対象となります。

[Qsl (not Send yet, & Received)]

 "S"---まだQSLカードを出していない(Qslの左のカラムが空白)

  QSOが条件の対象となります。

 "R"---すでにQSLカードを受け取り、まだQSLカードを出していない

  (Qslの左のカラム空白かつ、右のカラムが"R"が空白)

  QSOが条件の対象となります。

[Order by 1.Date 2.Callsign]

 "1"---日付け順で表示、印刷を行います。

 "2"---コールサイン順(アルファベット順)で表示、印刷を行います。

 

○QSLマネージャ画面

 この画面は、ログ入力画面、及びログ検索画面からのみ進ことができます。

 QSLマネージャ起動のファンクションキー(デフォルトでF9)を押すと起動

 されます。

 起動と共に、QSLマネージャリストの検索を行います。例として、SAMPLE

 データベースファイルでA35MWを検索し、この画面を起動したところを以下

 に示します。

 体験版には、AA6BB、F6FNU、VK2BEX、VK9NS、3Y0PI、A35MWなどが入ってい

 ます

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

┃A35MW ┃

┃VIA:VK2BEX ┃

┃ ┃

┃ KDOS Ver.5.08 ↑-Prev ↓-Next P-Print S-SASE ESC-End┃

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

<ESC> QSLマネージャ画面を終了し、前の画面に戻ります。

<↓> 複数のQSLマネージャ情報が検索された時、現在表示されている

次の画面の表示へと進みます。

<↑> <↓>の逆の動作をします。

<P> 現在表示されている情報を印刷します。印刷は封筒への直接印刷を

考えており、印刷位置の調整は環境設定ファイルで行います。

┌─────────────────────┐

│自分の住所 │

│ ↓ Y │

│ QSL マネージャ SHOJI │

│  X →2-8-30 Uwa-machi, Yamagata │

│ 990, JAPAN │

│ ← Width → │

└─────────────────────┘

<S> SASE(返信用封筒)の印刷を行います。印刷位置の調整は環境設定

ファイルで行います。

┌─────────────────────┐

│ │

│ ↓ Y │

│ 自分の名前 │

│  X →自分の住所 │

│ │

│ ← Width → │

└─────────────────────┘

※尚、印刷される自分の住所については、ユーザ情報として登録されてい

るデータを参照します。

 

4.2 ファンクションキー

 基本的な操作以外にデータの入力、カードのチェックを助けるファンクショ

 ンキーがあります。ファンクションキーはログ入力画面、及びログ検索画面

 でのみ有効です。

 以下のファンクションキーの設定は環境設定ファイルで変更可能です。

<F1>

 Bandを変更します。1回押すごとに以下の順番で変更します。

 1.9→3.5→3.8→7→10→14→18→21→24→28→29→50→144→430→1200

<F2>

 Bandを変更します。<F1>と逆の順番で変更します。

<Ctrl>+<F1>

 Modeを変更します。1回押すごとに以下の順番で変更します。

 SSB→CW→RTTY→FM→PSK

<Ctrl>+<F2>

 Modeを変更します。<Ctrl>+<F1>と逆の順番で変更します。

<F4>

 QSOをリスト形式で印刷します。

 左からCallsign Date Time His Band Mode Noteの順で印刷します。

┌──────────────────────────────┐

│01/07/97 1234 P29JA/P 599 599 14.195 RTTY OC-034│

│ │

<Ctrl>+<F4>(ログ検索画面のみ有効)

 Qslの左のカラムに "P" がセットしてあるQSOをラベル形式で印刷しま

 す。

 Reports... -> Label style... で設定されたコメントがあればそれも

 印刷されます。

 なお、QSO de 以降のコールサインはログファイル名が印刷されます。

UTC の表示は、環境設定ファイルで JST にも変更できます。

┌──────────────────┐

│CFM QSO with : JG7AMD │

│dd/mmm/yy UTC RST MHz 2Way │

│30/Jun/97 0001 599 14 RTTY │

│30/Jun/97 0900 599 14 RTTY │

│01/Jul/97 1234 599 14 RTTY │

│Check by SLOG TNX FB QSO de P29JA/P │

└──────────────────┘

<F5> Qslに "S " をセットします。

<F6> Qslに " R" をセットします。

<F7> Qslに "--" をセットします。

<F8> Qslに "P " をセットします。

<F9> QSLマネージャ画面に進みます。(ログ検索画面のみ有効)

<F11> ADO カラーのQSLカードに直接印字します。(DXサイズ英文面用)

<F12> リグのバンド、モードデータ読みこみ。(ログ入力画面のみ有効)

4.3 機能別操作法

○ファイル選択(Choose File...)

 使用するデータベースファイルを選択します。ログファイル選択画面参照の

 こと。

○コールサイン検索(Search...)

 コールサインを入力すると、ログ検索画面が表示されます。

 検索方法は、デフォルトで前方一致検索を行っています。

 多くの場合、フルコールで入れなくとも、サフィックスの2文字目までの入

 力でほぼ絞り込めます。必要なデータ以外が表示される場合がありますが、

 絞り込まれたデータからの検索は容易でしょう。

例 入力データ JG7AMD

検索結果 JG7AMD、JG7AMD/1

入力データ P2

検索結果 P20X、P29JA

・後方一致検索(*の後ろに文字列を書くと、この検索になります。)

 入力されたデータの後方が一致するものを検索します。

 データベースの全体の件数が数千件を超えると検索終了まで数秒かかり

 ます。

例 入力データ *MD

検索結果 JG7AMD、H44/JG7AMD

入力データ *1

検索結果 JG7AMD/1、JG7AMD/JD1

○ログ入力(Logging...)

 コールサインを入力すると、ログ入力画面が表示されます。

 ログの項目で、His、Mys、Band、Mode、Noteについては、直前にQSOした

 データを自動的にコピーしてきます。

 これは、同一バンド、モードを続けて運用することが多い場合(ペディ

 ション、コンテスト等)に特に有効になります。

 当然ですが、1番最初のログ付けの時は何も入っていません。

 Date、Timeについては、直前にQSOしたデータを自動的にコピーしてくる、

 バッチモード(Batch Mode)と、現在の日時が入るリアルタイムモード

 (Real Time Mode)の2つがあります。このモードの切り替えは環境設定

 ファイルで行います。

 コールサインを入れずに<ENTER>を押すと、日時順にソートされたログ修正

 画面が表示されます。なお、Date、Timeが入力保護されます。

コールサインを "SAVELOG" と入力すると、現在入力中のデータベースが

フロッピーディスクにバックアップされます。

○オプション(Options...)

・日付、時間の変更(Change Date & Time)

 ログを入力した順にソートされた、ログ修正画面が表示されます。

 入力保護はありません。

・日付検索(Jump Date)

 日付けを入力すると該当日の最初のQSOにジャンプします。

 該当日がなければ、指定日の後にQSOされた日にジャンプします。

 日時順にソートされたログ修正画面が表示されます。なお、Date、

 Timeが入力保護されます。

・条件検索(Set Filter)

 条件設定画面で条件設定後、ログ修正画面を表示します。

 Order by 1.Date を選択すると、Date、Timeが入力保護されます。

 Order by 2.Callsign を選択すると、Callsignが入力保護されます。

 さらに、条件として設定した項目についても同様に入力保護がかかりま

 す。

※ログ修正画面からログ参照画面へ進むと、入力保護されていた項目も

変更できますが、変更された内容が条件外だった場合、ログ修正画面

に戻ってくると見えなくなります。

※条件に合うQSOが少ないほど、全体の件数が多いほど、表示および動作

が遅くなります。

・Qslに "S " をまとめてセット(Set QSL send flag)

 条件設定画面で条件設定後、条件にあうQSOのQslに "S " をセットしま

 す。印刷をまとめて行った後などに使うと便利です。

・データベースの再編成(Pack and reindex)

 ログ検索画面で削除したQSOをデータベースファイルから削除します。

 さらに、停電などの要因によりデータベースファイルとインデックス

 ファイルの整合性が失われた場合の解決策として使用します。

・注釈データの一覧表示(Remarks)

 ログ入力画面で入力したRemarksを、一覧表示及び修正を行うことがで

 きます。

 Callsignでアルファベットを押すと、先頭の文字が対応するCallsignま

 でジャンプします。

・DOSコマンドの実行(Dos shell)

 あまり必要ないかもしれませんが、DOS画面になります。

 必ず"EXIT"でSLOGに戻るようにして下さい。

○印刷(Reports...)

・ログ帳の印刷 (LOG style... (PRN))

 条件設定画面での条件設定後、印刷を行います。

 同じDateの場合、"-" のみ印刷します。

Date Time Call-sign His My Freq Mode Qsl Note

------------------------------------------------------------------

30/06/97 0001 P29JA/P  599 │599  14  RTTY SR OC-O25

-  0900 P29JA/P  599 │599  14  RTTY SR OC-009

01/07/97 1234 P29JA/P  599 │599  14  RTTY SR OC-034

・ログ帳のファイル出力 (LOG style... (FILE) For file convert)

 Convert... -> Convert to TEXT (.TXT))と同じ機能です。

 SLOGから、一般テキストファイルへ変換します。テキストファイルの

 フォーマットは付録を参照してください。テキストファイル名の拡張子

 は".TXT"です。

 

・ラベルへの印刷 (Label style... (PRN))

 条件設定画面での条件設定後、印刷を行います。

 データ行数、ラベル間の空行をいくつにするか、空きデータ埋めるか否

 かの設定は、環境設定ファイルにて行います。

 続いて、サンプルのラベルが出てきますので必要なら追記してください。

 以下の例では、3行のデータにIOTAナンバーを追記しています。

┌──────────────────┐

│CFM QSO with : JG7AMD │

│dd/mmm/yy UTC RST MHz 2Way │

│30/Jun/97 0001 599 14 RTTY OC-025│

│30/Jun/97 0900 599 14 RTTY OC-009│

│01/Jul/97 1234 599 14 RTTY OC-034│

│IOTA Pedi from Papua New Guinea │

│Check by SLOG TNX FB QSO de P29JA/P │

└──────────────────┘

 なお、QSO de 以降のコールサインはログファイル名が印刷されます。

UTC の表示は、環境設定ファイルで JST にも変更できます。

・ラベルのデータをファイル出力(Label style... (FILE))

 ラベルへの印刷内容が、ファイルに出力されます。

 ファイル名はデータベースファイル名+"TXT"になります。

・バンド別ファーストQSOの印刷(1st QSO list print...)

 条件設定画面での条件設定後、印刷を行います。印刷の内容は、

 3.5MHzから28MHzのファーストQSOの日時を印刷するものです。

 

○テキストファイル変換(Convert...)

 異なるログソフトとのデータ交換をします。指示に従い、ファイル名を

 入力してください。ファイルは、SS.EXEのあるディレクトリに置きます。

・CT Ver.8,9 からSLOGへ追加 (Append from CT8,9 (.RES))

 CT Ver.8又は、Ver9からSLOGへデータの追加を行います。

 CT のテキスト交換ファイル名の拡張子は".RES"です。ファイルの

 作り方は、各マニュアルを参照してください。

 コンテストナンバーがNote欄に追記されます。

・CT からSLOGへ追加 (Append from CT (.ALL))

 CT からSLOGへデータの追加を行います。

 CTからの変換ファイル名の拡張子は、".ALL",".10",".160"です。

 ファイルの作り方は、各マニュアルを参照してください。

 コンテスト毎に出力形式が違うのを対処しましたが、日付データのない

 WAEのデータは変換できません。

 DXPed,CQWW,WPX,AllAsia,IARU,ARRL10m,ARRL160m等は問題ありません。

 コンテストナンバーがNote欄に追記されます。(追記無しも選択可)

・Booster AROS 3からSLOGへ追加(Append from BA3)

 Booster AROS 3からSLOGへデータの追加を行います。

 ファイルの作り方は、各マニュアルを参照してください。

 NOTEに書いたことは、変換時にSLOGに追記していきます。

・Quick LOGからSLOGへ追加(Append from Qlog (.DBF))

 Quick LOGからSLOGへデータの追加を行います。

 Quick LOGのデータベースのファイル名は"QLOGDAT\LOG.DBF"です。

・榛名 から SLOG へ追加(Append from Haruna (.TXT))

榛名 から SLOG へ追加へデータの追加を行います。

 榛名からの変換ファイル名の拡張子は、".TXT"です。

 ファイルの作り方は、各マニュアルを参照してください。

 代表カントリープリフィックスがNote欄に追記されます。

コールサインは、11文字目でカットされます。

   QSL情報はそれぞれ、以下のように変換されます。

榛名 → SLOG

_ R _R

_ U __

D C,M C DR

J C SR

D S,M S D_

J S S_

・N6TR-Log から SLOG へ追加 (Append from TR(HF) (.DAT))

 N6TR-Log から SLOG へデータの追加を行います。

 N6TR-Logからの変換ファイル名の拡張子は、".DAT"です。

 ファイルの作り方は、各マニュアルを参照してください。

HFのデータのみ変換します。

 Note欄には何も入りません。

・一般ファイルからSLOGへ追加 (Append from TEXT (.TXT))

 一般テキストファイルからSLOGへデータの追加を行います。

 テキストファイルのフォーマットは付録を参照してください。

 テキストファイル名の拡張子は".TXT"です。

・ADIFフォーマットからSLOGへ追加 (Append from ADIF (.ADI))

 ADIFフォーマット から SLOG へデータの追加を行います。

 ADIFフォーマットからの変換ファイル名の拡張子は、".ADI"です。

 ファイルの作り方は、各マニュアルを参照してください。

・SLOGからCT Ver.8,9へ変換 (Convert to CT8,9 (.RES))

 SLOGからCT Ver.8又は、Ver9で読み込めるテキストデータを作成します。

 テキストファイルからの変換は、各マニュアルを参照してください。

 コンテストナンバーはNote欄から参照されます。

・SLOGからDxbase Ver.2へ変換 (Convert to Dxbase (.SDF))

 SLOGからDxbase Ver.2で読み込めるテキストデータを作成します。

 テキストファイルからの変換は、各マニュアルを参照してください。

 テキスト交換ファイル名の拡張子は".SDF"です。

 SLOGで書いていないデータ、例えばゾーンナンバーなどは、データが

 入っていません。

・SLOGからN6TR-Log へ変換 (Convert to TR(HF) (.DAT))

 SLOGからN6TRで読み込めるテキストデータを作成します。

 QSOポイントは入りません。

 MULTIはN6TRのPOST.EXEを使用し、POST→L→Mを実行すると、追加できます。

 テキスト交換ファイル名の拡張子は".DAT"です。

・SLOGからCT IARU用 へ変換 (Convert to CT(IARU)(.LOG))

 CTでIARUコンテストで読み込み、WRITELOGを実行した際の

 Callsing.LOG と同形式のファイルを作成します。

 QSOポイント、MULTIは入りません。

 実行時に、自分のゾーンマルチを入力します。

 テキスト交換ファイル名の拡張子は".LOG"です。

・SLOGから一般ファイルへ変換 (Convert to TEXT (.TXT))

 SLOGから、一般テキストファイルへ変換します。テキストファイルの

 フォーマットは付録を参照してください。テキストファイル名の

 拡張子は".TXT"です。

・SLOGからADIFフォーマットへ変換 (Convert to ADIF (.ADI))

 SLOGからADIFフォーマットで読み込めるテキストデータを作成します。

 テキストファイルからの変換は、各マニュアルを参照してください。

○ファイル選択 (Choose File...)

 ログファイル選択画面を呼び出します。

 

○終了(Quit)

 終了するときは必ずメインメニューから終了させてください。これを忘れる

と、データベースの更新が、行われなくなることがあります。さらに、検索処

理のためのインデックスファイルと、データベース本体との整合性が失われま

す。

万一このような事態になった場合、データベースの再編成(Pack and reindex)

を行う事で修復は可能です。

 


5.ユーティリティプログラムの使い方

 

1. Pack and reindex...

2. Copy...

3. Append...

4. Append Remark File...

5. Copy without JA station...

6. Copy only JA station...

<ENTER> 選択の決定を行います。

<ESC> ユーティリティプログラムの終了、又は操作の取り消しを行いま

す。

 

○データベースの再編成(Pack and reindex...)

 SLOGオプション機能のデータベースの再編成(Pack and reindex...)と同じ

 機能です。再編成したいデータベースファイルを選択します。

 

○データベースの複写(Copy...)

 条件を設定し、その条件にあうQSOのみ選びだし、新しいデータベースファ

 イルを作ります

 条件設定画面はSLOGと違いありませんが、"Order by"の設定はありません。

 

○データベースの連結(Append...)

 条件を設定し、その条件にあうQSOのみ選びだし、ターゲットとなるデータ

 ベースファイルに連結します。

 条件設定画面はSLOGと違いありませんが、"Order by"の設定はありません。

 

○注釈データの連結(Append Remark File...)

 注釈ファイル(LOGREM.DBF)に連結を行います。

 連結したい元となる注釈ファイルを、ディレクトリLOGSの下に、SLOGREM.DBF

 というファイル名であらかじめコピーしておく必要があります。

 

○DX(海外)局のみ複写 (Copy without JA station...)

 複写と変わりませんが、対象がDX(海外)局のみです。

条件を設定し、その条件にあうQSOのみ選びだし、新しいデータベース

ファイルを作ります。

 条件設定画面はSLOGと違いありませんが、"Order by"の設定はありません。

 分割判定は、コールサインの頭2文字で判定しています。

 JA,JE〜JS,7J〜N,8J〜Nを対象外としています。

 

○JA(国内)局のみ複写 (Copy only JA station...)

 複写と変わりませんが、対象がJA(国内)局のみです。

 条件を設定し、その条件にあうQSOのみ選びだし、新しいデータベース

 ファイルを作ります

 条件設定画面はSLOGと違いありませんが、"Order by"の設定はありません。

 分割判定は、コールサインの頭2文字で判定しています。

 JA,JE〜JS,7J〜N,8J〜Nを対象分としています。


6.環境設定 (SLOG6.CFG)

 環境設定ファイル "SLOG6.CFG" をエディタ等で変更してください。

 ";"セミコロン以降は注釈として扱います。

 設定変数 "RealMode"等は、大文字、小文字は問いませんが、ミススペルは

 受け付けません。

 設定順序は問いません。また、同じ設定変数があった場合は、後で設定した

 方が有効となります。

 

○動作モードの設定

 ログ入力画面で、DateとTimeを自動的に直前のQSOからコピーしてくる

Batch Modeと、現在の時間を設定するReal Time Modeの切り替えを行います。

なお、環境変数TZが設定されている場合、時間はその分シフトします。

7.SuperLOG Tips参照のこと

Y --- Real Time Modeで操作

N --- Batch Modeで操作

; Real time input mode Y/N

RealMode=Y

 

○Noteのオートコピーの設定

 項目(Note)を直前に入力したデータを、自動的にコピーするか設定します。

Y --- 直前のデータをコピーする。

N --- Noteの欄は空白にする。

; Note auto copy mode Y/N

NoteCopy=N

 

○CWキーイングのシリアルポートの設定

 キーイング用のケーブルを接続するポート番号を設定します。

リグと接続する際のポート番号と共通です。

1 --- COM1

2 --- COM2

3 --- COM3

4 --- COM4

; CW Com port 1/2/3/4

ComPort=1

 

○CWキーイング時のサウンド設定

 リグのサイドトーンで聞いている方は不要です。

 コンピュータから音を出します。

0 --- 音無し

1 --- 音有り

; CW Sound on-1 , off-0

CWSound=1

 

○カラーの設定

0 --- モノクロディスプレイや液晶ディスプレイを使用の時に選択します。

1 --- 標準設定のカラーです。

2 --- 標準のカラー飽きたら使って下さい。あまり変わりませんが...

; Mono - 0, Color - 1/2

ColorMode=2

 

○Mode変更ファンクションキーの設定

ファンクションキーと番号の対応は、章末を参照してください。

; Mode Up Function

FuncMdUp=42

; Mode Down Function

FuncMdDn=41

 

○Band変更ファンクションキーの設定

ファンクションキーと番号の対応は、章末を参照してください。

; Band Up Function

FuncBdUp=2

; Band Down Function

FuncBdDn=1

 

○QSOリスト形式印刷のファンクションキーの設定

; Print currnt QSO data Function list style

FuncPrnQSO=4

 

○QSOラベル形式印刷のファンクションキーの設定

; Print Label Function when 'P-'

FuncPrnLbl=44

 

○Qsl"S "設定ファンクションキーの設定

; Set Qsl 'S ' Function

FuncSetS_=5

 

○Qsl" R"設定ファンクションキーの設定

; Set Qsl ' R' Function

FuncSet_R=6

 

○Qsl"--"設定ファンクションキーの設定

; Set Qsl '--' Function

FuncSet--=7

 

○Qsl"P "設定ファンクションキーの設定

; Set Qsl 'P ' Function

FuncSetP_=8

 

○QSLマネージャリスト起動ファンクションキーの設定

; QSL MANAGER Function

FuncQSLMgr=9

 

○アドカラーQSLカード、直接印字ファンクションキーの設定

; Print QSL Card for ADO COLOR

FuncPrnCard=11

 

○リグのバンド、モードデータ読みこみファンクションキーの設定

; Band Data READ from RIG

FuncReadStat=12

 

○封筒印刷住所の位置の設定

 QSLマネージャ画面から封筒へ印刷を行うの位置を設定します。

 YとXの単位は標準の1キャラクタ分の大きさです。

; Print address position for envelope

PrnAddY=1

PrnAddX=21

 

○住所の幅の設定

 QSLマネージャ画面から封筒へ印刷を行う際に、相手の住所の最大の幅を

 設定します。尚、改行は単語の区切り(空白又はカンマ)で行います。

 幅の単位は標準の1キャラクタ分の大きさです。

PrnAddW=35

 

○ログ開始年の設定

 下2桁で西暦を表しているため、100年の基準となる年の設定が必要です。

 デフォルトとして、日本でアマチュア無線が再開された1952年を設定して

 います。

; Logging start year from 19XX

LogYear=52

 

○ログ検索画面での表示順の設定

 ログ検索画面で表示されるQSO数が、この数(デフォルトで100)以内なら、

 Callsign順かつ、Band順で表示されます。

 この数を越えたら、単にCallsign順で表示されます。

 設定値は、最大999です。

 この表示順は、QSOラベル形式印刷で印刷される順番にも反映されます。

 QSLカードのチェック主体にSLOGを使うならば、デフォルトのままで良いと

 思います。

 QSLカードを出すことを主にSLOGを使うならば、0にしてしまうのが良いかと

 思います。なぜなら、紙ログでチェックする側からすれば、Band順より日付

 け順に並んでいたほうが楽だからです。

; Maxim sorting records by Band (Max 999)

SortRec=100

○QSOラベル形式印刷の、1ラベル当たりのQSO数の設定

 1〜10の値が設定できます。

; Print Label Rows (1 to 10)

PrnRow=4

 

○QSOラベル形式印刷の、各ラベル間の空行数の設定

 0〜10の値が設定できます。

; Print Label, Line space each labels (0 to 10)

PrnSpace=1

 

○QSOラベル形式印刷の、空データ(設定数に満たない分)を"---"で埋めるか

否かの設定

 Y --- 埋める

 N --- 空行にする。

 

; Print Label Fill with --- Y/N

PrnFill=N

 

○QSOラベル形式印刷の、時間形式の設定

 UTC 又は JSTの値が設定できます。なお、時間は入力されたままで、変換さ

れません

; Print Time as UTC or JST

PrnTime=UTC

 

○データディレクトリの設定

 SLOG.CW, *.DBF, *.NTX ファイルを置くディレクトリの設定。

 SLOG6.CFGはSS.EXEと同じディレクトリでなければいけません。

; Directory of SLOG.CW, *.DBF and *.NTX

LogsDir=.\logs

 

○ログ入力画面で表示する、最終入力データの件数の設定

 1〜16の値が設定できます。

; Number of recent QSO (1 to 16)

ShowQso=10

 

 

ファンクションキーと数字との対応

┌───────────────────┬─────┐

│ファンクションキー │ 値 │

│ [F1]-[F12] │ 1 - 12 │

│[Shift]を押しながらファンクションキー │ │

│ [Shift]+[F1]-[Shift]+[F12] │ 21 - 32 │

│[Ctrl]を押しながらファンクションキー │ │

│ [Ctrl]+[F1]-[Ctrl]+[F12] │ 41 - 52 │

│[Alt]を押しながらファンクションキー │ │

│ [Alt]+[F1]-[Alt]+[F12] │ 61 - 72 │

└───────────────────┴─────┘


7. SuperLOG Tips

■■■高速入力のために■■■

まとめて大量のQSOを入力する場合、以下の手順で行うと効率良く行えます。

1.コールサインのみ続けて入力する。

 Logging Callsign : のところで、コールサインを入力し、ログ入力画面が

 表示されたら<ESC>を押し、Logging Callsign :に戻ります。

 これを続けて、コールサインを入力していきます。

 なお、Date、Band、Modeが変わったら適宜修正したほうが良いでしょう。

2.Date、Timeの変更をまとめて行う。

 Change Date & Time を使って、Date、Timeのまとめ修正を行います。

 コールサインの入力の時にDateは自動的にコピーされていると思いますので、

  Timeだけを続けて入力すれば良いと思います。

3.His、Mys、Band、Modeの変更を項目毎に行う。

 Logging Callsign :で、<ENTER>のみを押し、ログ修正画面を表示させます。

 あとは、項目毎に修正を行います。

 項目の入力が終わると自動的に下のQSOに移動しますので、カーソルキーで

 いちいち移動させる必要はありません。

 Dateがなぜ、日/月/年の順かというと、カーソルは左から移動して

 くるので、一番修正すると思われる日が左はじのほうが効率的だからです。

 (開発した国が、旧英国領のせいも有ります。)

 

◆◆◆ちょっと時間がかかること◆◆◆

 プログラムの高速化を主眼にしていますが、どうしても時間がかかることが

あります。プログラムが反応しなくなった!と慌てる前に以下のことを思い出

してください。

1.Set Filter で条件にあうQSOが少なかった場合。

 フィルターをかけていますので、条件にあうものを探しにいくのに時間が

 かかるのです。

2.Search... で条件にあうQSOが多かった場合。

 1.と反対になるのですが、ログ検索画面でファンクションキーを色々

 使えるようにするため、条件にあうQSOを内部テーブルに最初に読み込み

 ます。その読み込みに時間がかかるのです。

(該当QSOが1000を越えた場合は、その旨エラーが表示され処理を中断します。)

 

□□□UTCへ自動変換□□□

 DOSの環境変数TZを設定することにより、パソコンの時間がJSTでも

ログに自動的に表示される時間はUTCにすることができます。

DOSで

SET TZ=JST-9

と入力すると、パソコンの時間から9時間引いた時間がRealtime Modeでの

時間となります。


8.付録

8.1 CWキーヤーの回路図

 注:Win95 Win3.1 のDOS窓ではこの機能は使えません。

 CT,Swiss LOG用のケーブルがそのまま使えます。

 回路図を下に示します。

R NPN スイッチングTr 2N4401,2SC372 etc

DTR------/|/|/-----|~~~~~~~~~~ key input

(DB9p 4) 1k →| Transmitter

|

COM port |

|

GND ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ GND

(DB9p 5)

 COM Port Dサブ9pinコネクタの4番ピンから1Kの抵抗につながります。

 抵抗はNPNのスイッチング用トランジスタ(Tr)のベースへ接続します。

 このTrは、2N4401 とは書いていますが、その辺にあるもので代用可能です。

 TrのコレクタからRIGのKey inputにつながります。

 Trのエミッタからのラインは、COM Port Dサブ9pinコネクタの5番ピンから

 RIGのKey input GND側つなぐラインの途中へつなぎます。

 

8.2 SuperLOG テキストフォーマット

名称 項目 フォーマット 備考

日付 Date dd/mmm/yy dd-日, mmm-月, yy-年

時間 Time hhmm hh-時, mm-分

コールサイン Callsign xxxxxxxxxxx 11文字

相手のRST His 999 3数字

自分のRST My 999 3数字

周波数 Band 999999 6数字(.コンマ含む)

モード Mode xxxx 4文字

QSL送受 Qsl xx 2文字

コメント Note xxxxxxxxxxx 11文字

月は、3英文字にて以下のようにします。

1月 Jan 4月 Apr 7月 Jul 10月 Oct

2月 Feb 5月 May 8月 Aug 11月 Nov

3月 Mar 6月 Jun 9月 Sep 12月 Dec

大文字、小文字は問いません。

各項目はTABにて区切っています。

 

8.3 SLOG.CW フォーマット

1行目が[F1],2行目が[F2]と、10行目の[F10]まで対応しています。

先頭の10行目までしか参照されません。

メッセージは、英数字(/を含む)のみ使えます。

特殊記号として、以下のものが使えます。

* これは、自分のコールサイン(データベース名)を出力します。

! これは、Logging call-sign のエリアに入力しているデータを出力します。

---------------------------------------------------- By JG7AMD's Factory

 

_