Super TiCK(TiCK3) の機能説明

EmbeddedのGray とBradはまたもTiCKに機能を追加し、実用度100%になったTiCK3を送ってくれました。これまでのTiCKとピンコンパチブルでインターフェースもSBI(シングルボタンインターフェース)です。プッシュボタンをおし続け、TiCKが実行したいコマンドを鳴いたところでボタンリリースすればOK,そこでパドルを使って設定したり・状態をトグルしたり・メッセージを入力したり。TiCK1/2/2Bで親しんだ方なら、マニュアル無しでもだいたい使いこなせます。


特徴:何といっても50文字メッセージ×2本
これは実に使いやすいです。長めのCQも難なく入ります。もう一方には打ち間違えると恥ずかしいQTHの繰り返しでも記録しましょうか。コンテスト時にはコンテストナンバーを入れておけばばっちりです。メッセージ入力時下の階層までプシュアンドリリースで進んでいくので、ちょっとまじめにやらないとタイミングを逸します。

メッセージの入力方法

・”S”→”T”→”A”:アドミンモード音でボタンリリース
・再プッシュ
・”I”:INPUTモードでボタンリリース
・再プッシュ
・”1”→”2”:メッセージ2でボタンリリース
・(ここでパドルでメッセージ2入力)


逆に言えばメッセージ書き換えは簡単に到達できないので、多少触られても心配はないということか。

TiCKはEmbedded Research に注文することが出来ます TiCK3は単価$15 +S/H$5、2、3人でまとめて買えば2000円+αでこのチップを手に入れることが出来ます。


コマンドの簡単説明

プッシュ動作 通常
コマンド音
ADMIN
コマンド音
メッセージ
番号音
機能説明
瞬間プッシュ
音無
メッセージ1再生(メッセージ1記録時)
押し続け
プッシュ0.5秒程度
・(DIT) メッセージ2再生(メッセージ2記録時)
押し続け S スピード調節: DIT 高速化/ DASH 低速化
押し続け T TUNE 送信テスト用キーダウンにすぐ入る
押し続け A ここでリリースすると以下のADMINモードへ入る。
リリースしなければ通常コマンドをループする。
押し続け
I INPUTモードここでリリースすると以下の入力選択となる
押し続け
1 メッセージ1の記録50文字
押し続け 2 メッセージ2の記録50文字
→入力後はキーヤーモードに
押し続け P パドル入れ替え、長短点の入れ替え
押し続け A AUDIO出力OFF/ON、サイドトーンのあるリグでOFF
押し続け SK ストレートキーモード
押し続け M アイアンビック動作A/B
押し続け B BEACONモード、ビーコンモードへ設定するトグル
メッセージ1、2いずれでもビーコンできる
押し続け K キーヤーモードに戻す
S
ADMINを抜けて通常コマンドのSへ