遂に出た! 6mハンディトランシーバー

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6mDSBトランシーバー製作記

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組み立て半田付け編

部品が揃ったら,次は,部品を基板に取り付けます.

 部品の取り付け手順は,受動部品(抵抗,コンデンサ,コイルなど)の背の低いものから取り付けて最後に半導体を取り付けるのが一般的ですが,最近は半田ごての熱容量も小さくまた絶縁もしっかりしている為,半田付けによって半導体が壊れる事もないと思いますので以下の手順で行う事を奨めます.

 半田付けの経験の少ない初心者はもちろん,経験豊富なベテラン自作家でも部品の付け間違いとテンプラ,ブリッジが,不良の大半を占めます.
 これを防ぐ為には,回路(基板)を小さなブロックに分けてそれぞれ終了した時点と全ての部品を取り付けた時にチェックする事を奨めます.

 これを行う事で 90%は完成したも同然です.
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(*1)ブロック
 ある働きをする回路の集まり.発振,復調,高周波増幅などの事
(*2)テンプラ
 部品の足や,基板のパターンにしっかり半田が付いていないこと.テンプラの部分をよく見ると隙間が空いたようになっている.
(*3)ブリッジ
 ハンダで隣同士のパターンや部品の足をつないでしまうこと.回路図で線でつながっている部品や基板おパターン同士はブリッジしてもさしつかえない.

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 ハンダ付け中の私です.【実は左利き】

シンプルトランシーバーとはいえ,五十数点の部品をハンダ付けするので全て終るまでに,チェックも含め2,3時間かかります.初心者の方は,チェックをじっくりして下さい.この工程で十分時間をかける事が成功への近道です.
 部品と部品の間隔が狭いのですが,やりづらい部分はありませんでした.
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外付け部品の仮取り付け

  基板に部品を取り付けただけでは,トランシーバーとして働かないので,イヤフォン,アンテナジャック,電源,スイッチなどを取り付けます.基板状態で動作確認と調整を行うためなので適当な線材でハンダ付けしておきます.

 さあこれで,電源が入る状態になりましたが,ここでもう一度配線の間違いがないか,部品は間違っていないかチェックしましょう.
 特に,電源のプラスとマイナスを間違えると今までの苦労が水の泡になるので注意しましょう.