6.2 今夜は寿司に親子どんぶり
Brisbaneのチャイナタウンの規模等は分からないが、数ブロック囲まれた範囲に、中華レストランや店屋が並んでいる。漢字が並んでいるところに来ると、英語ばかりのところに比べて、なんとなく少しほっとする。
家族でいろいろと中華レストランを物色する。かなりの数があるので、どれにするか簡単に決められない。
歩き回っているうちに、日本食の持ち帰り専門店を見つけた。名前は"おしん"である。なんでチャイナタウンに日本食があるか不思議であるが、とにかくここでは日本食、というのが曲者で、寿司や弁当どんぶりものまでありとあらゆるものがある。なんだか胡散臭いのでとりあえずパス。他の中華レストランを探した。
とはいうもののこれというところを決められず、また子供たちも腹が減ってきたので、また引き返し"おしん"で買うことにした。店番している女の子は、もうお決まりのワーホリで来ている子だ。
買ったメニューは、焼き肉定食に親子どんぶり、そして寿司の太巻きである。日本では決して一度に買うことができないメニューだろう。さらに定食と親子どんぶりには味噌汁まで着いていた。これで締めてAUD$21.-(約1、800円)とは思ったより安上がりだ。
そうそう、前にも書いたがチャイナタウンになんで日本食か分かった。経営者が中国人だからである。僕らが店に入って店長らしき人に声をかけたら、日本人の女の子を呼びつけたものだから、すぐに分かった。
午後6時45分チャイナタウンを出てホテルに戻った。もちろんビールも忘れずに買い込んだ。
今晩は久しぶりの日本食だ。リビングのテーブルを家族で囲って食べた。食事自体はわびしいものがあるが、まあ、家族で食べるんだからいいんじゃないだろうか。
1泊や2泊の家族旅行だと、食事なんかは割と豪華にすることができるだろうが、ここまで約10日もオーストラリアにいると、毎晩外食というわけには行かない。一生に一度有るか無いかというものの、ある程度予算というものがある。
自分自身、ほんとにこれだけ家族とべったり過ごしたことは、過去に一度も無いのではないだろうか。お盆休みや年末年始の休みでも、朝晩の食事以外もずっと一緒にいることはないから。
食事の後シャワーを浴び、子供たちは先に寝かせた。そして偶然にもテレビで映画スーパーマンをやっていたので、(もちろん英語)最後まで見てしまった。ある程度筋は知っていたので、言ってることが分からなくても大丈夫。何か、久しぶりに見たなあ。
明日はMelbourneに移動だ。その前に日本から来るS君と落ち合わなければならない。オーストラリア第10日目が終わった。