WSJT-X 2.3.0-rc4 アナウンス(2021年1月26日)

WSJT-X 2.3.0-rc4では、Hamlibのいくつかの重要な変更を確認し、対応しました。さらに以下の変更を加えました。

WSJT-X 2.3.0-rc3 アナウンス(2021年1月6日)

WSJT-X 2.3.0-rc3では、改良FST4Wデコーダを搭載しました。そして、いくつかの不具合を修正しました。

WSJT-X 2.3.0-rc2 アナウンス(2020年11月16日)

WSJT-X 2.3.0-rc2 は、rc1で見つかった不具合を修正し、rc1の有効期限が切れる前にいくつかの新しい機能を追加するものです。

WSJT-X 2.3.0-rc1 アナウンス(2020年9月28日)

WSJT-X 2.3.0の最初のベータ版がダウンロードできるようになりました。このベータ版によって特にLFとMFバンドに有効なふたつの新しいモードを実装しています。WSJT-X開発チームへフィードバックをお願いします。新しいモードは以下の通りです。

FST4-60 はJT9より約1.7dB感度が向上しています。これは、主に、マルチシンボルブロック検出の効果によるものです。APデコーディングを使うことで、最大4.7dB感度が向上します。JT9とFST4-60のドップラースプレッドに対するデコード限界の比較を次のグラフに示します。

https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/jt9_vs_fst4.pdf

FST4W-120はWSPRより約1.4dB感度がよくなります。1回の送信時間が長くなるとそれに比例して感度が向上します。FST4Wのすべてのサブモードにおけるデコード率を加算性白色ガウス雑音をベースに計算したものを次のグラフに示します。

https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wspr_vs_fst4w.pdf

ここ数ヶ月にわたるテストの結果、FST4とFST4Wは2200mと630mバンドを使って頻繁に大陸間通信が可能であることを確認しています。さらなる詳細と運用のヒントは次の「FST4/FST4Wクイックスタートガイド」を参照してください。

https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/FST4_Quick_Start.pdf

JT9とWSPRのユーザーは、より感度の高いFST4とFST4Wへ移行することを強く推奨します。

Windows、Linux、Macintoshのインストールパッケージ(Candidate release: WSJT-X 2.3.0-rc1)はこのページの下の方にあります。

SourceForgeサイトからダウンロードすることもできます。ただし、SourceForgeサイトが最新版に更新されるにはちょっと時間がかかるかもしれません。

WSJT-XはGNU General Public License (GPL) バージョン3に準拠します。たくさんのアマチュア無線家の協力のもと、開発されています。もし、われわれのソースコードを使う場合は、連絡してください。バグを発見したり、改善点に気づいた場合は、遅滞なくレポートしてください。

WSJT-X 2.3.0のβ版が楽しめますように。次のドキュメントに記載されている手順でバグレポートをお願いします。

http://www.physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/wsjtx-doc/wsjtx-main-2.3.0-rc1.html#_bug_reports

-- 73 from Joe K1JT、 Steve K9AN、 Bill G4WJS