80m Vertical & ビバレージの紹介(JA0BYS 佐藤さん製作)

Sorry, This page is written in japanese.

はじめに

JA0BYS 佐藤さん製作の80mバーチカルとビバレージを紹介させていただきます。 佐藤さんは数年前に、市街地にあるお家よりQSY、裏に山(丘)があり、ノ イズも少ないという無線に最適な現在のQTHにお家を新築されて、75mを 中心に無線を楽しんでいらっしゃいます。 75mに出られる方ならば、みなさん佐藤さんのことはご存じだと思います。 過日、佐藤さんの所へおじゃまさせていただき、お話をやアンテナを見せてい ただきましたので、紹介させていただきます。おじゃましたときには、佐藤さ んだけでなく、佐藤さんの奥様にも大変にお世話になりました。ありがとうご ざいました。
JA0BYS & his wife JA0BYS佐藤さんと奥様
JA0BYS top on the hil 佐藤さんには山(丘)の上まで登っていただき案内をしていただき ました。
beverage(1) ビバレージアンテナの給電部です
小高い山(丘)の上にあります。エレメントは地表にある給電部から斜めに、地 上高約2mの所まで登り、そこから水平に2波長(約160m)エレメントを展 開されています。ビバレージアンテナに変えてから耳が大変良くなり、今ローバ ンドシーズンが楽しみだと話されていました。ビバレージは2セットお持ちで、 2方向に設置してあります。
beverage(2) ビバレージのエレメントです。要所要所で立木を利用してエレメント を保持しています。

#高目のところにエレメントが設置してあるので、減衰が少ないのではないかと想 像しました。

vertical(1) 以前はCV-48をお使いでしたが、写真のような自作のフルサイズ バーチカルに変えたら飛びがかなり良くなったそうです。現在は3本立ててある バーチカルを2本ずつ組み合わせて、リレーでエンドファイアーアレイとブロー ドサイドアレイとして切り替えて使っていられます。(各アンテナの間隔は半波 長)

この写真で上に伸びるているエレメントに見えるものはドブ付けメッキされた 鉄管で、少し細めですが、ラジオのホイップアンテナのように伸縮できる構造にな っています。また、その最下段の1本のパイプには足場が溶接されていて登ること ができます。このことと最上部エレメントが軽量のグラスファイバーロッド(59 誌で広告されているもの)であることから一人でアンテナの上げ下ろし(アンテナ の保守)ができます。これはなかなかの優れものです

この鉄管は業務用のもので詳細についてお知りになりたい方は佐藤さんに連絡 を取ってみて下さい。ちなみに1本1万5千円程度だそうです。

vertical(2) 他のバーチカルの設置の様子
vertical(3) 給電部の詳細
vertical(4) アンテナ上部のようす。最上部はグラスファイバーロッドを使 っている。鉄管の最上部はステーで3方向に引かれ固定されている。 エレメントはグラスファイバー下部からワイヤーが下りてくる。この写真で 見るよりももっとワイヤーのエレメントは垂直気味に下りてきている。
vertical(5) 上の写真を別角度で撮ったものです。
vertical(6) エレメントの地上部のようす
奥に見えるコンジットパイプはラジアル展開用のものです。
vertical(7) 卵碍子からエレメントを上向きに見る
右に見えるパイプはグラスファイバーロッド保持用の伸縮可能な鉄管です。
vertical(8) ラジアルのようす(1)
このように四方八方にラジアルは張り巡らされている。これだけの物 を山(丘)の上に持って登るだけでも大変です。アンテナを組み上げ た佐藤さんのファイトに脱帽です。
vertical(9) ラジアルのようす(2)

終わりに

佐藤さんには貴重な時間をとっていただき、素晴らしいアンテナを見せ ていただきました。これだけのアンテナを平らな地面の上で組み立てる だけでもかなりの努力と時間が必要ですが、これを山(丘)の上でやら れたのですから本当にすごいことです。