スローパー全景 給電点は地上より約17mの
ところにあります。この位長くなるとマッチングを取るために先
端部の高さを変えて調整することが困難ですが、私の場合は運良
く(?)エレメント長の調整のみでマッチングが取れています。
エレメントは見えにくいですが、写真中の説明文のところにうっ
すらと見えています。
エレメント長は3/4波長×0.95(短縮率)です。 |
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3/4波長スローパー 先端部より給電部を見る。 先端部はロープで引いています。 | |
上と同じ写真を別角度で見る。 | |
給電部のようす。 中央下の同軸ケーブルを 数回巻いてあるのはおまじないのフロートバランです。エレメ ントは保守の際、同軸ケーブルからはずせるようにねじ止めし ています。エレメントとタワー間には特別に絶縁材は使わず、 エレメント保持用のクレモナロープが絶縁材を兼ねています。 | |
給電部から先端部を見る。写真で見ると太く見え ますが、エレメントは直径1.6mmの銅線を使用しています。この写真 はタワー上から撮っていますが、この方角は人家が少なく、ノイズ は少ないのですが......。 | |
おまけです。中央の山が弥彦山です。この方向が 北になります。 |
(追記)
実はここで紹介しているものとは別に北米向けの3/4波長スローパーを WW
CW用に数年間使っていました。そのアンテナは設置して1年目は 非常に効果的なアンテナでしたが、2年目以降は1/4波長スローパーと受信性能は大差ないアンテナになってしまいました。同じようにここで紹介している3/4波長スローパーもすぐ脇の別のタワーに付け変えたところ効果が半減したため、現在はこの3/4波長スローパーは撤去してあります。 ローカル局でも、3/4波長スローパーは失敗例があります。 3/4波長スローパーは1/4波長スローパーと比べ、より大きなキャパシティハットを要求するようです。
以上は経験的な予想ですが、MMANAにより解析してみるとまた違う結果が出ています。3/4波長スローパーではキャパシティハットはより大きくする必要はなく、アンテナのゲインははるかに高いというものです。にわかには信じがたいところですが結果だけ載せておきます。