中野です。
流星が流れた時に音が聞こえる件について、考えてみました。一般的に云われている事は、空気の無い高層条件であり聞こえるはずは無いと言われています。
しかし、過去の流星観測時にも経験をしており、確かに音が聞こえているのです(バリバリバリ〜〜〜と云う音を)。 私が想定しているのは、超音波を合成するとその差の周波数成分が可聴音となって聞こえると言う事例より、流星が大気圏に高速で進入した際の衝撃波が干渉し合いその差が可聴周波数になった時に聞こえるのだと考えています。 例として、筑波万博の時に超音波を空気中でミックスさせて、可聴音を作り出す装置(合成された空間部分にのみ聞こえる)があったが原理的にはあれと同じ現象と考えているのですが。当然、それなりの大火球でないと(パワーが必要)現象は発生しないのではと考えています。
--後略--
大久保です。
流星やオーロラから音が聞こえたと云う話は何回か聞いたことがあります。しかし、残念なことですが私自身実際に聞いたと云う経験はありません。
もし、超音波領域の音が発生するのでしたら実際に聞いてみたいと思います。方法はヘテロダインしてか超周波数に変換すればいいはずです。
昔、石油コンビナートの中のある会社で保安の仕事をしていた時、配管からのガス漏れを超音波で検出していました。ガスや水蒸気が微量でももれていると超音波を発生するのでそれを聞き取る装置でした。 もしあの機械が今手許にあれば流星群のある時聞いてみたいですね。 しかし、自作するとしてもそれほど難しいものとは思えませんからひとつ考えてみましょうかねー。
中野です。
私もTVで、ガスもれ検知の事見た事あります。それと高圧送電のガイシ部のリーク検知にしようしているのを。
超音波センサー(40KHz)の物を使用して造ろうなんて考えていたんですが、沢山並べてソナーみたいな物を。
確かガス検知用の物は小さなパラポラの様な形をしていたと記憶しています。
30cm位のパラポラがあるので試しに作成してみますか。
電波ならぬ超音波探知機を可聴周波数として聞こえる物より頻度が高いのではと考えていますが。
ジェット機の音速を突破する時の音と同じ様な事が流星でも超音波として起っていると考えています。
これがあると、地震や火山の観測にも使えると思いますが。 前兆現象を捕らえる事が出来るかも。
実は、私の家は立川断層の上にあるのですが、地震の来る数分から数秒前に低周波の音が聞こえるのです。
完全な前兆現象として、理由は不明ですが古井戸があるのでそれが共鳴しているのかな?と考えております。
色々調べたい事が沢山あって楽しみなのですが、私のチョbitな頭では・・・・です。
流星もまだまだ色々、未知な部分が多く楽しめますね。 一つの疑問で色々発展するので楽しいです。
中野です。
今晩は、御無沙汰しております。先般メールに記載した超音波の件、良い受信装置がありました。
ちょっと高価な感じがしますが正しく超音波受信機です。
大久保様の云われた様にヘテロダインにて可聴周波数に変換されヘッドホンかイヤホンにて聞く様になっております。 海外メーカの製品です。
受信周波数は15〜120kHz or160kHz位の範囲をカバーしています。
価格は35K位から400K位まで、チューニングがアナログ式とデジタル式があり、ダイヤル精度が0.15kHz〜1.5kHzとの事。
今、販売斡旋している所に確認を致しております。
大久保です。
今日は。 見つけましたね。
ヘテロダインするとローカル発振の両側にビートが出ますから、細かいことを云うとPSNで片側のビートを取り除く必要があると思いますが、もし流星から超音波が発生しているとすればコヒーレントなものとは思えませんから両方のビートが聞こえても特に問題はないのではないかと思います。
市販されているECMは100kHzあたりまでは楽々反応しますからローカルとしてAFオッシレータを使えば数100円で心臓部はできるのではないでしょうか。
とはいえ、現在非常に多忙につき実験をやっている時間がとれません。残念です。
なるべく早い時期に試作機を作ってみたいと思います。
中野です。
とりあえずハンドメイドの超音波受信装置を手に入れました。回路等はICを使用した簡単な物ですが、製作者の発想が伺えます。
仕事が忙しくまだ詳しく調べていませんが、魚群探知機(バンダイ製)の発振音やCRTの内部発振音が聞えるので第一段階での試験には使用可能と考えております。
信号の取り出し等、一部改造を加える必要がありますが、これにパラポラ(直径40cm)を付け、2chHROFFTに取り込み予備観測を開始しようと考えております。
その前に、受信装置、超音波環境等を確認しておく必要がありそうです。
中野です。
電波観測の画面を見ながら、超音波帯域の聴感観測を開始いたしました。(まだ時間が短く有効性確認までには至っておりません。)
とりあえず、環境状態を観察する程度の状態ですが、まずは実施を との想いで開始いたしました。
PCのノイズ等の影響があり、設置方法、配線引き回し等の配慮等色々課題はあり、まずは聴感観測より実施と云った所です。
有効性が確認できたら、本格的に装置を揃え自動観測に切り替えようと考えております。2chHROFFTを利用し、電波と超音波を比較しながら観測を予定しております。
大久保です。
超音波でひとつでも流星が捕まると良いですね。今ちょっと受信機の実験をしている暇がないのですが、なるべく早い機会に作ってみようと思っています。
ところでマイクの設置法法ですが雨風にたえる方法を考える必要がありますね。
先日、6.3kHzの音を選択してとる回路を作らされた時実験したものはちょっと面白かったです。
それは30mm*30mm位のプリント基板を用意して、それから10mm位はなしてプリント基板の方に向けたECMを取り付けたものです。
またプリント基板で長さ30mm程度のフォーンを作りその中にECMを仕込んだものを作りました。
どちらも指向性が出ますが感度は裸のままよりグーんと上がりました。
この二つを組み合わせたら面白いマイクができるかも知れませんね。
中野です。
風雨対策の件、そうなんです。
ジュースのペットボトル口部を利用してリフレクターとしています。
ちょうどセンサー部とサイズが合い、フォーンが形成できます。 切り取った残りに基板部を挿入して雨対策としています。
この状態で、パラポラアンテナの焦点部にセットし天頂に向ける様にしています。
簡易的には、パラポラを付け無い状態でもOKですが、より感度をUPしたいのと逆さにする事で雨の進入が防げる為、丁度良い状態となります。
気になるのがセンサー部が剥き出し状態なので、湿度によっる劣化が発生しないか?です。
センサー部を覆うと感度が低下する様なので、今後の確認検証が必要です。
6.3kHzのマイクの件了解です。 私も10年以上前に、放音の方での経験があります。
腕時計のアラーム音を大きくするのに簡単な共振用共鳴空間を利用する物を製品化した事があります。
小さなSPとケースとのクリアランス、穴の大きさ等で音の大きさが凄く異なるのには驚きました。
確か、56dB/30cmの音が75dB/30cm以上となったと記憶しています。大音量ブースターなんて名前を付けました。
ECMと云えば、ECMを3ケ利用した指向性MICも興味があります。
簡易観測の方は、まだ大きな流星にめぐり合っていない様なので確認できておりません。
チョット気になった現象はあったのですが確証は得られておりません。
痕が残る流星が出現した後、数秒後にそれまで無かった音を検知したのですが、それが流星のものかは不明です。
超音波の伝達速度と電波伝播の速度との差が度の位あるものなのか?ですので、沢山経験して確認をとっる必要があります。
そう云った意味でも、早く自動観測を立ち上げる必要もあります。 ひょっとして検出不能なのかも、いやきっと検知すると信じております。
色々試行錯誤を行い、成果が出る様頑張ります。
しかし、OM殿のHROFFT、2CHFFT等の恩恵を忘れる事は出来ません。
特に、2CHFFTは電波観測と併用する事が可能なのでこれから益々、強い味方になってくれそうです。
大久保さんの試作品に期待しております。
完成の暁には、是非モニターをさせて下さい。それまでに、色々予備知識を蓄えておきますので。
大久保です。
忙しいと云いながら大分進んでいますね。
ECMをパラボラと組み合わせると指向性が出てしまって返って都合の悪いことになりはしないかと思いました。
話は変わりますが、「流星の音を聞く」と云うことは「雷さまの音を聞く」のと似ていることに気がつきました。
つまり、(1)流星が流れる。 (2)光る。電波の反射が起きる。同時に超音波が発生する。 (3)光と電波はすぐに観測者に届く。 (4)しかし、超音波は遅れて観測者にとどく。 という現象です。
流星は高さ140kmあたりから80kmあたりで光るとされています。
音の速度を毎秒340mとすると100km先で発生した超音波は約300秒かかって観測者に届きます。 120km先だと350秒になります。
流星が見える範囲は軽く200km以上にもなります。 しかし、流星で発生した超音波が200kmも飛んでくるとは思えません。せいせい゛数10km程度ではないでしょうか。
また、流星の速度がマッハで勘定すると30位になると思います。マッハ1程度の速度だとどんなことが起きるか想像もつきますがそれを遥かにこえるとなるとどんなことになるのでしょうか
もし、それでも流星の音を観測したとしても、それがどの流星の音かと云う問題が出て来ます。 それと同時に電波観測では観測者の頭の真上で流れる流星のエコーはまず100%聞くことが出来ませんから電波観測と2現観測はまずだめではないでしょうか。
眼視観測で真上の流星との相関を見るのが良いのではないかと思いはじめました。
なにか計画そのものに水をさすようなことを書いてしまいましたね。 しかし、それでも流星の音は聞いてみたいですね。
中野です。
今晩は
貴重なご意見有難う御座います。 大久保さんの疑問、もっともだと思います。
私も自分で体験していなかったら同じ考えを致します。
超音波の伝わる速度って !!!と。実際に私が経験した状況は、流星が流れている間に音が
バリバリバリーーという音として聞えてきました。
確かに疑問もあります、普通近くても80Kmも距離があり音がそんなに早く伝わる事はないし、電波が空気中で混合し、可聴音になるなんて!!!
疑問は深まるばかりですが、聞えたのは事実であり、そこに何か得体の知れない現象がある事は理解できます。
まずは、実際に聞いてみて検証するしかないとの思いでいます。
じっくりと観察をしてみようと思います。
色々実験をしていて、気になる現象に気が付きました。CS放送用のパラポラの焦点部に超音波受信機を近ずけると、音が聞えるのです。
衛星に向いているパラポラアンテナでないと聞えません。LNBの電源を切っても聞えるので???です。
まったく同じメーカーの、別のパラポラでは聞えません。(衛星に向いていない状態のもの)
もう少し、時間をかけて確認をしてみようと思っています。何か、不思議な現象が存在している様な気がします。
まだコウモリが飛ぶには寒すぎるし、まさか、電波が空気中でミキシングして・・・
大久保です。
どんな音がきこえるのですか?
中野です。2/28*02
CS(スカイパーフェクトTV)アンテナの所で聞こえる音の件、 ピーーーーともビィーーーーともとれる音とバックで聞えるビロビロといった小さな音が聞えます。
同タイプのパラポラ(衛星に未固定)では聞えません。
BS(アナログ)用パラポラでは聞えません。(衛星固定) 今度の休みにでも、衛星に合わせ聞えるか確認してみます。
最初はLNBの発振音を捕らえているのかと思い、チューナーよりケーブルを外してみましたがそれでも聞えるので、パラポラにて収束した超音波である事は間違いありません。
超音波受信機単品を周りに向けても音は聞えません。ベランダにセットしたパラポラですので、空からの音を検知している事は間違いありません。
聞く時により微妙に音色が違うのと、聞えない時もあります。
さて何なのでしょうか。