JL1WQO/中谷 02/06/06
みなさん、はじめまして群馬県に住む中谷と言います。
The FCZのNo296に記載のあった、OPアンプを使ったノイズキャンセルマイク・・・なんか、あの一説に非常に興味を惹かれ、早2年強が経過しようとしています。
未だに、あの一説の様な効果が出来ません。
自作のスタンドマイクを作り1石のマイクアンプを内蔵したまでは良かったのですが、家庭内ノイズみたいなものまでも、増幅してしまってBFと言うことに気づき、あの差動アンプという、FCZの一筋のヒント、これだと思いついて色々やってみました。 結果は、思うような効果が現れません。
これは、OPの原理の不勉強と思いOPアンプの本を数冊購入し読み進む内に、CMRと言う技術と言う事に気が付き、使用する抵抗値の精度が重要だと言うことも分かりました。
スタンドマイクの中にも、ノイズキャンセル用のコンデンサーマイクを入れ、色々やってみましたがノイズは、消えません!? なにが悪いんでしょう。
夏の暑い日に、シャックの窓を開けておくと田舎特有の「かえるの合唱」が電波に変調されて相手に届いています。
その田舎のノイズを消したいと考えて、もう、堂々巡りです。
だれか、あの296号のノイズキャンセルマイクを製作してうまく動作していると言う方がおられましたら、ノウハウなどをお教え下さい。
JH1FCZ 大久保 忠 02/06/07
FCZです。 中谷さん。ノイズキャンセルマイクがうまく働かなかったそうで困りましたね。
文面からは良く判りませんが、片方のマイクにマイクアンプを付け、もう片方のマイクにはマイクアンプがついていないということはありませんか?
マイクは2つ同じものを使ってください。マイクの条件が同じであれば2つのマイクを近付けて喋ると何も声が出ないはずです。
その条件で声が出るようでしたらマイクのバランスがとれていないと思います。
2つのマイクは10センチ程度はなして設置してください。そしてその片方に声を入れるようにしてください。
諦めないでもう少しがんばってください。
JL1WQO/中谷 02/06/09
大久保さん、大変貴重なヒントをありがとうございました。
The FCZ No296の回路図通り作りました。マイクは、ちゃんと2つ付いています。
たぶん、大久保さんの言うようにバランスが悪いのでしょう。 もう一度、チャレンジしてみたいと思います。
あの文章を読んでこれはいけると思って、堂々巡りでしたがなんか、出口が見えた気がします。ありがとうございました。
JL1WQO/中谷 02/06/10
大久保さんの言うように、再度チャレンジしました。
1%抵抗を20本購入し、デジタルテスターで誤差のないものを6本用意して、作ったらあら不思議、ちゃんとマイクをそろえると音声が消えます。
今までは、昭和46年に購入したサンワのテスターで、ジャンク箱から取り出した抵抗を使っていました。 やっぱり、最新鋭のICを使った回路を作るときは、デジタルテスターと1%抵抗と言うことを実感しました。
10kオームに近ければOKと言う、昔の発想はそろそろ捨てないといけないようですね!!
なには、ともあれ大久保さん、貴重なヒントをありがとうございました。 これで、また、ラジオ少年の夢が広がりそうです。
JH1FCZ 大久保 忠 02/06/16
うまく出来たようで安心しました。 気がついたことですが現在市販されている5%(金色)の抵抗は実際にはほとんど1%の中におさまっています。 私が実験した時は5%の抵抗を使いましたが特に問題は起きませんでしたので 極端に抵抗の誤差に気をつけなくても良いと思います。
一度うまくいったのですから抵抗を5%の物に代えてもう一度トライしてみることをお勧めします。そうすることによって回路を見る目が一段とアップすると思います。