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FCZ 10Sコイルデータシート


 
 初心者、年輩者に使い易いシールドケースの一辺の長さが10mm大きさのコイルです。 諸定数第5表に示します。この表に使う記号は表の下に記します。

 Band MHz コイルに表示する周波数。 
 t      巻き数
 μH    表記する周波数に同調するインダクタンス。
 Min コアを調整してLの値を最小にした時のインダクタンス
 Max    コアを調整してLの値を最大にした時のインダクタンス
 CpF    表記する周波数に同調するコンデンサの値
 XcΩ    表記する周波数に同調した時のコンデンサのリアクタンス
       (同時にその時のコイルのリアクタンスでもある)
 Qo     無負荷Q

 10S144では、共振の為のコンデンサの容量が7pFとなっておりますが、このコイルに接続される部品の持つ容量もこの値の中に含まれますので 実際には7pFより小さな値(5pF程度)になります。

 第9表に10Sタイプコイルのバリエーションチャートを示します。  このチャートは標準的な周波数以外の周波数でこのコイルを使用したい時の共振用コンデンサの値を算出するためのチャートです。

 各コイルの上側が「周波数」、下側が「コンデンサの容量」です。2重線の部分がコアによる調整可能領域です。 使用法は、
 (1) --▽-- を一体として2重線の部分を希望する周波数の位置にもっていく。
 (2) 2重線の部分が希望する周波数からはずれないように気を付けながら逆三角の頂点を適当なコンデンサの数値にあわせる。

第5表 10Sタイプコイル
BAND MHz
     L1-3     C L2-3 L4-6
Qo
 t μH Min Max C pF XcΩ  t
μH
t
1
38 30.8
24
35
820 194
19
7.7
13
75
1.9
30 18.0
15
23
390 215
15
4.5
10
85
3.5
20 9.40
6.6
10
220 207
10
2.4
7
70
5
18 6.75
5.7
8.0
150 212
9
1.7
6
80
7
14 4.31
3.6
5.1
120 189
7
1.1
5
80
9
12 3.13
2.7
3.4
100 176
6
0.78
4
80
14
12 1.90
1.6
2.9
68
167
6
0.46
4
75
21
10 1.47
1.0
2.0
39
194
5
0.36
3
95
28
8
0.98
0.8
1.4
33
172
4
0.27
3
70
50
6
0.68
0.5
0.8
15
212
3
0.17
2
100
80
6
0.57
0.5
0.8
7
284
3
0.14
2
45
144
3
0.18
-
-
7*
157
2
0.08
1
50

    * 回路に浮遊容量がある時は5pFにしてください。

ホ−ム