簡単 RTTY入門

当局が、5年程前 W6で、RTTYを始めたきっかけは、PC サウンドカードを使えば、特別な
インターフェイスを必要とせず、PCとトランシーバー(TR)を、TR マニュアルに従って、自作
できる簡単な回路経由で接続すれば良いという便利さからでした。

この正当な方法につきましては、JAのオーソリテイーの各局が、FBな紹介サイトを上げて
おられ、直ぐに Web検索できると思いますので、ここでは敢えて触れません。

では、当局のように RTTY をメインとする DXpeditionが有るが、まだ RTTYは経験無く、
それでも何とか交信したい場合、どうするか。

RTTY ソフトウェアを PCにダウンロードするだけで直ぐに QRV可能な方法をお教えします。

1. TrueTTYや MMTTY などの RTTY ソフトウェアを Website からダウンロードする。

(今後、ロギング/コンテストまでやられる場合、MMTTYの方がベターですが、取りあえず
RTTYに出られれば良いという場合、TrueTTY の方が、操作が単純でお奨めです。Hi)

2. TRのスピーカー端子に二股プラグをつなぎ、一方はヘッドホン、一方は PCのマイク
入力に繋ぐ。

上記で、直ぐに受信できます。

では、送信はどうするか。TR を LSB モードにし、マイクの PTT を押して、RTTY ソフト
からのピロピロ音をマイク経由で送信します。これでも立派な AFSKです。
(Software 立ち上げ時に COM port error など出ますが、使わないため無視して下さい。)

ラップトップ PCの場合、ボリュームを上げると内蔵スピーカーの音が歪む事が有り、小さくても
良いので外部スピーカーを接続される事をお奨めします。


当局、FG/JJ2RCJ のペデイションで、リグトラブルとなり、急遽、試した方法ですが、JA 100+局
と十分交信でき、以来、ゲストシャックでよく使っています。


この方法で、アジア、太平洋など近場の DXpeditionを探してまず交信し、運用の感じをつかんでは
如何でしょうか。

その後、接続回路を作って、PCからの PTTで送信できるようにすれば良いと思います。
最近の PCは、シリアルポートが無く、USB しかない場合有り、シリアルに変換しても PTTが
切れない場合が有ります。

この場合、FM/FG運用記で紹介しました Signal Linkなど、市販の VOX PTT デバイスを使うと
FB です。


応用編: RTTY/PSK/Loggingで使えるソフトウェア

JE3HHT森さんが開発された MMTTY は、日本発世界標準と言われているだけありFBです。
当局も今までの RTTYコンテストは全て、N1MM Loggerとの組み合わせで使用しました。

TrueTTY には、BPSKモードが有り運用可能ですが、それ自身にはロギング機能が無いため、
ロシア系の CQ Log を導入必要で、どちらも今の所、登録必要で有料です。受信特性に優れる
特徴有り、当局の DXpedition でもバックアップとして使い助けられました。

Zakanakaは、中々の優れもので、RTTY/PSKを切り替えて運用可能ミニログ機能有り
N1MM Logger + MMTTYと同様、受信ウィンドウからコールサインを
ピックアップ可能で FBです。

DigiPan ver.2.0
には、Multichannel window という画期的な機能が有り、20以上の複数の
信号をラベルしてデコード内容を同時に表示できます。これによりパイルアップで呼んでいる
複数の局のコールサインを同時表示でき、PSK の通信速度の遅さを補えると思います。
尤も現状、RTTY ほど呼んでくる局は少なく、更なる普及が必要ですが。
又、受信ウィンドウからのコールサインピックアップやミニログ機能は、Zakanaka 同等の
ものは有り、PSK専用ですが、結構使えると思います。




更に Logging softwareの観点で下記にまとめました。

最近、JK1IQK 鈴木さんによる
RTCL をダウンロードし試用始めましたが、これは、DXpeditionでの
Digital/CW運用、RTTY/PSKコンテストロギング
と当方の要求を全て満たす究極のソフトウェアと言える
もので、今後、使いこなして行こうと思います。



上記は、現時点(Dec'05)での Internet検索情報に基づいており、正確な最新情報については、各ソフトウェアのWebsiteをご参照願います。


JAからのRTTY DX状況


JA のRTTY DXer は、まだ少ないようで、実は、難度の高い DXpeditionでも意外と穴場です。
比較的 Condx安定な 20mでの QRVが多いため、ある程度以上の設備が有れば楽に交信できる
からと思います。余り、皆さんを勧誘し RTTY パイルが厳しくなっても困りますが。Hi

では、RTTY でお会いしましょう。




Return to Top