UX-14 by Piexx.com

先日紹介した PIEXX.com製のUX-14を早速友人のJR4ISF石井氏が買って試してくれました。貴重な人柱になっていただいたのでその奮戦振りをご紹介いたします。


(以下石井さんからのメールの要旨です。文章はそのままにまとめて要約しました)


早速、IC750A に取りつけて使ってみました。Turbo HAMLOG や Writelog では VFO の操作にもちゃんと追従していますし、モードやバンドの切り替えにも問題ありません。


(1) CT
Defaultの状態ではうまくいかないようです。
CT を立ち上げた直後はリグの周波数を読んでいますが、VFO を回しても無反応です。
DIP SW 3 番 (transceiver mode) を ON にしたところ、IC750A の VFO の変化にあわせて CT の周波数表示も追
従するようになりました。また、alt+F1、alt+F2 によるバンド変更やコールサイン入力欄からの周波数変更もできるようになりました。
ただ、使っている PC の CPU が 80486 50MHz のためか反応がやや遅いです。バンド変更や周波数変更はリグの方は瞬時にできるのですが、CT の画面では変更の表示が 1 - 2 秒遅れます。原因がわかりません。でも、
なんとか CT で周波数管理ができるようになりましたので、とりあえずはよしとしましょうかね。

DIP SW 3 番 はマニュアルには通常は OFF にしておくのが best だ、などと書いてありましたので、出荷時の設定でよいものと思い込んでいました (コンテストでの使用は通常のそれではないのか・・・)。初歩的ミスと言われればそれまでですが、CT の ML でも過去に私と似たような状況の方がいましたので見落としやすいところなのかもしれません。パソコンに限らず、3rd party のパーツは気をつけた方がいいですね。

(2) Turbo Hamlog
 Windows 版では使えるレベルです。周波数やモードの切り替えはうまくいきますが、 VFO A/B の切り替えがうまくいきませんでした。しかし、Turbo Hamlog では目を瞑ってもよいと思います。
まぁ、Turbo HAMLOG なら勘弁してやろう、という気分です。移動運用でも VFO を切り替えるということはやらないでしょうし、外国で無線をやるときは CT か writelog を使いますので。
DOS 版はサポートしていません。

(3) Writelog
 リグからの周波数データの変化には追従しますが、ソフト側からのバンドや周波数の切り替えができません。切り替えの要求をリグが撥ね付けている、という感じです。原因がわかりませんが、おそらく動作確認をしていない
のでしょう。
また、DIP SW 3 番を ON にしているとコールサイン入力欄からの周波数変更もできなくなりました。

CT の ML の過去ログ見ると、CT でサポートしていないリグについては、インターフェースについている DIP SW で機種ごとに割り振られているアドレスを変更して (例えば、IC706 には 48H が割り振られていますが、これを IC756 のアドレスである 50H に変更する)、セットアップしている方がいますね。writelog では IC751 はサポートしているのですが、思うように動作しないので、この方法は試してみる価値があるかもしれません。UX-14PX では 3FH までは変えられそうです。気が向いたら CT でもやってみます。

(4) zLog for Windows
 Win2k にも対応するようになってから、ダウンロードして使ってみました。リグと PC と間の周波数データのやりとりがうまくいっていません。Writelog よりひどいです。これも動作確認をしていないのでしょう。

動作確認ができないのはしょうがないと思いますので、ユーザー側でうまく使えるようなソフトを選ぶ、とか何とかしてマトモに動くように工夫する、ということになるのでしょうかね。Logger とか DXbase などは使っていませんの
で私にはわかりません。

Thanks to JR4ISF