AGC Mod by Inrad

概要

FT1000MPのAGC fastは立ち上がり立ち下がり共にかなり早く設定されているようですが、あまりに早すぎてCWでS9レベルのもうパイルアップを受けたときに一番強いキーイングの合間に聞こえる若干弱い信号も同じ信号レベルに増幅されて(AGCのお陰!!)結果、パイルアップがただのビートにしか聞こえなくなるそうです。

これはK2KWが6Yへコンテストをやりに行った際のアドバイスに基づくもののようです。普段は必要ないとは思いますが、WRTCの参加者のコメントで”やっときゃよかった”というのを見ましたし、2000年のTS7Nでのパイルもすごかったのであのクラスになると必要かと思い処置しておくことにしました。

この改造で立ち上がり時間が300us→400us、立ち下がり時間が90ms→150msになるそうです。

 

Inradのdocumentはこちら

改造の実際

IFユニットにC+Rを挿入する。

改造の手順

まずはネジを全部はずして上下カバーをはずします。

最初の改造はIFユニットですからIFユニットの場所を確認します。IFフィルタが並んでいるのがIFユニットです。基板がとまっているネジを全部はずして、基板が裏返せるようつながっているケーブルをすべてはずします。はずしたケーブルの場所は覚えておきましょう。(基板に色が印刷されています)

基板をひっくり返したら、documentと基板をよく照らし合わせて部品を取り付ける場所を探します。見つけたら場所にあわせて送られてきたCとRを加工します。CとRをシリーズに半田付けしてサイズをあわせてきります。準備が出来たらこんな風に付属の黒い熱収縮チューブに入れて半田付けします。ドライヤーであぶって収縮させておいてもいいです。

こんな感じでつきます。これはIF ユニットを取り外して裏側につけるのでさほど大変ではありません。どこにつけるのか探すのが大変なくらいです。まあもう少し年をとって老眼になってくるとこの手の細かい作業はかなり億劫になってくると思います。

効果の程

まだこの効果がわかるほどのどパイルを浴びたことがないんですよねー


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