ZL9CI DXpedition ZL9CI Top Next

キャンベル島はニュージーランド本土から約500km南方にあるニュージーランド領の島で,DXCC上はオークランド諸島と共に別エンティティとして扱われます.以前は気象観測所に勤務するハムにより散発的に運用が行われていましたが,気象観測所が無人になって以来運用が無くDXペディションが待たれていました.今回のDXペディションは1995年にZL8RIを成功させたKenZL2HUらの2年半にも及ぶ綿密な計画の末実現しました.キャンベル島は島全体が自然保護区として立ち入りを厳しく制限されており,長期間の上陸許可を得るのには困難を伴いました.また上陸は昼間しか許可されず,我々も夜間は原則として船に戻る事が義務づけられました.

メンバーはニュージーランドを中心に精鋭のオペレータが選りすぐられ, ZL2HU Ken, ZL2AL Lee, ZL2BSJ Wilbert, ZL1CN Murray,ZL2URN Jason,VE3XA Brian,EI6FR Declan, GI0NWG Andrew,N5KO Trey, 9V1YC James,そして私JH4RHFが世界各地から集結しました.

今回の運用の目標はMost Wanted Country Listの上位20位以内にランクされているZL9を少しでも下位に引き下げること,特に高いヨーロッパでの需要を少しでも多く満たすことです.そのため常時6局運用, 最大9局運用可能の設備を設置,アンテナに至っては14本建設されました.

1月1日,11人のオペレータと2tonの機材を載せた船"Braveheart"はWellington港を出航しました. Braveheartは福岡県水産技術センタの調査船だった船で,至る所に日本語の表記が残っています.そのため航海中私は通訳としてクルーの手助けする場面もありました.

出航した当初はニュージーランド本土沿いを南下するため,海も穏やかで甲板上でアンテナの組立もできますし,MM運用も開始されました. 本土を離れ南下を始めると急に海は荒くなり,ベッドから起きあがるのも容易ではありませんでした. 航海3日目, 1月4日夜にはキャンベル島のPerseverance湾に投錨しました.

ZL9CI Top Next